切られお富!

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ブログのカテゴリー名、変えます。

2015-09-18 22:16:43 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
最近はすっかり政治ネタを書いていない拙ブログですが、ここへきて政治ネタのカテゴリー名を変えようと思います。そして、ちょっとくらいはこういうネタを解禁しようかと。ということで、今後ともよろしくお願いいたします。

政治ネタのカテゴリー名を「政治少女死なず 反小泉宣言」としてきましたが、あれほど嫌いだった小泉を超えて、戦後最悪の総理大臣が出てきたなということで、「政治少女死なず 反アベ宣言」に変更いたします。

ちなみに、「政治少女死なず」は、大江健三郎の「セブンティーン 政治少年死す」からとっていて、これは大江健三郎が右翼からの圧力に屈してお蔵入りにしている作品だったんですが、いまやネットなんかで簡単に読めてしまうんですよね。でも、同じく作者深沢七郎が右翼からの攻撃を受けてお蔵入りにした「風流夢譚」に比べて面白いかというと、かなり?マークですが・・・。

しかし、今となっては、小泉は安倍より何パーセントかはましだった気さえしてしまいます。第一、なんだかセンスとか品とか教養がないでしょ。自分に自信のある法案だというのなら、ミヤネ屋だとか「そこまでいって委員会」じゃなくて、あえてこの時期にテレ朝とかTBSの番組にでも出て、堂々と論戦張ったらいいでしょう。なんだか、セコイんですよね。(秀才で切れ者だった岸信介なら、もうちょっと直球勝負でやった気もするが・・・。)

一方で、この人およびその周辺って、言論弾圧平気な人たちでしょう。NHKなんて、ある種被害者ですよ。国会中継もできないんだから(予算を国が握っているテレビ局ですから。)。おまけに、野次の下品さが総理として最悪。

わたしは必ずしもテレ朝(といっても、最近の解説員(?)はやけに保守反動みたいな感じだが)、TBSは好きじゃないんだけど、読売、産経が世の中の標準論調になっちゃったら、さすがにまずいですよ。読売、産経、朝日、毎日、に日経と赤旗!そして東京新聞って、左右&労使バランス的にもよいんじゃないかと、最近になって思うようになりました。

また、蓮舫がいみじくも言った「自民党が国民を見ず安倍首相しかみていないことがよく分かった。」って、至言だと思います。わたしも、以前は必ずしも反自民じゃなかったんだけど、自民党から顔の見える政治家がいなくなったというか、主流、反主流も含め個人商店の集まりだというのが特徴だった自民党が、いまや単色の無個性集団に変わったということを、何となく感じます。そのことを象徴するのが、朝生への自民議員出席総キャンセルの一件でしょう。昔なら、若手改革派みたいな連中が出てきて、それなりの発言をしてきたわけだから。

また、イラン駐日大使が、安倍の説明したホルムズ海峡の機雷掃海の件をめぐって、「全く根拠がない」と抗議した話は、なんだか情けない気がしたものでした。そもそも、いまや対話路線のイラン現政権だというのに、一国の総理があの説明を国会はおろかいろんな番組に出てきてやっていたんですから。こんな国際感覚で大丈夫なのかと。

加えて、砂川判決の解釈歪曲も、一法学士のはしくれとして言わせてもらうと、あまりにも酷いものでした。砂川判決自体もアメリカ大使の筋書き通りに最高裁長官が書いたいわくつきのものですが、あれを言い訳にするっていうのは、あまり筋の良くない官僚とかブレーンで固めているってことでしょう。なので、後から大方の憲法学者が違憲だというわけですよ。

というようなわけで、呆れてものもいえない感じながら、何も言わないのもどうなんだということもあり、チラチラくらいは書いていこうかと。ただ、こういうことを書かなくなった原因が、ツイッターの論争できない連中、下品でヒマな連中のためなんで、コメントに関しては多少抑制しようと思います。意見が違っても、有意義な論争なら歓迎してきたけど、ネットのリテラシーは著しく下がっていますから、良識だけに頼っていられないですからね~。ま、今後に注目してください。

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