切られお富!

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今年の秋の国立劇場の歌舞伎は、三カ月連続「仮名手本忠臣蔵」なんですね!

2016-05-21 00:03:12 | かぶき讃(トピックス)
われながら情報遅いんですが、国立劇場開場50周年記念ということで、10月からの歌舞伎公演は仮名手本忠臣蔵の通し上演になるんですね。配役が今から楽しみ。三カ月連続「元禄忠臣蔵」のときは、内蔵助が吉右衛門、藤十郎、幸四郎だったけど、今回はどうなるんですかね。ま、吉右衛門、仁左衛門、幸四郎なんだろうなあ~。ということで、簡単に感想を。

通しでやってもらえると、普段省略されてしまうくだりが観られるし、歌舞伎座の昼夜通し上演では除かれる「山科閑居」も流れのなかで鑑賞できる。なので、好企画だと思うんだけど、松竹さんはこういう興行形態やりたがらないですよね。たまにはやったらいいのに・・・。

なので、個人的には、秋は仮名手本忠臣蔵の読み直し運動になりそうです。上演台本と資料集も楽しみですね。もちろん、観劇の手引きには関容子さんの『芸づくし忠臣蔵』が必携でしょう。この本は全段の芸談が載っていますものね~。

ま、とにかく、配役が楽しみ。長らく国立の舞台に出ていない玉三郎もたまには出てほしいなあ~。しかし、この間の歌舞伎座はどうなるんですかね。「芝翫襲名」の月以外がたいへんでしょうね。

なお、12月の国立小劇場も文楽の仮名手本忠臣蔵の通し上演。なかなか、歯ごたえのある、2016年後半です。

PS:とりえあず、歌舞伎の方はSP版復刻のCD『復刻 仮名手本忠臣蔵』(十五代目羽左衛門他)がでているけど、文楽の方は『義太夫「仮名手本忠臣蔵」大全』(8世綱大夫他)が廃盤でしょう。この機会に復刻してほしいものです!ダメですか、キングレコードさん!


芸づくし忠臣蔵 (文春文庫)
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文藝春秋


義太夫「仮名手本忠臣蔵」大全
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キングレコード


復刻 仮名手本忠臣蔵
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日本伝統文化振興財団
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