前の記事を書いてから急いで2巻と3巻を買いに行ったんだけど、一気に読んでしまったこのマンガ。今年みたいな年だからこそ、政治にこんな夢を見たいって心底思える、そんな作品です!
話は、独裁的総理大臣、ステテコ姿の「世直し源さん」こと本田源太郎をめぐる物語で、作者が「童話」と称しているように、実に空想的、楽天的なストーリー展開ではある。
でも、こんな強引な話の持ってき方をしない限り、あるいは「源さん」みたいな超人を連れてこない限り収拾のつかないのが、まさに今の日本の政治なんじゃないのって、つくづく思う。だから、「政治ってこんなに簡単じゃないよ」って批判は的外れで、そんなこと作品の最後のコマを見れば、作者だってそういうペシミズムをどこかで共有していることがすぐわかる。
そして、作品同様に感動したのが、最終巻である3巻の巻末、作者・業田良家自身の「回想とあとがき」。青木雄二と吾妻ひでおを足して二で割ったような朴訥とした語り口なんだけど、作者の素朴な真摯さが伝わってきて、その本気度に胸を打たれる。
しかし、それにしても本の帯が、夏目房之介、岡田斗司夫、いしかわじゅんで、解説が大月隆寛というBSマンガ夜話のレギュラー陣だっていうのはなかなか壮観! で、それぞれのコメントが実に気合が入っている。(大月氏の指摘については、わたしの前の記事をどうぞ!)
「夏目房之介、快哉!源さんは現代政治の『水戸黄門』だ!」
「岡田斗司夫、激賞!現代日本人のための『クリスマス・キャロル』」
「いしかわじゅん、断言!政治は、娯楽だ!」
というわけで、今年最後の必読書!絶対にお奨めです!!
話は、独裁的総理大臣、ステテコ姿の「世直し源さん」こと本田源太郎をめぐる物語で、作者が「童話」と称しているように、実に空想的、楽天的なストーリー展開ではある。
でも、こんな強引な話の持ってき方をしない限り、あるいは「源さん」みたいな超人を連れてこない限り収拾のつかないのが、まさに今の日本の政治なんじゃないのって、つくづく思う。だから、「政治ってこんなに簡単じゃないよ」って批判は的外れで、そんなこと作品の最後のコマを見れば、作者だってそういうペシミズムをどこかで共有していることがすぐわかる。
そして、作品同様に感動したのが、最終巻である3巻の巻末、作者・業田良家自身の「回想とあとがき」。青木雄二と吾妻ひでおを足して二で割ったような朴訥とした語り口なんだけど、作者の素朴な真摯さが伝わってきて、その本気度に胸を打たれる。
しかし、それにしても本の帯が、夏目房之介、岡田斗司夫、いしかわじゅんで、解説が大月隆寛というBSマンガ夜話のレギュラー陣だっていうのはなかなか壮観! で、それぞれのコメントが実に気合が入っている。(大月氏の指摘については、わたしの前の記事をどうぞ!)
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