このブログには、永井荷風の『断腸亭日乗』じゃないけど、同時代的な証言とか感想を残そうという意図もあるので、あえて書きます。もちろん、小沢一郎関連の逮捕劇です。まあ、のちのち大ハズレだったなんてことになる可能性もあるけど、愚直、正直な感想もいいでしょ。では、早速・・・。
石川議員を逮捕へ=小沢氏団体の報告書不記載-政治資金規正法違反・東京地検(時事通信) - goo ニュース
①メディアやメディアに載せられた連中は色めき立っているけど、鳩山由紀夫や小沢一郎の件って、特捜がやるような内容なんですか?
というか、とりあえず小沢一郎に絞ると、政治資金収支報告書の「虚偽記載」程度(法的には「形式犯」というやつですね。)で国会議員を逮捕するのはやりすぎなんじゃないですか?それに、やりすぎだというコメントを残しているメディアがないのが何より変だと思います。
これで逮捕だったら、自民政権時代にもっと凄そうな疑惑がいくらでもあったじゃないですか?
少し、冷静になるべきですね、特にテレビ!
②そもそも論で思ったのは、収賄の容疑ならともかく、「虚偽記載」くらいで極悪人みたいな印象になったり、幹事長辞任すべきっていう世論は、理屈も何もないなあという話。
世論調査の感情論には辟易しますね。
ただし、一応断っておきますが、わたし、小沢一郎シンパでもなんでもないですよ。基本的には関心のない人物というカテゴリですから。
③と思っていたら、力強い援軍みたいなことを言っている方がいるんですね~。
>小沢民主党幹事長の政治団体「陸山会」による世田谷の不動産取得をめぐる政治資金の問題を取り上げた1月10日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」、コメンテーターで出演した私が、「小沢一郎氏からの借入金4億円」は陸山会の2004年の収支報告書に記載されている」と発言した途端、司会の田原総一朗氏は、「ええっ」と驚愕の声を上げ、スタジオ中が静まりかえった。
・「4億円不記載」とは一体何なのか(日経ビジネス 郷原信郎弁護士の記事)
まあ、詳細は上記の記事をどうぞ。
しかし、検察って何様ってことが今後問われるべきですよ。ウルトラ保守の固まりみたいな組織なのでは?
④というのも、警察、検察、公安の暴露本なんかを読むと、彼らの時代錯誤ウルトラ保守ぶりがよ~く出てくるでしょう。
そもそも、戦前の帝人事件という、内閣を総辞職に追い込んだ事件だって、当時の検察(*司法出身の右翼政治家・平沼騏一郎が主導したといわれる。平沼赳夫の養父。)のでっちあげだといわれているし、彼らも所詮司法「官僚」ですからね。
たとえば、先日の宮内庁長官なんかも、じつは元厚生事務次官で長妻議員に攻撃されたことを恨んでいる人物だって話でしょ?
(だから、アレは天皇の政治利用なんて話じゃなくて、本当はたんなる「アンチ民主党」という人物の仕業だって話。だから、自民党が同じことをやったって、彼は勝手に会見なんかやらなかった可能性が高い!)
⑤また、先日テレビで知ったんだけど、水谷建設の絡んだ福島県知事の事件って、でっちあげとの批判が絶えないようですね。
まだ読んでいないんだけど、元知事の『知事抹殺』という本、読んだら感想をUPしましょう。
★ ★ ★
というようなわけで、わたし、今回の小沢氏に絡んだ事件には、はなはだ懐疑的です。
今後の進展には注目せざるを得ないですね、検察リーク垂れ流しのマスコミは無視しますけど!
石川議員を逮捕へ=小沢氏団体の報告書不記載-政治資金規正法違反・東京地検(時事通信) - goo ニュース
①メディアやメディアに載せられた連中は色めき立っているけど、鳩山由紀夫や小沢一郎の件って、特捜がやるような内容なんですか?
というか、とりあえず小沢一郎に絞ると、政治資金収支報告書の「虚偽記載」程度(法的には「形式犯」というやつですね。)で国会議員を逮捕するのはやりすぎなんじゃないですか?それに、やりすぎだというコメントを残しているメディアがないのが何より変だと思います。
これで逮捕だったら、自民政権時代にもっと凄そうな疑惑がいくらでもあったじゃないですか?
少し、冷静になるべきですね、特にテレビ!
②そもそも論で思ったのは、収賄の容疑ならともかく、「虚偽記載」くらいで極悪人みたいな印象になったり、幹事長辞任すべきっていう世論は、理屈も何もないなあという話。
世論調査の感情論には辟易しますね。
ただし、一応断っておきますが、わたし、小沢一郎シンパでもなんでもないですよ。基本的には関心のない人物というカテゴリですから。
③と思っていたら、力強い援軍みたいなことを言っている方がいるんですね~。
>小沢民主党幹事長の政治団体「陸山会」による世田谷の不動産取得をめぐる政治資金の問題を取り上げた1月10日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」、コメンテーターで出演した私が、「小沢一郎氏からの借入金4億円」は陸山会の2004年の収支報告書に記載されている」と発言した途端、司会の田原総一朗氏は、「ええっ」と驚愕の声を上げ、スタジオ中が静まりかえった。
・「4億円不記載」とは一体何なのか(日経ビジネス 郷原信郎弁護士の記事)
まあ、詳細は上記の記事をどうぞ。
しかし、検察って何様ってことが今後問われるべきですよ。ウルトラ保守の固まりみたいな組織なのでは?
④というのも、警察、検察、公安の暴露本なんかを読むと、彼らの時代錯誤ウルトラ保守ぶりがよ~く出てくるでしょう。
そもそも、戦前の帝人事件という、内閣を総辞職に追い込んだ事件だって、当時の検察(*司法出身の右翼政治家・平沼騏一郎が主導したといわれる。平沼赳夫の養父。)のでっちあげだといわれているし、彼らも所詮司法「官僚」ですからね。
たとえば、先日の宮内庁長官なんかも、じつは元厚生事務次官で長妻議員に攻撃されたことを恨んでいる人物だって話でしょ?
(だから、アレは天皇の政治利用なんて話じゃなくて、本当はたんなる「アンチ民主党」という人物の仕業だって話。だから、自民党が同じことをやったって、彼は勝手に会見なんかやらなかった可能性が高い!)
⑤また、先日テレビで知ったんだけど、水谷建設の絡んだ福島県知事の事件って、でっちあげとの批判が絶えないようですね。
まだ読んでいないんだけど、元知事の『知事抹殺』という本、読んだら感想をUPしましょう。
★ ★ ★
というようなわけで、わたし、今回の小沢氏に絡んだ事件には、はなはだ懐疑的です。
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特捜検察の闇 (文春文庫)魚住 昭文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
正義の正体田中 森一,佐藤 優集英社このアイテムの詳細を見る |
検察の正義 (ちくま新書)郷原 信郎筑摩書房このアイテムの詳細を見る |
公安化するニッポン―実はあなたも狙われている!鈴木 邦男WAVE出版このアイテムの詳細を見る |
選挙で勝って権力を握ることだけが自己目的化している政治家はやっぱりおかしいですよ。
小沢の思惑どおり次の選挙で民主が勝って自民党が完全に滅びても、さらに劣悪な第2自民党ができるだけで暗たんたる展望しか見えません。一刻も早く第3極の登場を望むばかりです。
わたしは法律については原理主義者なのでどうも気になるんですが、まだ「別件逮捕」の段階であり、検察が考える「本丸」には辿り着いていないにもかかわらず、メディアは世論調査を振りかざすでしょ?
メディアの仕事は不確かな情報を元に世論調査をすることではなくて、真相を究明することだと思うんですよ。そのあたりの履き違えを司法官僚にうまく使われているという印象ですね。
それと、小沢一郎個人についていえば、わたしもあまり関心ありませんし、彼の「日本改造計画」に代表される理念もいまや古びてきていると思います。
ただ、それにしてもマスコミは小沢=ヒール役を強調しすぎ。
ついこの間まで野党だった党の政治家が、そんなにすべてのことに力を持ちうるのか?もっと、世の中のことって、複合的な要因で動いているのではないでしょうか?わたし程度の人生経験でもそうんな感じがしますよ。
強力な力を持った政治家一人で世の中が動いているみたいな幻想は、新聞メディアの発想の古さや限界を象徴していると思います。
いつも楽しく読んでます。
テレビはじめ、報道がなんか、へんですよね。この時期違うだろ、たたけば、ほこりがもうもうとたつところ、ほかにもあるんじゃないの?って、思ってます。
これは官僚組織のクーデターだってだれかコメントしてる人いましたけど、そういう見方も含めて、せめていろんな見方を報道してほしいです。
諸般の事情で、ご返事遅れました。すいません。
仰るとおりだと思います。
魚住昭氏の『特捜検察の闇』や元特捜の田中森一氏の本なんかを読むと、いかに特捜が政治動静を意識しているかよくわかります。
これらの本で、「政治的に影響力のある案件」や「上から圧力がかかった案件」の立件があっさり取りやめられた事例を読むにつけ、今回の鳩山&小沢狙い撃ちがいかにも不自然に感じますよ。
自衛隊にせよ、司法官僚にせよ、公安あたりにせよ、上層部の「反共」「反中国」「追米」といった頑迷固陋としか思えない思想背景の内幕がよく暴露本で出てきますが、今回の件も、そんなあたりと繋がっているんじゃないでしょうか?
それと、確か田中森一氏の本の中で、元検察の弁護士(いわゆるヤメ検弁護士)が検察フォローのコメントや論文を書いて、無理やり検察を擁護する姿勢を批判してましたね。河○某という日テレによく出る人のことなんか、名指ししてましたが・・・。