この本は、今の三津五郎のおじいさんにあたる八代目が書いた食べ物エッセイ。なにしろ、この八代目はふぐの毒にあたって死んだというくらいで、たいへんなグルメとして知られていたひと。文章の方もなかなかの名文家で、食通と名演奏家には名文家が多い気がしますね~。
今月の歌舞伎チャンネルで放送されている三津五郎と林家正蔵の対談番組でも、当代十代目のグルメぶりが話題になっていたけれど、このおじいさんにして、この孫っていうところですかね。
この本では、芝居に関連した食べ物の話がいろいろ出てくるのだけど、女中さんのやっていることをしっかり見ておくことも役者の修行のひとつだという、「太功記」や「鎌倉三代記」の話なんかは興味深かったですね。
それと、「團十郎煮」というものがあるのは初めて知りました。
ところで、芝居と食べ物に関するエッセイというと、渡辺保さんの『芝居の食卓』なんていう本もなかなか面白いし、純粋に食べ物エッセイということなら、『魯山人味道』とか、内田百の『御馳走帖』、『檀流クッキング』なんていうのも、名文だったりしますよね。
ただ、面白く読むなら『文人悪食』なんかもよかったりするけども・・・。
ところで、寒くなるとこういう食べ物エッセイが無性に読みたくなってしまうのは、わたしだけなんでしょうか?!
PS:マンガだと、よしながふみの『きのう何食べた?』と『愛がなくても喰ってゆけます』なんかもあったなあ~。
今月の歌舞伎チャンネルで放送されている三津五郎と林家正蔵の対談番組でも、当代十代目のグルメぶりが話題になっていたけれど、このおじいさんにして、この孫っていうところですかね。
この本では、芝居に関連した食べ物の話がいろいろ出てくるのだけど、女中さんのやっていることをしっかり見ておくことも役者の修行のひとつだという、「太功記」や「鎌倉三代記」の話なんかは興味深かったですね。
それと、「團十郎煮」というものがあるのは初めて知りました。
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PS:マンガだと、よしながふみの『きのう何食べた?』と『愛がなくても喰ってゆけます』なんかもあったなあ~。
八代目坂東三津五郎の 食い放題 (光文社文庫 は 25-1)八代目 坂東 三津五郎光文社このアイテムの詳細を見る |
芝居の食卓渡辺 保朝日新聞社このアイテムの詳細を見る |
魯山人味道 (中公文庫)北大路 魯山人,平野 雅章中央公論社このアイテムの詳細を見る |
御馳走帖 (中公文庫)内田 百けん中央公論社このアイテムの詳細を見る |
檀流クッキング (中公文庫BIBLIO)檀 一雄中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
文人悪食 (新潮文庫)嵐山 光三郎新潮社このアイテムの詳細を見る |
きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)よしなが ふみ講談社このアイテムの詳細を見る |
愛がなくても喰ってゆけます。よしなが ふみ太田出版このアイテムの詳細を見る |
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