切られお富!

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ぼり・うむ (東新宿)

2016-03-19 23:59:59 | お富、味道
グルメ記事といってもラーメン、カレーにお好み焼きくらいしか出てこないんで、B級感満載の拙ブログですが、またしてもラーメンです。ここは、以前「竈(かまど)」というラーメン店の店主だった方が、「竈」閉店後に開いたお店。新宿小滝橋通りにあった、まだブレイク前で狭かった時代の「竈」に通っていたわたしとしては、どうしても一度行っておきたくて、行ってみました。とりあえず、感想。

大江戸線の東新宿駅というと、地理的には新宿三丁目と早稲田の中間くらいの場所ですかね。明治通り沿いにお店があります(印象的な人形?が目印)。

その名の通り、ボリュームをコンセプトの一つにしているんでしょうけど、味もやっぱりよかったです。わたしは醤油味のチャーシュー麺にしたんだけど、どうだといわんばかりに、器に半円を描く極長チャーシューに濃厚なスープとよくからむ太麺。わたしの好きだった「竈」からさらに進化した一杯で、味も量も満足して帰りました。

で、余談ですが、店主が昔書いた本がわたしには面白くて、この本を読むと、成功する人は成功するだけの努力をしているんだって、よ~くわかります。なので、飲食業のみならず、好きなことを職業にしようという人すべてに参考になる本だと思うんですよね。

学生時代のアルバイトからサラリーマン時代、転職、ラーメン店での修業時代と、すべて無駄にしていない姿が感動的だし、「竈」のラーメンの食材原価が4割強だったというエピソードにも驚かされました。じつは、ささやかながら、飲食店経営にちょっとだけタッチしたことがあるんですが、通常の飲食店の食材原価率は3割程度。一等地の高級料理店にいたっては3割切るケースも少なくないんですが、4割を超える食材原価率でラーメンを出す店主の覚悟たるや凄いです。

「俺のフレンチ」みたいに、立ち食い形式で、回転率を高回転化させることにより食材原価率60%を実現している恐るべき策士みたいな経営もありますが、普通は人件費も固定費も落とせないんで、食材原価を落として帳尻合わせるのが一般的でしょう。

ということで、余談が長くなりましたが、仕事帰りに寄りたいお店が増えてよかったです。なお、B級グルメのお店では、ダラダラいないですぐ帰るのがマナー。理由はもはや説明不要ですよね。

なお、店内の壁に世界各国の方の絶賛外国語コメントが書かれていて、興味深かったです。量にこだわるこだわらないに関わらず、おすすめです。

・【ラーメン店主】ネットで評価する人たちに苦言(ここの店主の記事)

超人気ラーメン店「竃」成功の秘密
清水 博丈
双葉社


俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方
クリエーター情報なし
商業界
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