切られお富!

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バルシャイ指揮マーラー交響曲10番を聴きに行った!前編

2004-12-15 08:20:20 | カメレオンのための音楽
群馬交響楽団 定期演奏会 バルシャイ指揮マーラー第10交響曲
(群馬音楽センター)に行った報告です。(11月27日)

生まれて初めてクラシックのコンサートに行きました。(自腹で。)

小中学生時代に学校でクラシック演奏会があって聴いた記憶はありますが、ちゃんと自分の意思で行ったのは今回が初めてなので、さすがにちょっと気合が入りしました。東京事変のアルバム『教育』(11月25日)は買ったけどあえて封を切らず、ここのところひたすらマラ10を聴いていました。

そもそも、マラ9が好きだったところへ、吉松隆編者「クラシックの自由時間」という本のなかの吉松氏の発言「マーラー全交響曲中のベスト1!と叫びたくなる逸品」というのに乗せられて、吉松氏推薦インバル盤の10番(¥1000)を買ったのがきっかけ。そのうちクラシック突撃隊さんのHPでバルシャイ盤の存在と群響の実演を知って行ってみる事にしました。

チケットはネットで予約して、3,000円の席をゲットしましたが、調べたら交通費が各駅停車で往復4000円以上。しかも2時間以上かかることがわかり、思わず絶句。新幹線を使えば早く着きますが、さすがにもったいないし…。まあ、小旅行のつもりで行こうと心に決め、かかる時間と経費から妙な気合が入り、先週は<私のマラ10週間>となりました。

高崎は勿論のこと、群馬は初めてでしたが、群馬交響楽団が今井正の映画「ここに泉あり」のモデルだと知って、「へえ~」と思いました。じつはこの映画、スクリーンで観てるんですよ。今を去ること云年前、ひたすら学校をサボって映画館通いしていた頃、平日昼間の某名画座でやっていたんですよ、確か今井正監督特集「ここに泉あり」と「どっこい生きてる」の二本立て!観客は数えるほどしかおらず、どうみても観客の最年少は私でした。当時古い邦画なら何でも見ていた私ですが、さすがに二本とも楽しんだとは言えず、「ここに泉あり」に関しては、戦後を描いた牧歌的な映画だなという印象のみ。(因みに、「どっこい生きてる」のほうはビットリオ・デシーカのイタリア映画「自転車泥棒」を戦後の日本に置き換えたような話で、黒澤明の「どん底」が洗練されて見えるほどのすごい貧乏描写だった。あまり面白くはないけれど…。)

まあ、どうでもいい話はともかく…。と、本題の演奏会の感想は後編で!(こればっか?)

PS;蔵出し原稿(11月28日筆)の為、時間の推移がちょっとあってません。あしからず。
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2 コメント

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読んでますゾ (隊員)
2004-12-16 21:55:06
いいところで前編として切りましたね。

早く後編が読みたい。

初の本格コンサートがマラ10ってのも凄いし、それが群馬音楽センターってのも凄い。



サントリーかミューズ川崎も是非体感してほしい。

いろんなホール巡りは、面白いですよ。
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隊員さん、こんにちわ! (切られお富)
2004-12-17 11:15:16
音楽について書くのって難しくて、とりあえず途中までを出してみました。続きをお楽しみに!



それと、ホール巡りが楽しそうな気がしてきた今日この頃です。



あと『げんしけん』面白そうですね。私もじつは「オタク系気質」なので(自分からカミングアウトしなくても、バレバレかな?)、気になってます。オタクなくして、この百花繚乱のネット文化だってないですよね。



本屋さんで探してみよう!



では。

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