恥ずかしながら、戦後派の作家・織田作之助の作品に、吉田文五郎についての作品があったとは知らなかった!因みに、文庫の表紙は吉田蓑助さんですよ!
織田作之助といえば、太宰治と同時期の作家で、映画や文楽にもなった『夫婦善哉』でもよく知られてますよね。
(因みに、太宰治には早世した織田作之助についての文章「織田君の死」というのがあって、そこで太宰は「織田君、きみは、よくやった」なんていってます。)
さて、戦中戦後の人形遣いの名人・吉田文五郎って、谷崎潤一郎の『蓼食う虫』にもでてくるくらいだけど、吉田蓑助さんの師匠でもあるんですよね。
さて、織田作(オダサク)の短編だけど、聞き書きの体裁をとりながら、大阪弁口語調の好短編に仕上がっています。
もちろん、実際の文五郎の語りから出来ているとはいえ、構成の巧みさは作家・織田作のもの。文楽を知らなくても、読み物としても充分よいです。
太宰、安吾に比べて、なんだか忘れられている作家になっている織田作。
大阪弁、文楽、あたりをキーワードに再読するのもいいかもしれませんね~。
<おまけ>
・春 千本桜 谷崎潤一郎
織田作之助といえば、太宰治と同時期の作家で、映画や文楽にもなった『夫婦善哉』でもよく知られてますよね。
(因みに、太宰治には早世した織田作之助についての文章「織田君の死」というのがあって、そこで太宰は「織田君、きみは、よくやった」なんていってます。)
さて、戦中戦後の人形遣いの名人・吉田文五郎って、谷崎潤一郎の『蓼食う虫』にもでてくるくらいだけど、吉田蓑助さんの師匠でもあるんですよね。
さて、織田作(オダサク)の短編だけど、聞き書きの体裁をとりながら、大阪弁口語調の好短編に仕上がっています。
もちろん、実際の文五郎の語りから出来ているとはいえ、構成の巧みさは作家・織田作のもの。文楽を知らなくても、読み物としても充分よいです。
太宰、安吾に比べて、なんだか忘れられている作家になっている織田作。
大阪弁、文楽、あたりをキーワードに再読するのもいいかもしれませんね~。
<おまけ>
・春 千本桜 谷崎潤一郎
聴雨・蛍―織田作之助短篇集 (ちくま文庫)織田 作之助筑摩書房このアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます