切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『のだめカンタービレ 19』 二ノ宮知子 著 

2007-11-30 18:18:10 | 超読書日記
BSマンガ夜話の「のだめ」の回を見てから感想書こうと思ってました!最新の19巻は、わたし的にはあたりだったな~。感想です。

番組中、笹峯あいさんも言ってたけど、冒頭のシーンで千秋が「のだめさん」って言ったくだりは、「おっ!」って思いましたね、いよいよ進展するのかなって感じで。

でも、19巻全般的には、話の舞台が日本のときのような、にぎやかでギャグ満載な巻でしたよね。

このマンガって、千秋&のだめに話の中心が絞られた巻は、センチメンタルになりすぎるところがあって、特に舞台がパリに移ってからはそんな感じですよね。

でも、今回は人物が増えたせいか、湿っぽくならなくてよかった、よかった!

前半のウィーン観光は、まだウィーンに行ったことがないので、今後の旅行の参考になりそうです。(そういえば、まだ読んでないけど、一条ゆかりの『プライド』も舞台がウィーンに移ってるんですよね。)

ところで、番組ではあんまり語られていなかったけど、わたしが「のだめ」に限らず、この作者の作品が好きなのは、ちょっと冷めた視点からの突込みがとっても面白いから。

たとえでいうと、さくらももこの、ちょっと引いたところから見てるような老成した感じのギャグ感覚に似てると思うんですよね。

それと、夏目房之介さんの本の「のだめ」論にも出てきていたけど、夏目さんのお父さん(つまり、夏目漱石の息子)がオーケストラのコンマスだったという話って、わたし的には結構「へぇ~」でした。

ところで、いしかわじゅんさんのHPに「のだめ」の回の日記がアップされてないなあ~。そっちも楽しみ!!

<以前の記事>
・『のだめカンタービレ 18』 二ノ宮知子 著 
・祝!BSマンガ夜話、復活!


・BSマンガ夜話公式HP

のだめカンタービレ #19 (19) (講談社コミックスキス)
二ノ宮 知子
講談社

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マンガは今どうなっておるのか?
夏目 房之介
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