珍しく経済ネタなんですが、オリンパスの一件で監査役だけが責任を問われるのって酷でしょ。このあたりにも日本における監査役の地位の低さが現れてるんじゃないかしら?むしろ、監査法人の方が問題なんじゃないですか?というわけで、簡単な感想っ。
今の会社法になってから、監査役の地位が法律上上がったとはいっても、常勤監査役なんて、「上がっちゃった人」の窓際ポストって感じだし、非常勤にいたっては外部のお付き合いポストってところでしょ。だから、職を賭して問題を指摘なんてするわけ無いでしょってことですよ。
だから、本当は権限あるんだって、牛島信の小説には書いてあったって、現実は・・・。
一方で、多額の監査報酬を受けているはずの大手監査法人がお咎めなしなんて、わたしには理解できません。結局、体制維持というか、混乱を避けるための「責任追及」としか思えなんですよね~。ま、最高裁の判決なんかの、いつもの「逃げパターン」。
こういうカギ括弧つきの「問題解決」ばかりやっているから、社会に閉塞感が漂うんじゃないですか?
というわけで、興味のある方は、リンクしてる本をどうぞ。
監査役に10億円請求 オリンパス 責任認定、5人提訴(産経新聞) - goo ニュース
今の会社法になってから、監査役の地位が法律上上がったとはいっても、常勤監査役なんて、「上がっちゃった人」の窓際ポストって感じだし、非常勤にいたっては外部のお付き合いポストってところでしょ。だから、職を賭して問題を指摘なんてするわけ無いでしょってことですよ。
だから、本当は権限あるんだって、牛島信の小説には書いてあったって、現実は・・・。
一方で、多額の監査報酬を受けているはずの大手監査法人がお咎めなしなんて、わたしには理解できません。結局、体制維持というか、混乱を避けるための「責任追及」としか思えなんですよね~。ま、最高裁の判決なんかの、いつもの「逃げパターン」。
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全く同感です。監査役なんて所詮は管理系部門長の「上がり」ポストですから、監視機能なんてゼロ。社長の鶴の一声でどこにだって行ってしまうような、哀しいサラリーマンです。
問われるべきは監査法人だと思っているのですが、”監査対象企業から”多額の報酬を受け取っているがために、彼らも最後には「守り」に入ってしまう、ここに問題の根源があるように思えてなりません。
ご返事が遅れてスイマセン。
確か欧米では、監査法人を株主が雇うんでしたよね。それだと、「物言う株主」にも説得力がありますよね。
ま、日本の制度なんて、すべて経団連寄りってことなんでしょう。というか、その根源は経団連寄りの政治家にあるんでしょうけれど…。