今年の初落語!個人的には、談志の没後に聴く、初の立川流の落語会でした。志らくが充実してるネ!というわけで、簡単な感想っ。
今回の会場の調布グリーンホールでは、何年か前に「立川流落語会」があって、そのときは談志も一席やっていました。
・その時のブログ記事
で、たぶん、談笑と松元ヒロはそれ以来なんじゃないですかね?そう考えると、演者も観客も感慨深いところだったんですが・・・。
というわけで、画像通り順を追って感想を書くと・・・。
・立川らく兵「たらちね」
噺の途中で誰かの携帯が鳴って、噺が中断。「こういうときのために前座がいる」みたいなくだりが妙にウケてましたね~。この瞬間は噺家と観客との間にコミュニケーションが成立したというか。でも、前座とか二つ目なりたてだと、落語はどうしても独り言っぽくなる。ディテールはさすがに志らくの弟子、下手じゃないと思ったんだけど。
・立川談笑「金明竹」&「イラサリマケー」
まくらの談志の棺にぬいぐるみが入れられたって話は面白かったですね。それが談笑の予想に反して、練馬の家にあったライオンのぬいぐるみ「ライ坊」ではなかったって話なんだけど、NHKのドキュメンタリーにも登場した練馬の談志邸って、今後どうなるんだろうなんて考えてしまいましたよ。
さて、噺の方。談笑の代表的(?)な演目ふたつを聴けてよかったんだけど、「金明竹」を終えたところで、時間が早く終わってしまい、無理やりやったもう一席が「イラサリマケー」!そういう意味では、本人の出来はいまいちだったかもしれないけど、楽しめました。ただ、大爆発とまではいかないな~。客層が若くないせいかな?
・松元ヒロ
テレビでは出せないネタで有名なこの人。今回は談志との出会いや思い出をハイテンションで語っていました。特に、談志との出会いのくだりがよかったなあ~。彼の舞台を観に来ていた談志が突然壇上に上がりスピーチ・・・、それが最初の出会いなんて、談志もカッコいいけど、そんな松元ヒロも羨ましいですよ~。調布はどちらかといえば左よりな町なので、「君が代」のアメリカ版は大うけでした。
・立川志らく「浜野矩随(はまののりゆき)」
そして、いよいよ志らく登場!何をやるのかと思えば、え~というような渋い噺。これは今は亡き先代の三遊亭円楽の十八番で当代の円楽も襲名興行でやっていましたね。
円楽の場合は、人情話の王道みたいな感じで、堂々たる口跡で演じていたって印象でしたが、今回の志らくはまったく違う。
志ん生がたまにやってた人情話のくだけ方って感じで、分別くさいところが微塵も無い(円楽には多少そういうところがあった。)。
主人公の矩随が母親の死を乗り越えて一人前の職人なっていく様は、談志亡き後の志らくの決意表明にも受け取れたし、わたしはなかなかの名演に当たったな~と感心しました。
しかし、以前聴いた志らくの高座が「柳田角之進」で今回が「浜野矩随」って、なんだか渋すぎる縁!?
次はどんな噺に当たるのかな?
というわけで、以上、簡単な感想でした!
今回の会場の調布グリーンホールでは、何年か前に「立川流落語会」があって、そのときは談志も一席やっていました。
・その時のブログ記事
で、たぶん、談笑と松元ヒロはそれ以来なんじゃないですかね?そう考えると、演者も観客も感慨深いところだったんですが・・・。
というわけで、画像通り順を追って感想を書くと・・・。
・立川らく兵「たらちね」
噺の途中で誰かの携帯が鳴って、噺が中断。「こういうときのために前座がいる」みたいなくだりが妙にウケてましたね~。この瞬間は噺家と観客との間にコミュニケーションが成立したというか。でも、前座とか二つ目なりたてだと、落語はどうしても独り言っぽくなる。ディテールはさすがに志らくの弟子、下手じゃないと思ったんだけど。
・立川談笑「金明竹」&「イラサリマケー」
まくらの談志の棺にぬいぐるみが入れられたって話は面白かったですね。それが談笑の予想に反して、練馬の家にあったライオンのぬいぐるみ「ライ坊」ではなかったって話なんだけど、NHKのドキュメンタリーにも登場した練馬の談志邸って、今後どうなるんだろうなんて考えてしまいましたよ。
さて、噺の方。談笑の代表的(?)な演目ふたつを聴けてよかったんだけど、「金明竹」を終えたところで、時間が早く終わってしまい、無理やりやったもう一席が「イラサリマケー」!そういう意味では、本人の出来はいまいちだったかもしれないけど、楽しめました。ただ、大爆発とまではいかないな~。客層が若くないせいかな?
・松元ヒロ
テレビでは出せないネタで有名なこの人。今回は談志との出会いや思い出をハイテンションで語っていました。特に、談志との出会いのくだりがよかったなあ~。彼の舞台を観に来ていた談志が突然壇上に上がりスピーチ・・・、それが最初の出会いなんて、談志もカッコいいけど、そんな松元ヒロも羨ましいですよ~。調布はどちらかといえば左よりな町なので、「君が代」のアメリカ版は大うけでした。
・立川志らく「浜野矩随(はまののりゆき)」
そして、いよいよ志らく登場!何をやるのかと思えば、え~というような渋い噺。これは今は亡き先代の三遊亭円楽の十八番で当代の円楽も襲名興行でやっていましたね。
円楽の場合は、人情話の王道みたいな感じで、堂々たる口跡で演じていたって印象でしたが、今回の志らくはまったく違う。
志ん生がたまにやってた人情話のくだけ方って感じで、分別くさいところが微塵も無い(円楽には多少そういうところがあった。)。
主人公の矩随が母親の死を乗り越えて一人前の職人なっていく様は、談志亡き後の志らくの決意表明にも受け取れたし、わたしはなかなかの名演に当たったな~と感心しました。
しかし、以前聴いた志らくの高座が「柳田角之進」で今回が「浜野矩随」って、なんだか渋すぎる縁!?
次はどんな噺に当たるのかな?
というわけで、以上、簡単な感想でした!
五代目 三遊亭圓楽 落語名演集 長命/浜野矩随 | |
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