VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

住まい・まちづくり活動推進協

2006年05月17日 | 住宅業界
私も家づくりに始まり、究極はまちづくりに関わりたいとかねてより考えているので
最近は再開発など、まちづくりの勉強会にも積極的に参加している。
逗子に越して、街が好きになればなる程その思いは強くなる。

「まちづくりのマネジメント研修会」というテーマだったので会員向けの研修会かも?と不安に思い
主催者の住まい・まちづくり活動推進協議会に問い合わせたら、一般もOKだったので参加した。
この協議会は初めてであるが、平成15年10月に設立された
住まい・まちづくり活動に関わるNPOや協議会などを支援する目的のようだ。

千葉大学の福川裕一教授による「まちづくりのマネージメント」基調講演では
まず、20世紀のまちづくりが何を残したか…残念な結果を具体的に紹介された。
中には以前「谷根千」の森まゆみさんに伺ったお話も出た。
次にご自身が関わられた、川越一番街・長浜・丸亀の事例から
「街づくり会社(コミュニティ・ディベロッパー)」や「タウンマネージメント・プログラム」について解説され
【開発のシステム】と【合意形成のシステム】がポイントとまとめられた。

事例講演では、首都大学東京の饗庭研究員が
「地域性を活かしたまちづくりマネジメント手法と政策ツールの現状」
(株)インテグラルコンサルタンツの鈴木代表取締役(早稲田大学客員研究員)から
有限責任事業組合(LLP)を活用したまちづくり事業マネジメント」を
共に山形県鶴岡市の事例で紹介して下さった。

研修会から、私に何ができそうか?が何となくイメージできたことは収穫。
まちづくりマネジメントに有効なパートナーシップの在り方が解説されたが
特に私は、情報収集・世論形成レベル(饗庭研究員は小さなワークショップを沢山立ち上げたと)において
学者肌の先生方より、営業肌の行動力・交渉力(リクルートでもトップレベル)を
持ち合わせた私の方が向いているはず。
また事業プロジェクトの推進は、企業内で我々が行うプロジェクト・マネジメントと同じだ。
いつか逗子のまちづくりに関われるように、どのようなプレイヤーがいてどんな成果があるのか
海外の事例含めて、広く勉強して行こうと思った。