VIVIEN住生活総研

住生活ジャーナリストVivienこと藤井繁子が、公私を交えて住まいや暮らしの情報をお届けします!

覚園寺でコンサート④

2006年05月20日 | Friend
さてTeaTimeの後は、コンサートのお席が用意された2階へ上がる。
天井高が高いのは、先週の旧東伏見宮別邸と同じで音響効果も期待できる。
古民家風建築で、大屋根に現しの梁は岐阜の古材を再利用したとのこと。
漆喰塗の壁、杉板張りのフロアに、グランドピアノが悠然と開演を待ちかねている。
ピアニストの可児さんから「最前席で聞いて」と幸子さんは言われていたようで、最前席を陣取った。

コンサートは『湧響~湧き出る音の響き~』と題されて、水を守る為のチャリティーになっている。
なので、水に関する世界的な事象をクイズの問題にして賞品を出すなど
ロータリーらしい余興も考えられており、勉強させられた。

コンサート・プログラムは水に因んだ楽曲で「第一部」は、
ラヴェル「オンディーヌ」・ショパン「バラード3番」を可児亜理さんがピアノ独奏
シューマン・シューベルト・ブラームス・ステンハメル・スカラッティ・マルティーニ・カタラーニと
柳元幸子さんのソプラノ独唱では、クラッシック初心者の私にとっても入りやすい
「鱒」「愛の喜び」などポピュラーな曲も織り交ぜて。

また、ピアノ独奏をした作曲者でもあるRCメンバーの徳永洋明さんが
曲の背景などについても、面白く解説を付けた司会をなさったので楽しめた。

「第二部」では、滝廉太郎「花」にはじまりプッチーニ「ある晴れた日」まで多彩なソプラノ6曲と
最後は待ちに待った、可児亜理さんのベートーヴェン「ピアノソナタ14番 月光」。
(これは覚園寺の月光菩薩つながりで)

ご本人のソフトで大人しそうな風貌からは想像できない
ドラマティックで感動的な力強いピアノ演奏を2m内の側で聴き、異空間にワープした・・・・


かなり贅沢な時間を過ごして幸せ一杯な私達は、演奏後の可児さんを囲んで記念撮影!


覚園寺でコンサート③

2006年05月20日 | 湘南・逗子の暮らし
境内のお庭を見学後、イベント会場である棟へ上がる。

いきなり、現代古民家風建築の面白い玄関襖絵に迎えられ
廊下の突き当りには洋風アンティークのチェストと、家人のセンスが漂い胸躍る。【写真左】
一階の広間で、マスカットTeaと上品なパウンドCake、朝もぎたての5cmはあるフレッシュ苺が振舞われた。

実はこのコンサート、かながわ湘南ローテリークラブ主催のチャリティーコンサートだった。
(私達はピアニストの紹介で来たので、RC関係者では無いが)
なんでも、覚園寺仲田ご住職はガバナーというロータリークラブのお役職らしく、今回ご尽力されているようだ。
彼らの手作りで心のこもったおもてなしが、この空間とマッチして大変くつろげる一服だった。
【写真中、ピアニスト可児亜理さんのご両親とテーブルでご一緒に】


覚園寺でコンサート②

2006年05月20日 | 湘南・逗子の暮らし
ご住職の案内による見学は、地蔵菩薩堂からやぐらの内部
移築された旧内海家住宅(江戸時代、1706年)や米国種で植樹されたメタセコイヤの木へと続いた。

残念ながら、本堂は改修中。茅葺職人さんなどは奈良や京都からいらしているとの事。
夏には終了するようなので、是非、また訪れたいと思った。
秋はこのもみじが、どんな景色を見せてくれるのだろう・・・・

覚園寺でコンサート①

2006年05月20日 | 湘南・逗子の暮らし
雨上がりだった土曜日の朝、テニスを諦めて家に居たら
葉山の谷吉幸子おばさまからの電話で、午後のコンサートへのお誘いを受けた。
鎌倉の「覚園寺」で、幸子さんの知人がピアノを弾かれるとの事。
幸子さんの友人で横浜方面からの青山さんと共に参加した。

お昼を迎える頃には、晴天になり絶好のお出かけ日和に。
JR鎌倉駅からタクシーで向かい、鎌倉宮の左手谷の奥にある覚園寺へ初めて足を踏み入れる。
それもそのはず観光客を奨励しておらず、元は浄土・真言・律・禅の四宗兼学の道場であったというように
奥まった谷に隠された如く、自然が残されているとても落ち着いた雰囲気の境内だ。

境内にあるコンサート会場に入る前に、ご住職が敷地奥へ誘導下さって
重要文化財である木造地蔵菩薩、通称「黒地蔵」前で
地蔵さんの役割や‘袖すり合うも他生の縁’について説法をして下さった。【写真右2つ】

観光地として広く一般には開放されないが、ご縁を通じて知り合える場を積極的に提供されているようだ。