昨日、祖母が亡くなったとの連絡がありました。
vorinは家と縁を切っていますが、
相続では家庭裁判所での放棄をするまで関係が続くので、
姉に連絡をくれるようにお願いしてあります。
すでに父が亡くなっているので、
vorinは祖母の代襲相続人になります。
これから放棄の手続きをしますが、
昨晩は少し考えてしまって眠れませんでした。
もうかれこれ20年以上、自分の家族について考えつづけてきました。
今回亡くなった祖母とも最初は同居していたので家族だったわけですが、
田舎の家を出たい母と一番上の姉が祖母と険悪な関係を作り、
祖母との同居を終わらせました。
それを14歳で目の当たりにしたとき、
自分たちが家を出たいがために
それまで家族だった祖母を罵りまくった母と姉を信用できなくなりました。
さらに、それを制御できない父にも失望。
すぐ上の姉は、関係ないのに母に追随し、一緒になって祖母を罵り始めました。
それを見たvorinは、この家の人は信用できないなと確信しました。
vorinは、このときに家族が壊れたと思っていたのですが、
20年以上記憶の掘り起こし作業を繰り返した結果、
「ああ、うちは最初から家族じゃなかったんだ」と気が付きました、
そもそも父も母も姉たちも祖母も、全員が自己中なのです。
ほかの家族のことを思いやるとか、
家族で話し合ってなにかを決めるとか、
一切ありませんでした。
20代前半で家と縁を切ったので仕方がないかもしれませんが、
vorinは姉たちのことを何も知りません。
高校生ぐらいになれば年が離れた姉たちとも話をすることがありましたが、
彼女たちと話しても愚痴や不満ばかりでつまらなく、
ふ~んとしか答えられない会話しか記憶にありません。
家と縁を切るというのは、少なからず背徳感があります。
成人するまで育ててもらいながら、
自立したとたん後ろ足で砂をかけて逃げるような気持ちです。
が、しかし。
「最初から家族でなかった」ということに気が付いてから、
縁を切るのは必然だったんだなと納得しました。
それぞれが自分のことしか考えていないのですから、
他人同士が無理やり家族にさせられているようなものです。
vorinはそこから一抜けをしただけのことです。
家族でないというのは、全員がバラバラということもありますが、
vorinの場合、母と一番上の姉はお互いに家族だと思っているようです。
二人を取り巻くvorin、父、ほかの姉は
その中には入れてもらえないという状況だったように感じます。
いずれにしても家に居場所がないと感じる人は、
早々に家を出ることです。
親と縁を切ってもいいし、そのまま疎遠になってもいいし。
それに背徳感を感じる必要はありません。
最初から家族ではないのですから。
ただし、捨てずに成人まで育ててもらったことへの感謝の気持ちだけは忘れずに。
血が繋がっていて、生まれた時から一緒にいても、
お互いの努力なしでは家族になれないのです。
こちらが努力をしても、相手がその気がなければ諦めた方がいい。
昨晩は、そんなことを考えておりました。
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