我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

幻の田舎生活

2011年11月05日 | 経済

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 灰色の棒グラフを見れば、1995年あたりから米価が、急激に下降しているのが判る。これで日本の米農家は、長男さえも米生産では喰えなくなった。道路建設とか箱もの行政などの、公共投資事業で食いつないでいた。調子に乗った朝鮮キムチ族の小泉が守旧派退治と称して、公共事業工事などを激減させた。これで永年自民党を支えてきた、農村票が決定的に離反した。小泉型『構造改革』反日策動は決定的に批判された。


 のどかな農村風景等と言うのは、よそ者の観る 『 白昼夢 』 である。

 あるいは、農業以外で生計を立てている、趣味型農家の午睡の夢である。 

 わが里80戸のうち米生産専業農家は、たったの4軒に減ってしまっている。

 それが TPP が導入されれば、この農家も壊滅する

 

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 グローバル至上主義を押し進めて、その中で強かに生き残る。

 世界最高の技術で、世界最高の製品を作らねばならぬ。


 たとえば船舶では、コストでは支那とか韓国には、絶対に勝てない。

 それで運用にあたっての「総合的なコストの合理性」これを船主に納得させる、

その様な船しか造れなくなった。


 ナゾの超大型タンカー(2009 08 28 (※1)

 

 

 世界最高の高品質自動車を作っても、

 日本の工場労働者は、どんどん貧しくされてきた。

 日本から豊かさを持ち出して、外国から貧乏をもってくる。


 

       利益を追求して、松下電器あらためパナソニックは、償却も済んでいない新規工場の生産を止めてしまう。頭の曇った大人には見えぬ。しかし少なくとも、5年で償却すべき工場の設備を、たった2年で損金処理すれば、軽費は倍にもなり会社は傾く
         倒閣を今から

 

 われら日本人は技術と資本を、売国経営者に盗まれた。

 会社は資本家だけの物ではない。

 
 日本型資本主義は原始共同家族生活の、暖かい真綿でくるんであったればこそ、その真価を発揮出来ていた。生身から肉と皮を削げば、骸骨だけが残る。パナソニックは船底に穴があいて、沈没モードに入った。つぎは何処がそうなるのか。

  

 

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わが家の鶏舎で卵が、一日に10個生まれる。
餌代が、20㎏入りの飼料が、1,080円で五日分なのだ。

つまりコチヤコチャと計算して、1個あたり21.6円のコストである。
鶏卵生産農家が、いかほどの価格で飼料を仕入れているのかは知らぬが、もっと安く仕入れているのだろう。鶏の管理技術もプロならば、それなりに巧いので、鶏卵採取の1個あたり餌代のコストは、10円前後ほどかとも思う。


 この飼料を日本国内で生産すれば、たぶん 20㎏入りの飼料が、1袋の小売りでは3,000円で売らねばならない。つまり資料代が、20円とか40円とか、の高コストとなる。

 

 ところで、TPPの話なのだが、自国の産品を安く売って、どうしようというのだ。

 様々な付加価値をつけて、少しでも高く売ろうとするのが、生産者としての人情なのだ。ところが米穀政府は日本国内の関税を安く、出来ればゼロにして安い値段で売りたい。これを貿易全体を俯瞰して見てみる。アメリカも関税を撤廃とか、税収を少なくせねば成らぬので、税収は減ってしまう。それでなくとも、連邦政府の財政は火の車。年間に5,000億円以上の国防費を、「思いやり予算」などと称して日本にタカっている。

 

より多くの財貨を生むには、失業を減らして生産性も上げる。これが正解なのですが、こうすると、米穀の支配者の米英資本が相対的に支配力を減衰させてしまいます。そこで彼等は、不断の努力で失業を増やし生産性をおとしめる努力をしています。最大の効率を有する市場破壊の方法は戦争です。もう一つは債券市場の詐欺的運営による、剰余資本の強制的回収です

 

 わが郷ではユダヤの商法を、湯田菌とか湯田屋とか云って、いつも批難してきた。ところが事、穀物飼料などに関しては、日本の利益が大きい。卵10個入りの目玉商品が、スーパーなどで100円前後で買えるのは、安いアメリカ産などの穀物のおかげなのだ。

 反対にアメリカの農業の立場から観てみれば、農産物関税の自由化は必ずしもアメリカの利益には成っていない。日本産の養鶏飼料がたとえば、20㎏入り1袋、3,000となるのならば、米国産の場合は、2,500円とか、2,700円でも努力して工夫すれば、充分に売れる値段なのだ。ところが是を、1,000円前後で売る。これはアメリカの穀物生産者の、希望に反した、ある意味アメリカにとっての「売国」的な行為なのだ。


 ならば何故、湯田屋は米国産穀物を、日本に安く売るのか。

 彼らはアメリカの国益を代表しているのではなく、工業生産業界たとえば自動車生産とか、造船業の立場を代表しているのだ。アメリカでも、日本でも農業生産物が安くなれば、農家は疲弊して、跡を継ぎたいものが少なくなる。都会に出て、自動車工場や造船会社に勤めた方が、生活設計が楽になる。これって、自由価格競争の世界を騙ってはいるが、ホントは社会全体を管理している、統制経済を行っているに他ならない。

 安い農産物とりわけ穀物飼料の輸出で、米国は日本の畜産業を支配下に於いている。このことで日本の「畜産飼料生産農家」は、消滅している。まあ理論的な俯瞰を行えば、この様な分析とはなるが、もともと日本国内には「畜産飼料生産農家」なるものは歴史的に存在していなかった。鶏やブタなどには、生産や生活の中の余り物をくれていた。牛馬には、今は捨てている稻ワラなどを与えていた。それがその調整手間をも、凌ぐほどの低コストで「高栄養濃度」配合飼料が買えるようになった。ある意味、循環型農業の立場から云えば、退廃が起きている。

 アメリカ農業はユダヤ金融に支配されて、低価格での生産を余儀なくされている。つまり「自由貿易政策」は、アメリカの農家にとっても、敵なのだ。

 これは、農業だけではなく、医療とか介護などの、サービス業についても、同様である。アメリカの医業者にとって、TPPは敵対的な政策なのだ。もちろん弁護士とか、会計士に付いても同じように言える。


 なぜこの様な馬鹿げた政策を、アメリカのオバマ政権が打ち出したのか。

 日米関係を見なければその答えは出ない。

 


 留山の木を切るときが今  米原子力空母ジョージ・ワシントン(AP)

 


 思いやり予算は、年間数千億円である。

 これを 10% の利益の出る、一般の事業で考えるならば、数兆円の事業規模の事業を、上手に破綻なく運営しなければ成らない。キャッシュで、数千億円の「おもいやり予算」のゲットは、これほど美味しい『事業』なのだ。これに味をしめて、かれら極東米軍周辺のゴロツキ達は、TPPでまたもや美味しい 『 カツアゲ 』 を企図しているのだ。

 

  子宮頸ガン予防ワクチンの押し売り、とか

 ピンクリボンで、抗がん剤の押しつけは、その先駆けなのだ。 

 

 

 

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