昨夜は疲れてはいたけど、<チャングムの誓い>を録画
してもらったのを見るのに、時間を費やしてしまったから
綴りをさぼってしまいました。

だからおとといの記憶がなくならない内に始めましょう
竹田の道の駅にてホテルランクルに一泊。
目覚めりゃ、よか天気じゃござんせんか
いざ行かんとする山は・・・で、でかい。
何とか登山口まで辿り着きはしたものの、本当の登山口までは
果てしないように感じた私でありました。
つづら折れの坂道を、牛のうんちを踏まないように慎重に登って
行った。 ただ、ただ道なりに進んでいった。
さてここから本格的に登るっていう頃には、すでに疲れてた。
山の神に一礼。
喧嘩はしても、怪我はしませんように。
岩場を登るのは、まだ慣れてないらしい。
身体がついて来ない。
頑張れ、頑張れ。
自分を励ましながら一歩・一歩、登っていく。
前方を見上げたその時、鬼の形相の相棒が怒鳴った。
「早くせんかー!」
これでも、私なりに頑張っているのに何ということか。
何度か繰り返すうちに、さすがの私も切れた。
「さっさと行けえー!」
カサっと音がしたので振り向くと、そこには後続の登山者が・・。
き・聞かれてしまった。 げんねもげんねっちゃかいまこちー。
気が遠くなるくらい登っても、まだまだ登る。
山
山 山
山 山
ふーっ、なだらかになったな・・・と見上げると、もっこリした丘に
人が沢山すずなりになっているように見えた。
そこが頂上だって気がついたら、身体がひとりでにスイスイ
登って行くではありませんか。
ついにやった、やり遂げた。
記念写真をバシャバシャ撮って、何よりのお楽しみタイム。
久住連山を見ながらお弁当をばパクリ。
おいしーい。 もう最高に幸せ。
去年登った久住山が、中岳の向うからこっちを見てる。
せっかく登ったんだからと、しばらく満喫したらさあ下りるぞお。
れれれ・・・? こっちじゃない。
あわてて別の道を歩いていた。 ふうー、危ない、危ない。
あたり一面の紅葉にうっとり。
登る時は必死だったから、気がつかなかったのが不思議だわ。
青空に映えて、こんなにも綺麗だったんだなんて。
赤や黄色に色づいた山に、遅ればせながらに感激。
「おとうさん、ありがとうね」と、相棒にお礼の言葉を投げかけた。
「おかあさん、ついて来てくれてありがとね。」そう応えてくれた。
さっき登って来た道を、下りるのが何だか愛しくて、転びそうになり
ながら、何度も振り返り下りて行った。
山の神に無事下山の御礼をして、またあのつづら折れの坂道を
今度は笑顔で下って行った。
ぎょっ! なんだこりゃ・・・
大きな黒毛和牛のでっかいお尻が、そこにあった。
なるほど、どうりで宝物があっちにもこっちにもあるはずだわ。
牛の放牧場を通らせて頂いたのだね。
心に余裕が出来ると、まわりが全て見渡せるものなのね。
温泉でさっぱりして、5時間かけて我が家へ帰りました・・・とさ。