ご機嫌いかが?

今日一日どんなあなたでいましたか

ちょっと怖かった・・・かも

2012-09-29 23:03:51 | Weblog

 夜中に・・・

大きな蜘蛛が、天井近くに現われましてございます
じゃんけん~ほどの図体に、一瞬後ずさりしてしまった私です

 

我が家は~
相棒も、娘も、お嫁ちゃんも、蜘蛛なんて大っ嫌い」な人たちでありまして
出没の度に大騒ぎなのであります   咬み付きゃしないのに  ねぇ

あ! 余談ですが、息子はゴッキーさんが大嫌い
私はどちらも特に、好きでも無く嫌いでも無く、騒がずに仕留めるタイプ・・・です

 

だぁ~けぇ~どぉ~
その日現われたのは、今まで散々出会った蜘蛛の中で、一番でっかい奴   
背中に紋様が付いて、足の長さは天下一品!  カッコイイけどゾッとしてしもた

 

エアコンの横に姿を確認!  思わず椅子から立ち上がり、手には殺虫剤を携え
おもむろにシューッと噴射    

>>><<< ぎゃ~~~~  勘弁してぇ

何と言うことよ   巨大蜘蛛めが、こっちに飛んで来たぁ-----  ような気がした
全身が鳥肌に覆われた    時折りガサゴソと、不気味な音が聞こえておりまする

…が… 

一夜明け~

すっかり忘れていた  蜘蛛のこと  
ねねさんが、ちょっかいを出しているその先を覗くと、あの姿がそこにあった  
カッコよさはそのままに、堂々たる姿で、食器棚の下に這いつくばってました

「シッシー 」 勝手口から追い出そうにも、なっかなか出ちゃくれない
ギャーコラ雄叫びを上げながら、鬼婆の形相で格闘する自分が可笑しかった 

 

それから何時間か経ち。。。   夜が来て朝に向かっていた頃です

夜間徘徊魔な(~私~)は、眠りに着きまどろみの中に居た    
まだ朝には程遠い闇の中、家の外で物音が聞こえて来た   不意に目が覚める 

何事かと聴き耳を立てた  足音が聞こえる  ひとり? ふたり?     
家のすぐ近くに居る  だ、誰・・・?   

   ===その日、隣の布団で眠ていた娘とねねは、超~爆睡中!===

暫くすると、水の音が聞こえて来た   雨?  それも土砂降り?  
ザァ~ザァ~じゃないよ  ジャージャーだよ  これは水道の蛇口をMaxに捻ってるわ

あ、足音が縁側に回った   カーテンを締め忘れては無いよね 恐怖が絶好調に達した
身体が動かない  でも、夢を見ている訳でもない  金縛りでも無い  現実だ 

何かあったら、携帯から自宅に電話を掛けて、二階の相棒を起こそう
それ位なら、恐怖に固まった身体も動く筈などと、あれこれ考えを巡らせていた      

 

やがて足音が聞こえなくなった頃、いつの間にか眠りの波に引き込まれて行った
そして~  新しい 朝がやって来た 

相棒に事の顛末を伝えると、夢でも見たんだろう?と笑っていた
それなら良いけど、念のためにリビングの外の水道を見に出てみた    息を呑む

雨が降った形跡など無く、蛇口の下の水受けの部分だけが、びっしょり濡れていた 
『お、おとうさぁ...ん  や、やっぱり夢じゃなかった』  腰が抜けそうだった 

 

ま、まさかぁ  あの カッコよすぎる蜘蛛かえ?   そ、そうかも知れない  ひひひ・・・
その夜から、リビングの蛍光灯のリモコンと、携帯電話を枕元に常備して寝ています 

カッコ良過ぎる蜘蛛の正体は、アシダカグモというちゃんとした名前があったのでした
蜘蛛なのに、糸を張らずゴキブリなどを食する、、、のだそうな    

                             きゃ-  追い出したりして ごめんよ~                   


そういうわけで~

2012-09-16 16:02:54 | Weblog

「pukupukuさん もう面会に来られたのですか?」
~いいえまだです 仕事が忙しくて~ 警察署からの電話に言葉を濁した

拘留がもうすぐで終わるから、早く来て請求しないと、居場所が分からなくなるかも…と
電話の向こうで説得が続く    うわ~っ どうしよう  (・へ・))))

あ・・・ あの・・・ 私・・・  対面した時に、暴言を吐きそうで怖いんです
それに、〇〇さんは凶暴犯じゃないんですよね  それが気掛かりなんです

 

こんなやり取りの後、暫く考え相棒に相談した
「自分で開けた扉だろう 納得できるまで話をして来いよ」。。。背中を押された私です

げ、、、やっぱり私叫ぶかもよ  私たちが止めますからって、刑事さんは言ってたけど
野獣化した私を知らないから、保証出来ませんからね   いいのね

 

そして私は出掛けた 

 

                                                                         

 

警察署の駐車場は、何度か行ったことはあったけど、建物の中は初めて~
見取り図を見ても、何が何だか、何処が何処だか分からない  迷子になっちまうぞ

ウロウロ・・・  ドキドキ・・・  アタフタ・・・  案内所は無いのかえ?
するとそこに婦警さん現る  ちょっと聞いてみよう  「あのちょっと~」

「すみません 面談に来たんですけど、何処に行けばいいのでしょう?」
「面談? 面会の間違いでは?」 

ありゃ

「あ~ 面会でした」  すっかり舞い上がってしまって、言葉が混乱してたわ
そのまま薄暗い廊下を、初めて踏み込む未開の地へと、歩いて行きました 

通された部署に入ると、厳つい風貌の私服の警察官が迎えてくれた
ここは警察署だよね  〇〇組の事務所なんかじゃないよね  そんな感じでしたゎ

 

手続きを終え、本人に面会の意志を訪ねて、了解を得たら会える~~~らしい
すぐさま了解の返事が返って来て、面会室の扉を開け中に入った

これかぁ~ 刑事さんが言ってた壁  ガラス張りで、穴ポコの空いたまあるい窓があるゎ
どうしよう  やめとけば良かったかなぁ-  い、いまさら遅いわ 割と小心者ね 私

 

目の前に、あの日の青年が現われた  勿論、麦わら帽子は無い
さぁ、何から話そうか  考える間もなく向かい合う   ふぅ~  

 

「どうしたの?  何があったの?」 

「はい、色々と・・・」

「あなた、親御さんはいらっしゃるの?」

「はい、でも今は行き来してません」

「もっと自分を大事にしなさいね  今日は会ってくれてありがとう」

「明日ここを出ますから、きっとお支払いに行きます  すみませんでした」

「わかったわ  これで帰るわね  どうもありがとう」

 

真っ直ぐ目を見て、笑顔で話せた  叫ばんかった   素晴らしい~^^
ものの三分も掛からなかった気がする  付き添いのお巡りさんは唖然としてた

 

面会室を出ると、厳つい顔の私服の警察官は、驚いた顔をして私を見た

「もう いいんですか?」  「はい ちゃんと払うと言いましたから、良いんです」

「本人がどんな奴で何をしたか知っているんですか?」  「いいえ 知りません」

逮捕の理由を聞けば話してくれたかもしれない  でも、知らない方がいい気がした   

私は、一礼して外に出た    

 

警察署の建物から出た時、青い空を見上げながら私が呟いたこひとこと

=シャバの空気は美味しいのう=  地面の暑さで生温かった分、ホッとした      

 


その翌日のことです
見知らぬ車がやって来ました  

前日、壁の向こうにいた青年が、訪ねて来たのでした
「今、出て来ました」  手には、免許証のコピーを持っています

工場にいた相棒に会わせ、これまでの事を謝る青年がそこにいました
「少し待って貰えますか きっと支払いますから」 ペコリと頭を下げた

 

いつになるかは分からないけれど、私たちは青年を信じることにしました
警察署から解放されて、そのままやって来たその青年を、待つことにしました

「頑張りなさいよ 身体を大事にね」 車に乗り込む青年を見送った
本当は、言いたい事はいっぱいあるけどね  じっくり待ってみます 

 

 

追記   

「騒動のお金が戻って来たら、伊勢海老でも食いに行こう」  相棒が言った

あはは・・・  山男が・・・  いつも放ったらかしの女房に宣言しやがった

もしかしたら、戻っては来ないかもしれないお金なんだけど、伊勢海老なら話が違うわ

信じよう~♪   


泣き寝入り。。。か?

2012-09-08 22:57:45 | Weblog

 =続きです=

 

「お探しの相手の居場所が分かりました 

私の携帯電話に、刑事さんから電話が入ったのは、9月3日のお昼過ぎ  
これできっちりカタがつく~ 私は内心ホッとした   

「苗字も本人で間違い無く、携帯番号も勿論本人のでした」  
そして、その先の台詞に私は期待した  きっといい結果に繋がってくれる筈^^

 

ところが・・・
信じられないことを、刑事さんは言ってのけた

「あなたが探している〇〇さんは、ここにいます」~と  
えっ! 何処? 何処ですか??

 

「実は、本人さんは逮捕されて、今は警察署にいるんですよ」 
まぁ~ それは凄い  サギとして捕まえてくれたのね   さすがだわ 

 

ところが ところが・・・

 

「お宅から荷物を運んだ日に、別件で逮捕されてましてね  なので、これは
詐欺にはなりません  損害を被って、会社が潰れるとかだと別ですがぁ~ 

 

≪ふぁ?  なんじゃと? 奴は、我らを騙くらかしちょってから、法に守らるっとね
それに、何の事件で捕まえたのさ  いらんことして~   ものっ凄く腹が立つわ≫ 
。。。と、口に出して言いたかったけど、そこは押さえておきました 

ブツブツグチグチと食い下がったが、刑事さんは法を盾に撥ねつけ続けた
《持って行って~と、車に載っけたあんたらも悪いのよ》 そんな風に私には思えた

被害を被っているのは事実   それなのに。。。 あぁ。。。 それなのに。。。
法律の壁の前に置き去りにされたまま、何とも言えない苦さを噛み締めました

 

「何か言いたい事は無いですか?」  刑事さんの問いに私は答えた
お金はいいです  その代わり、うちから持って行った品物を、全部返して下さい 

無茶かも知れないが、このままじゃ腹の虫が収まらない  
『現金で払いますから~』 あの呪文はなんなのさ  ふんっ  あほらしぃ   

 

そして昨日、また警察署から電話がありました

「本人は、確かに品物を運んだと言っています  仕事が終わったら払うつもりだった
ようです  ところが、こう言うことになってしまって。。。と、そう言っています
手持ちの金が無ければ払えないでしょう?  その日に捕まって、携帯も没収で
連絡も出来なかったんですからね  そういう訳で、この件は事件にはなりません  
詐欺ではありません いいですね 民事ですから、本人に払え~と私たちは言えないし
どうしてもと言うなら、本人はここにいますから、面会に来て請求して下さい
お金を払って貰える補償は無いですが、請求は大事です」

 

はぁ~? 何でのこのこ面会なんかに行かんといかんの
息子が捕えられてるならともかく、何らかの罪を犯し、挙句の果てに逮捕なんか
されてしまった、あの麦わら帽の笑顔の青年に、どうして会いに行くの? 

嫌よ  私のことだから、説教が始まって暴言を吐くかも知れないわ
そうよ きっとそうなるわ  あ!   でも・・・   でも・・・  ぐやじぃ~~~ 

配達の積み込みをしていた相棒氏が、大慌てで私を呼びに来ました  

奴が持って行ったものと同じ製品に、こんなお方がしがみ付いていました

バットマンです   「許して下され~」 そう言っているように見えないでもないですゎ  


困ります

2012-09-05 23:28:45 | Weblog

私ね
事情聴衆と言うのを受けました

別に、悪いことした訳ではないのだけれど、色々聞かれました 
人を疑ってはいけない  そんな後ろめたさもあったけれど、被害届出しました 

  

 

弊社の製品を、大きなトラックに積み込んで、 いったい何処に運んだのだろう
苗字と携帯番号だけ残して、立ち去ったその人は、何処のどなたなんざましょ

 

『現金で払いますから~』 そう言っていた割には、品物だけ持ち逃げ?して
肝心の携帯電話も、最初は留守電。。。のちに電源消されて、もうお手上げ~
一ヶ月以上無しのつぶてで、いよいよしびれをきらし、警察署に電話した次第です

 

根掘り葉掘り聞かれました  事案に関与した、相棒と息子と私の個人情報も
何もかも包み隠さず伝え、解決に期待して、その時を待つことにしました

そして。。。

 

 

始まりは電話にて、単価の問い合わせでした  その時も『現金で払いますから~』 
見積もり段階から、決定の報に変わり、配達依頼へと移って行った訳で-

何日かして、場所が分かりにくいから引き取りに来るとの連絡が入る      
毎度毎度の『現金で払いますから~』を、やっぱり聞かされた その台詞、まるで呪文?

 

私が受けた電話では、パレットに積んで置いてくれと、相手側は言っていた
「パレットの貸し出しはしていないので、持参されたし!」 冷たき事務員(私)は発した

やっぱり私も聞かされた  『必ず現金で払いますから~』  今度は必ずがついていた
【飛び込みさん 現金は当然です!】 冷たき事務員は、腹の隅っこでそう叫んだ

 

 

ある雨の朝、その人はやって来た   4トントラックに、パレットがずらりと並んでいた
その荷台で、とびっきりの笑顔の現金マンでありました  麦わら帽子を被ってなさる

相棒親方は、フォークリフトを操って、一生懸命に積みこんでいます
その横を通り抜けた事務員は『現金で払いますから~』の現金マンに、軽く会釈した

 

事務所から自宅に戻っていた事務員は、きっと現金マンが現金を連れて来たと喜んだ
だがしかし、再び事務所に戻って見ると、領収書を発行した形跡が無い  何で?

既に立ち去った現金マンは、雨が降っていた為に『セメントは後で取りに来ます お金は
その時でいいですか?』と言って、帰って行ったらしい  それじゃ現金払いの意味が無い!

 

一週間後、再び姿を現した現金マン  今度は息子が応対しました
先日のセメントと、新たに鉄筋を御用達  有り難く車に乗せて差しあげた、我が息子です

『あの… 今日は三万円しか持って来ていません 今から銀行に行って下ろして来ます
支払いは明日で良いですか?』 呪文に引っ掛かった我が息子、またもや見送りましたとさ

 

え! え! それじゃみすみす、お持ち帰り戴いたのではありませんか  事務員は憤る
何と言うお人好し親子なの?  苗字と携帯番号だけしか分からない現金マン  サギだぁ-

いつも冷静沈着に接客する相棒は、何故免許証の写しをとらなかったかと反省しきり
そういう時に限って、冷たき事務員が事務所に居なかったのが、何とも悔やまれまする 

 

はい  その後は、電話掛けても出ちゃ来ない  笑顔のサギ野郎~  二度と来ないわね
現金マンにとっては大した額じゃない?  いいえ~ 私たちには大金です  

悔しいやら情けないやら~ 事務員は、お人好し親子が哀れでなりませんでした ブ-ブ-
汗水垂らして、一生懸命に製造した製品を、ちゃっかり持って行った現金マン  何処行ったぁ-

 

そんな訳で、被害届を出したのでありました    先日、警察署から連絡が入りましたゎ
現金マンお探しの人物の居場所が分かりました」って~~~ 

「ほ、本当ですかぁ~」  冷たき事務員の頬が緩んだ     

 

                                                =つづく=