我が愛しの相棒は、今日も・・・ 山の女神に遭いに行ってしまったわ
怪我と遭難だけはご免被りたく、ご機嫌だったらそれでイイ~と思うことにしている
だって、今日はハロウィン… ん… そうじゃなくて、もっともっと特別な日---
そう~相棒の誕生日なの- いったい幾つにお成り遊ばしたのでございましょう ~謎^^
鬼の居ぬ間に、昨夜は家に残った紳士淑女?で、ファミレスに Go-
たらふく食べて、しっかり自分を養い(意味は違えど満足・満腹)バッチリ身に付けて来た
山男よ 我らはしっかり留守を守っているぞよ よって、存分に楽しんで来たまえ
しか~し、昨日の青空は何処へやら、夜が明けたら雨音が聞こえて外は暗いわ
キャ~
きっと今頃は、文句を言っているに違いない ちょっと覗いて見ようか
不機嫌な声にどう対処すれば良いか考えながら、携帯電話を~♪ピッポッパー
ゲッ!Σ(・ω・;||| 期待に反して、相棒は至って落ち着いた様子 車内待機中らしい
『そっちも雨? あと一時間待ってから結論を出すよ』 意地でも登る気満々 (+o+)
止めたって聞く人じゃないから、私はいつものマイパース さぁ~ 日曜日だぁ-
何処に行くとも決めてはいない 急ぎの用事も別にない そうだ、庭の草取りをしよう
夜が明けるまでは考えていた 雑草の絨毯が、植え込みの木々の下を覆っている
あの様をなんとかせねば…と思っていたのにこの雨! う ら め し や~
お隣の空き地には、目玉が飛び出すほどの雑草が、天を仰いで蔓延り三昧! ビックリ仰天さ
フェンスの隙間から入って来るのか、隣のドラ猫が運んで来るのか、事態は急を要す
今まで無かった雑草が、芝生の中にもびっしりと居並ぶ事実 文句も言えない こうなりゃ
自己防衛に出るしかない 出た芽は引く そうそう 草取りに萌えるしかないのだ
草にも自由を~
油断すると、あっ!という間に花が咲く ジャガイモの花か?トマトの花か?ピーマンか?
可愛い花だから記念にパチリ 呑気なもんだ 草に乗っ取られるぞー
何とかせねば… 何ともならんから、早く雨上がってくれ~~~ませんか? 頼むよ
雨が止んだら外に出よう 寒くはないが、雨に濡れたら風邪を引く 痛し痒しだ
そうだわ 相棒が出掛けに言っていた『都農ワイン冷やしておいてね』って ←宣伝です覗いてみて
ちゃんとやっておかないとね 何しろ今日の主役は相棒氏(^^)/~~~ オッサン度が増す記念日だぁ~
親戚の伯母さんが旅立ったと、月曜日の夜に連絡が入った時から、何だか無性にね
とてつもなく切なくて、どうしようもない淋しさが募った そして・・・
伯母さんは、亡き義父の兄嫁になる 親戚の中でも一番近しい関係の付き合い-
いつも優しい笑顔で、ニコニコと誰にでも温かい人だった
伯父さんが亡くなった後、晩年は家族の愛に包まれながら、静かに余生を送っていた
まだまだ長生きするとばかり信じていた みんなも同じ筈~
お嫁さんのTさんから「持ってあと2~3週間かな?」 と土曜日に電話を貰っていた
「お見舞いに行こうね」と相棒と言っていたのにも拘らず、その2日後の訃報となった
日曜日に墓参りに行かずに、伯母さんのお見舞いを優先していたら、最後のお別れが
出来たのに~ 悔やまれてならないが、まさかこんなに早いとは思っても見ないこと-
私がこの家に嫁いで来た時から、この伯母さんには、折にふれて助けて貰った
ある日、親戚の葬儀に参列するのに、家の婆と伯母さんを乗せ、志布志に向かった時
道を間違えてちょっと遠周り- ナビなど無い時代、斎場目指して焦りに焦った…
少し時間は掛かったけれど、余裕を持って無事到着! ホッと胸を撫で下ろす瞬間
ところが、家の婆と来たら、姑風吹かして息巻くもんだから、伯母さんが仲裁をして
取り成してくれた 『慣れない道をご苦労様~』ってね もう、今はいい想い出だわ-
棺に眠る伯母さんは、微笑んだような顔をしていた 確かに私にはそう見えた
病気と闘かったことなど、微塵も見せない伯母さんらしさ 慈愛に満ちた微笑み
『辛い闘病生活ご苦労様~』 私はそう思って見送ることにした
お坊さんの説法に【諸行無常の金の音】と言う、平家物語の一節が出て来た
誰でも一度は“死”に出逢う 決して避けては通れないこと…そう説かれた
お別れには、大勢の人が訪れた そして泣いた
伯母さんの旅立ちを、涙で見送った 天国での幸せを願う涙の川に流しながら
それぞれに≪ありがとう≫と、呟いていたに違いない さようなら伯母さん
=合掌=
土曜日の夜からそれは始まった
「ねぇ 明日の予定は?」 「何して過ごすの?」 「ん?」 相棒の執拗なまでの問いに
「別に~ 気ままに過ごすわ どうぞお気遣い無く・・・」 私はそれとなく言って目を逸らす
それが何度続いただろうか 質問の答えを得られず、相棒は遂に根を上げ寝室へ消えた
どうせ山に行くくせに~ 期待は、裏切られた時に切なさも倍になるから、最初からしない
一夜明け、いつもよりゆっくりな朝を迎える あれ?昨夜の質問の主の相棒が珍しく家にいる
山には行かなかったのかと尋ねたら、雨になるから止めたと言う カッパ着てでも行くのに-
するとまた始まった「ねぇ 今日の予定は?」「何して過ごすの?」「ん?」それしか言えんのか
私が、墓参りに行こうと思っている旨告げると「俺が運転手してあげようか?」「一緒に行こう」
切り戻すと、花はまた綺麗に咲きだすもんね (本文とは全く関係ありませんから-)
「どうしても行きたいと言うのなら・・・連れて行ってもいいよ」 腹の中でニンマリ笑う私~
墓参りの梯子 まずは我が家の納骨堂へと出向き、その後は高速にて北へ車を走らせた
雨の宮崎自動車道 車内コンサート始まり始まり~♪ 観客はドライバー相棒さん
下手くそな歌でも、文句も言わずに黙って聞いてくれるから有難い^^ 犠牲者とも言う
トンネルを抜けると、雨は一層強く降って来た 「こんな日に墓参り?」 イイのイイの-
「雨が降るから付いて来たんでしょ?」 「まぁね」 妙に低姿勢の相棒が可笑しかった
ひとり日帰りの旅が、思い掛けなく二人連れになったことが、何だか不思議・・・
雨の贈り物にありがとうと言った 雨にね 夜更かしした為に、本当は躊躇っていた
窓の外に目をやると、景色がビュンビュン飛んで行く 山を越え平野部へ走り抜ける
やっぱり嬉しいかな? 嬉しいわなぁ~ 居眠りしようがなにしようが楽チン楽チン♪
腹が減ったら腹ごしらえ 都農の田舎家さんでお食事グフフ…チキン南蛮に生姜焼き
和食なのにいきなりナイフとフォーク? 美味しければ何でも構わぬでござ候~
こんなにいっぱい食べられる訳も無く、運転手相棒にちょびっとお裾分け ちょびっとね
あはは… オノロケはいらんと言う人もいるだろうが、美味しかったからこれでイイのだ
コソコソ
実家の墓前で手を合わせ、実家により仏様を拝み、ほんの20分ほどで暇を告げた
晴れていれば草取りも出来ようが、雨の中にカッパ着てまでは~~~ねぇ
甘柿がたわわに実っていた 「高過ぎて採れないから、誰も食べない」と弟は言う
そんなことなら、高枝きりバサミ持参したら良かった 食いしん坊さんは相槌を打った
さぁ~さぁ~さぁ~ 何処か行きたい所ある? 急ぐ用事もございません 帰ろう-
そのまま、一路我が家を目指して高速のインターへと向かった まさに“とんぼ返り”
雨が降っていては、傘差してまで遊び歩くのも面倒だし、家が一番です
帰りがけは眠りに落ちた 家に帰ってもソファーでぐうたら昼寝 爆睡じゃ-
雨よありがとう 相棒と一緒に居られた日曜日 心配無用な時間が嬉しかったよ
頑張ろう宮崎!
つい最近の夕陽です ↑ 形は、縦にまっぷたつのリンゴです 美味しそうです
画像をクリックしてみて ぼやけてるけのは、慌ててシャッター押したからね うん…
横長の黒い雲に目隠しされて、割り算記号みたいになった、お茶目な太陽なんです
「散歩に行くぞ~ カメラを持ってついておいで-」 月曜日の夕方、相棒から誘われました
合点承知の助で家を飛び出し、相棒の後に付いて堤防を目指す 天気は晴れ 心地良し
森林組合の前まで来ると、敷地の周りには大きな金木犀の木がズラリと植えられ、地面に
オレンジ色の絨毯を敷き詰めていた 芳香剤では無くて、生きた香りが漂っています
『綺麗な花が咲いているんだ』と言っていたが、この花なのか? まさかねぇ~
金木犀に向かってパシャパシャやってると、相棒に「早く来い」と促されついて行く
それでも足元の秋を見付けては立ち止まり、私のシャッタースイッチは止まらない(笑)
何度も叱られながら、後からチョコチョコ追い掛け、高速道路下のトンネルを抜ける
ありました ありました 相棒お薦めのコスモス畑~ 「どうよ 綺麗じゃろが」
アハハ… イヒヒ… ウフフ… エヘへ… オホホ… ここはずっと前から咲いてるじゃん
「マジですか あんたに見せたくてね それで…」 そう言うことでしたか ありがとう
この↑場所から撮れと相棒が言うので パシャッと一枚 お誘い記念ですからねぇ
コスモス畑を過ぎると、目の前には婆がお世話になっている苑がある そこを横目に
北へと進む あ! 事務の人が出て来た 挨拶を交わし通り過ぎる 寄らんのか…
散歩と夕飯の買い物を兼ねていたので、そそくさと苑の前を通り、一路堤防へ~
相変わらず、立ち止まってはパシャコシャやってる間に、遥か遠くへ去る相棒なのでした
「もうちっとゆっくり歩いてもよかっちゃねぇかぁ-」 私は決して長くない足を駆使して
ちょこまかと、たまにパシャパシャと・・・ 追い掛けたのでありました。
それにしても久し振りの散歩ですこと~ いったいどれ位サボっていたんだろうか?
思い出せない程時間が過ぎてしまったので、無理に過去に遡らないことにした それがイイ
帰り道~再び高速道路下をくぐる頃、相棒は真面目な顔でポツリと言いました
「散歩は今日でお終い 膝が痛いから止めた」 は??? 今、何と言いなすった?
膝が痛くても山登りはするのに、散歩すると痛くなるからもう止めるだなんて・・・
矛盾と言う言葉を知っているんですか? ねぇ 歩くと登るはやっぱ違うのかぁ~
頑張ろう宮崎!
「決して強制では無いですからね」 我が愛しの相棒殿は電話の相手にそう言った
なのに…「あんただけは強制だからね 分かった?」 憎っくき?相棒殿は私に言った
何で? 何で私だけ特別に“強制”が付くのさ まったくもぅ~
子供たちが保育園時代からの付き合いだから、彼此20年以上の付き合いになる
仲間たちと連れ立って、霧島の大浪池(おおなみのいけ)一周コースの登山を計画・・・
幹事の相棒は、自分の好きな山を選んでご満悦でしょうが、私には非っ常に迷惑です
グチグチ文句垂れても、却下されることも無く、強制連行と相成りました フゥ~
二度と使うことも無いだろうと思っていた山道具一式は、しっかり保管されていた
登山靴にリュックにその他諸々。。。久し振りじゃのう。。。用意万端整いました
日曜日(10/17)の空は晴れ 絶好の登山日和 結局大人5人と子どもが1人
そう~Mさんご夫婦は、三歳のお孫さんを連れての挑戦です 大丈夫?
四の五の言わずに「さぁ~出発だぁ-」
現地に着いたのが、午前9時ちょっと過ぎ~ 駐車場がたったひとつ空いていた Lucky~
想い出アルバム・スクリーン (画像はここにまとめてあります)
☆ ここをクリックすると大きな画面になります
☆ 右から二番目で秒数を替えられますよ
何より驚いたのは、頂上にスーツ姿の団体さんが、革靴で登って来られたこと。。。
山を舐めたらいけません どんなに低い山でも山は山 誰が責任取るのかな?
その中のおひとりが、開口一番に言ったひと言が度肝を抜いた
『なぁ~んだ 自動販売機が無いじゃないか 水なんか売ってないぞ!』
あっちゃっちゃ~ ≫≫≫≪≪≪ ちょっとビックリ~ 革靴御一行様
水なら目の前の湖面にたっぷり溜まっちゃいるけど、どう見ても飲めんわなぁ~
お連れの皆さんは、手に手にペットボトル持ってたのに、何故ゆえあの人だけ?
ちゃんと無事に下山されたでしょうか? クックック~
頑張ろう宮崎!
ロックシンガーの泉谷しげるさん から宮崎に 熱いハート が届きます
宮崎県に家畜の伝染病・口蹄疫が発生した当初から、ずっと宮崎にエールを送って
下さっている泉谷しげるさんの働きで、このようなイベントが開催されることになりました
今井美樹さんやGRAYのテルさんなど、多数の参加者で盛大に行われる予定~
宮崎県で、口蹄疫の犠牲になった牛さんや豚さんへの、心からの愛の贈り物です
事務員・税務署に行く~の巻き
「お手数ですが、こちらの窓口にお越し願えませんか?」 電話の向こうで
滑り込むような喋り口の男性は、事務員に向かってそう言った
「ゲッ・・・ 税務署に出頭かよ 何でだ?」 ドギマギしながらいざ合同庁舎へ
出頭だなんて、私何か悪いことした? 思案しながら目的地に到着!
ところが、、、庁舎前の駐車場は、何故だかごった返していた
「あらま、木曜日だわ」 ハローワークが一階に入っている為、失業手当の
手続きに来た人たちが、沢山訪れているのだろう 中々~進まない
どうにかこうにか順番を待ち駐車スペースを確保、庁舎の中へ急いだ
税務署は3階、エレベーター下りて真正面~ シンプルな雰囲気を醸している
担当が面談中だったので、代わりの職員さんが応対してくれた
事務員の用件は【消費税の納税に関する猶予の手続き】の為、事情聴取。。。?
決算が済んだら、消費税の納入が義務なのに、この事務員はすっかり
支払いを忘れていたのだ ワザとでは無い 本当に忘れていたの~ょ
電話で対応してくれた職員さんは「口蹄疫に関係しているのであれば
手続きをして納期が伸ばせます」と言って、事務員を呼び出したのである
目の前の職員さんは、あれこれと質問をして来た 「何の関係があるの?」って
事務員は、知ってる限りのことを全て述べた そして、書類作成~緊張した
よく考えたら、我が家も口蹄疫の煽りを、諸に受けているのだ これホント!
畜産業の恩恵を受けて商売をして来ただけに、売り上げの落ち込みは痛い
食い下がるよう、にしっかり相手の目を見て答弁した ハハァ~
面談は「あ!」っと言う間に終わった 事務員は、にっこり笑顔でこう言った
「駐車場に車を止める時間よりも、う~んと早かったわ」 (*^^)v
職員さんは笑いながら「ハローワーク、木曜日は込みます 迷惑掛けます」
お礼もそこそこに出口へと向かい、エレベーターは使わず階段を降りた
「私の無駄な贅肉の納税ではいかんでしょうか?」 言って見たかったなぁ~
口蹄疫によって、宮崎県の産業が著しく影響を受けた 売上減少は痛い
必死に堪えた 資金繰りも大変~ だからこの制度は本当に助かります
あ~ 好景気とまでは言わないが、もう少し安定してくれたなら、事務員は
満足なのだけどなぁ~ フ- クヨクヨせんで頑張らんといかんとです
頑張ろう宮崎!
本日、お昼過ぎのことでした
空のキャンパスに広がる雲を蹴散らして、耳をつんざく爆音… いったい何?
見上げると戦闘機が2機~ 盆地の上空を、旋回しながら飛んで行く
画像を2回クリックすると ジェット戦闘機が見えます
宇宙人が覗く盆地の空を守るため、自衛隊が出動した! そんな感じかな?
あっ!という間に雲は流れて、戦闘機は鹿屋方面へと姿を消した
おんなごころと秋の空・・・ 機影を見送るとまた、日常の平和が訪れた ふぅ~
先日の日曜日
「疲れたぁ~」 山行から帰って来るなり、相棒はいつになく疲労困憊の様子
弱音を吐くと決まって、私が捧げる言葉は~「行くからよ」 と、そっけないく冷たい
独り時間をどれだけ楽しんだのだろう ご機嫌な話で盛り上がる筈の反省会も
山道具の片付けもそこそこに、湿布をペタペタ貼り付けた身体を労わっていた
夜が寝れなかったと文句を言っていた 何故? 「警察官が10時と12時に来たから」
「え! それって何? もしかして事情聴衆されたってこと?」 「う、うん・・・」
土曜日の夜、別府市の鶴見岳縦走をする為に、登山道近くで野宿(車中泊)
付近をパトロール中のおまわりさんに、不審人物と思われたらしい キャ~
温泉巡りをしていた若い女の子が、誰かに襲われて殺されて、まだ犯人は逃走中
誰もいない山の入り口に潜む怪しげな車を、コンコンとノックして来たのか?
名前を聴かれて、ここで何をしてるのか聴かれ、これからの予定も聴かれた
特別な事情なだけに、こういう時は現場付近には近付かない事が賢明かも~
低い山だったけど、とにかく大変だったらしい そんなんこと知らんがな
無事のお戻りで何よりです 温泉の匂いがプンプンしてる 別府の香り~♪
どんなに疲れても、山行の後の温泉で身も心も癒して来なさる相棒殿 今回の
温泉はいったいどこ? 身体いっぱい沁み込んで、部屋の中温泉の匂いだぞ~
この度、別府市で起きた悲しい事件が、一日も早く解決しますことを願いますと共に
犠牲になられたお嬢さんのご冥福を、心からお祈りいたします 合掌
頑張ろう宮崎!
10月7日(木曜日)のことじゃった
仕事を終えた相棒が、事務所の前で、西の空を見ながら吠えた 「ワンダフル~」
何じゃ? つられて私も見た 黒い雲を掻き分けて、まん丸いお日様が沈んで行く---
「昼間のお日様は直視出来んのに、夕陽になるとしっかり見られるのは何でじゃろ?」
「それはね、一日中照らし続けたから、きっと疲れてしもたのよ 明日は元気になるわ」
「そうか~ そうだねぇ~」 「アハハハハ~」
オッサンとオバハンの屈託の無い夕陽談義は、日暮れとともに終わった 平和な夫婦じゃ-
今日一日を生きたら、明日はまた元気な自分が生まれます 永遠は一日一日の積み重ね
この一瞬一瞬を大切に自分を生きる 悔やまず・めげず・前向きに、そう~前向きに行こう
そしたらほら~ 夜明けは必ずやって来る 良いことも、そうでないことも全部ひっくるめて
今日一日を頑張りましょう 例えお日様は見えなくても、雲の上で輝いちょりますからねぇ-
でもね、弱音を吐いても良いんですよ だってぇ~人間ですもん 我慢してたら身体に悪いわ
自分で自分をコントロールしながら、たまには人に寄りかかることも大事だと思いますよ ねぇ
あん 眩しい (お日様の周りに、ハートがいっぱい見えるのは私だけか?)
元気な朝日が、生まれ変わった今日のあなたを、笑顔でお迎えします へい、毎度~
頑張ろう宮崎!
道路を横切るか、交差点を渡るか・・・迷いなが通りを見ると、ご近所さんと目が合った
国道を挿んで店前のTさんは「私はまだ一回も覗いちょらん」と笑ってた 遠いもんね(笑)
夕方は、信号を渡らないと中々渡れないから、ちゃんと交差点に行くように~と促された
暫く立ち話・・・ 主に婆の話 この人は、婆のことを以前から、一番気に掛けてくれている
婆がお世話になっている苑は、高速道路を挟んですぐの、 散歩がてらに行ける場所~
「逢いに行こうとは思うけど、あそこは名前を書かんといかんからすかん(嫌!)」と、Tさん
とにかくこの方は「人間は、明るく笑って生きて行かんといかん クヨクヨしたらいかん」
そう言って、自分も他人も叱咤激励して、前向きに生きて行こうぜ!~の賑やかおばさん
心臓が悪くて、障害者手帳をお持ちであるらしいが、一見どこが病気なの?と思うほど
元気の塊で出来ている 本当は苦しくても、全然表向きには見せない そんな人~
まだ婆が歩いていた頃、デイケアに行こうと誘ってくれた時、自分が通う施設のケアマネー
ジャーさんを連れて来て、さっさかさっさ~と手続きを済ませてくれた まるで魔法使い
「Tさんとなら一緒に行く」 婆はそう言って2年ほど、ちょっと遠くの苑に通っていた
あの頃はまだ≪要支援2≫だったから、自由に自分の身体を操作してたのよねぇ~
その後、Tさんの言い付け通り、交差点を渡って目の前スーパーに向かった
夕飯のお買い物で、おかみさん達でごった返していた 「お!これは安い~ これも~」
カートの篭にポイポイと入れていた そこへ…ひと言モノ申す人・・・現る
「ねぇ~ いっぺんに買わんでも良いのでは? 持って帰るの重いよ どうせ捨てるでしょ」
へ?何で?どうして?あ~ん? まるで姑か小姑みたいな声の主は、知り合いのMさん
持って帰るのは私です・お金を払うのも私です・・・放っといてくれ・・・ませんか・・・
「今夜何作る? 毎日来るの? そんなに買わんでも・・・」 矢継ぎ早に攻めて来る
「あのね~ 冷蔵庫が空っぽなの それに毎日は来ないわよ」 私は笑顔で返した
豪華な料理で、食卓を飾る腕も無ければ、まして買ったモノを捨てるなんて勿体無い
人んちの篭の中を見る余裕なんか、私には無いぞ! ビールを引っ掴んで入れた
「品数が少ないね」 Mさんったら何が言いたいのだろう そりゃ~確かにお宅の近所の
大型スーパーよりは小じんまりしているが、私はこれで満足 一応は揃うし新鮮で安い
気に入らなければ大型店へ行けば良いじゃないの ここに出来てくれただけで
私は嬉しいわ 放っとけ放っとけ~我が道を行け 右から左に受け流せ---
レジに並ぶのも一緒なら、店を出るのも一緒だったMさん お口にチャック!だわ
嫁姑論争の無い私にとっては、ちょいと刺激的な場面で焦りましたわ オホホ…
目の前スーパーの店先には、山盛りの野菜と、花の苗や鉢植えがデデ~ンと並ぶ
誘惑に負けないように、その中を足早に通り抜ける また今度・・・ また今度・・・
賑やかおばさんのTさんが言っていた 「店は逃げんから、いつでも行けば良かと」
なるほどね それが、目の前スーパーのイイところじゃね アハハハハ・・・
頑張ろう宮崎!