ここのところ、なかなか記事が書けなくて・・・ 楽しく踊る文字を並べられなくて・・・
色んなことが起こり、避難所で生活されてる方達の生活の格差に、心がドカンと凹んだ
突然もたらされた災害に、必死に耐えていらっしゃる あまりにも辛い日々であろう
我が街並みを見れば、相変わらずの灰だるま達の行列と、いつも通りの春の訪れが合体し
今の都城の姿となっています 今日も青い空と元気な太陽に逢えた それだけで有り難い
そんな折、弥生三月の大安吉日に、ひと組の若いカップルが結婚式を挙げました
家族ぐるみでのお付き合いと言うこともあり、夫婦で披露宴に招待されたのでした
着て行く物が無いのなんのと、贅沢な事は言ってられない 服に身体を合わせた^^
去年、奮発して買ってて良かったゎ- 体型変わっても、ずっと着られるゴム入り…内緒です
新婦のお腹には、二人の愛の結晶が宿り、7月にはパパとママになる二重の喜びです
「どんなお嫁さんだろう 楽しみだな~」 披露宴会場の受付を済ませ、ワクワク~♪
ところが・・・ 妊婦である新婦にアクシデント発生! 式は中止で、披露宴のみ挙行
新郎を先頭に、両家の両親があとに続いて入場した え! こんなの初めてですわ
『あれ?花嫁さんがいない もしかして、これはサプライズ?』 誰もが思っていただろう
「新婦様は具合が悪くなって、控室で養生中です」 司会者は必死に取り繕っていた
ここで、新郎の紹介をします 彼の家業は畜産に携わる仕事で、その三代目になります
昨年4月、宮崎県を襲った家畜性伝染病・口蹄疫では、畜産業に暗い影を落としました
その間、畜産関係にとっては試練が続き、先の見通しもつかずに、涙色の日々でした
非常事態宣言の中、29万近くの尊い命を犠牲にして漸く収束~ 本当に辛かったよね
県民生活にも、色んなイベントが中止や自粛で、商業界や建設業に影響が広がった
全国からの支援を受け、頑張ろう宮崎を合言葉に、復興に向け立ちあがった矢先・・・
今度は、鳥インフルエンザと火山の噴火と相次ぐ災難に、県民一同打ち拉がれました
そして今回の、東北地方の地震・津波・原発事故・・・日本ばかりか世界中が驚きました
来賓祝辞は、そのような内容だったかな 会場内の誰もが、しんみりと聞き入りました
あの時みんな大変でした 今は前向きに~ 確かな未来に進んでいる最中であります
そう そう 前向きに~
来賓挨拶が終わったその後で、場内は暗くなり、ひかり溢れる扉が開いた
新婦さんがお父様と手を組んで、新郎の待つ方へとまっ直ぐ前向きに歩み出した
人前結婚式として、二人は永遠の愛を誓いました ご結婚おめでとうございます
サプライズのままでイイじゃない 主役は二人だもん どうぞ~幸せになって下さいね
後日、新郎の母親から真実が知らされた お嫁さんは、駄々を捏ねた訳では無かった
逃げ出そうとした訳でも無かった 極度の緊張による体調不良~ そうだったのかぁ-
「最後まで、新郎だけの披露宴のビデオにならなくて良かったわ」 と言って笑ってた
ほんに ほんに よござんした どうぞ末永くお幸せに~ 心よりお祝い申し上げます
こう言う時期にお祝い事?と思われるかも知れませんが、悲しい思いをした分、心からの
拍手で二人をお祝いさせて頂きました 夏には、可愛い赤ちゃんの産声が聞かれます