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断頭のアルカンジュ 全5巻 漫画 ネタバレ感想

2024年09月01日 21時06分00秒 | 漫画と本とアニメとドラマとCD
断頭のアルカンジュ 全5巻
作画、メイジメロウ
原作、花林ソラ

フランス革命のサン=ジュストの歴史漫画。

昨日と連日の歴史物ですが
こちらは美貌の男性サン=ジュストが主人公。


よかれと思い妹マリーを嫁がせた相手が最低で
貴族に初夜を売られてしまい
マリーは逃げ出しますが精神を病んでしまい
目は開いてても虚ろで何も喋ってくれなく
なってしまいます。

復讐しようと決意するサン=ジュストを
ジャンは止めきれずに手伝うことに。


復讐を果たせばマリーは元に戻ると思ってた
サン=ジュストですが、戻ってくれない。

これは貴族社会が悪だからだと思い
フランス国を壊そう→国王を殺そう
という思考になります。

なぜなら国王は『朕は国家なり』
と言ってるから、
フランス国=国王ということだそうです。

しかし、
暗殺するのではなく“処刑”しなければと思い
策を練ろうとします。

そして、マリーアントワネットも標的に。

ロペスピエールは国王に会ってみれば
サン=ジュストの気持ちは変わると信じて
会わせますが、火に油を注ぐ結果に。

処刑なんて まだるっこしいことしてられないと
勢いで暗殺を試みますが失敗。

銃はバレてても姿は見られてなかったことを
利用して、ジャンが身代わりで自白します。

ジャンが そんなことをしてるとは知らない
サン=ジュストは処刑されたジャンを見て
壊れてしまいます。

処刑前にジャンに会っていたロペスピエールは
ジャンの頼みだからとサン=ジュストを
そばに置いて見守るというか見張ります。


しかし、サン=ジュストは完全に闇堕ち。

躊躇いなく陰で人々を誘導して
革命へと民衆を動かしていきます。


そして、フェルセンを言葉巧みに誘導し
マリーアントワネットが亡命しなければと
思うように仕向けて、
その馬車がゆっくりしか進まないようにし
捕まりやすくします。

そして、捕まった国王一家。

ルイ16世を処刑するかしないか議論の場で
サン=ジュストは初めて表舞台に出ます。

その美貌と演説で惹きつけて
ルイ16世の処刑が決まります。

ルイ16世が処刑されても
マリーは回復しません。

マリーに自分がいかに血塗られたか懺悔し
最後までやりきる覚悟をするサン=ジュスト。

最後の標的マリーアントワネット、
マリーアントワネットの方も
サン=ジュストへの復讐を目論見ますが
敗れたマリーアントワネットも
断頭台に送ります。

その後、
ロペスピエールは忙しさのあまり壊れていき
自分の正義に反するものを
次々と断頭台に送っていくことに。

それにより恨みを買った
ロペスピエールとサン=ジュスト。


サン=ジュストは起死回生を狙い演説しようと
試みますが、妹の姿が見えて演説をやめ
断頭台に立つことにします。

そして処刑の時、
妹も命を断とうとしてることに気づき
生きるようにと願います。


ロペスピエールとサン=ジュストを
処刑したにも関わらず、
ロペスピエールの時の方が良かったなどと
噂する民衆たち。

マリーはサン=ジュストのためにも
生きていこうと決意していました。


そして、
ナポレオンによって革命は終了するのでした。


おしまい。



歴史モノは史実があるので
結末は変わらないのが辛いとこですね。

しかも、世界史に疎い私でも
結末を知っているので
どうやってそこに辿り着いてしまうのか
胸が痛いよーとなりながらも
没入感がスゴくて読んでしまいました。

もっと美貌頼りでいってほしいと思うぐらい
メイジメロウ先生のサン=ジュスト様が
美しすぎる!

眼福なんだけど、それが切なかったです。



最後まで ありがとうございました。




             
               






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