春の嵐とモンスター 5巻
漫画、ミユキ蜜蜂

ネガティブ女子高生の嵐子ちゃんが
母の再婚により弟となった中学生 栢くんという
精神年齢赤ちゃんな凶暴イケメンモンスターに
懐かれてしまうラブコメ。
南須くんの嵐子への想いが溢れだしました。
衝動的に抱きしめてしまったりで
嵐子はドキドキです。
南須くんが嵐子に拒否されたくないから
本音を隠して友達として
もっと距離を縮めようとするため
鈍い嵐子は勘違いしちゃダメだと
言い聞かせてしまうので、進展しません。
栢くんは、そんな鈍い嵐子が
南須に気持ちがいかないように
嵐子に何処にも行かないと約束をして貰ったり
釘を刺しまくってきます。
栢くんはイケメン大好き心羽ちゃんに
南須くんを落とすよう言います。
しかし、イケメンなら誰でもいい心羽ちゃんは
あろうことか嵐子といる時にナンパされると、
断り下手な嵐子を引き摺ってホイホイと
イケメン達についていっちゃいますが、
栢くん乱入で蘭子は助かるけど
心羽と栢くんは喧嘩してしまいますが、
嵐子と南須が仲直りさせようと
6人グループでの旅行に2人も誘ったら
あっさり仲直りして
何のために苦手な旅行に来たんだと思う嵐子。
栢くんが心羽と仲直りしたのは、
旅行中しっかりと南須を捕まえて
嵐子に近づかないため。
栢くんは嵐子との水族館を満喫。
南須はモヤモヤ。
そんな中、泊まる部屋が2人部屋3つではなく
3人部屋2つで予約してたことが判明。
男子4人、女子2人のため
3人部屋に4人でも何とかなるだろうという
流れになりますが、
栢くんが心羽と嵐子と自分で3人部屋を使うと
言い出します。
心羽は栢くんならOKというが
南須くんが ダメだと必死に止めますが
嵐子にとって自分は弟なんだから大丈夫と
言い返します。
というところで以下次巻。
嵐子は、栢くんと同部屋でも平気そうですが
心羽ちゃんと同じ部屋だからダメって
言いそうな気もする。
どっちになるのかなぁ。
この流れは、
嵐子と南須くんにフラグが立ったか。
私は栢くん推しなので、ムムムです。
確かに南須くんは優しいけど
誰にでも気配りできる南須くんだと
嵐子は不安になって自分を責めたりしそうだと
心配になってしまう。
なにより栢くんが嵐子を取られたとなった後が
どうなってしまうのか すんごい心配。
嵐子に幸せになって欲しいと思うなら
南須くんと上手くいって欲しいと
思うんだろうなぁ。
栢くんが これ以上の傷を増やさず
幸せになれるといいのになぁ。
左ききのエレン 原作版 34〜35巻
漫画、かっぴー
クリエイターたちの戦いを描いた漫画。
35巻で 第三部
4)凡人の壁
5)天才の穴
波・完
となりました。
ちょっと話が複雑になってきて
凡人には難しい。
あかりは天才エレンと再開すると死ぬことを
知っています。
でも、天才あかりとしての心が
エレンを求めています。
その根本解決が出来る可能性があるのが、
天才あかりを凡にしたことで27歳で死ぬ運命を
引き延ばすことに成功した旦那の光一。
しかし光一は天才アレルギーを発症して
あかりに会うことが出来ない。
なので、あかりを死なせない方法は
“エレンと会わせない”
という単純なものだった。
しかし、惹かれ合い引かれ合う者たちを
会わせないようにするのは難しいようで、
あかりを日本に留めてたのに
エレンの方が日本へと行ってしまう。
あかりの姉あやのは、
天才あかりを奪った光一を憎んでいる。
周囲の天才たちが光一を認めていることも
気に食わない。
なので、光一へと喧嘩をふっかけてくる。
満天の広告を
同じ場所、写真家、モデルで撮って
光一を倒そうとしてくる。
しかし、光一は天才の扱いが上手いので
写真家を寝返らせることに成功。
99%の出来であり、
あやのがOKを出すしかない状況を作る。
しかし、
後輩アサクラが あやのを焚き付けたことで
撮り直すことに。
しかしそれは、気温が上がり
暑さに消耗されたモデルが
どんどん悪い状態になっていく
最悪な状況だった。
しかし、
後輩アサクラの才能が開花していくのを
みつけた光一。
光一には、天才を見つける才能があった。
しかし、集中の限界がくる後輩アサクラ。
しかし彼の やり遂げたい気持ちに
1分だけ許可する。
そして、その瞬間はやってこうようとするが
突風が吹き皆が気を取られる中、
光一は最高の瞬間を見逃さない。
アサクラに声をかけ、
100%の写真を撮ることに成功する。
というこで、以下次巻です。
これで、あやのは光一を認めるのかなぁ。
後輩アサクラくんは、
光一のチームに入り才能を発揮して欲しいな。
あやのによる天才と凡人の違いの講義は
ドキッとするものでした。
天才が天才であるのは、
羽生結弦がフィギアスカートを選び
藤井聡太が将棋を選び
大谷翔平が野球を選ぶ
その無意識にでも選びとる嗅覚であり、
やりたいことが好きなこととして
一致してしまう才能である。
というような内容で
確かに羽生結弦さんがスピードスケートしても
藤井聡太さんが麻雀をしても
大谷翔平さんがサッカーをしても
今と同じぐらいの偉業を成し遂げれたかと
考えると、違ったんじゃないかなと思います。
(万が一 今以上ということはあるかもだけど)
選ぶ嗅覚って あるよねぇ。
話を戻して、
あかりとエレンは会ってしまうのかなぁ。
光一 頑張って!
ブレーク バック 16〜17巻
漫画、KASA
テニス部漫画。
元女子プロ上條紗季が借金返済の為に
成陵高校テニス部を
全国へと導かないといけないというお話。
IH予選決勝リーグ初戦
成陵 大城 vs 星翠湘南 百瀬
百瀬のプレーを何とか崩そうとする大城に
百瀬を立て直す星翠湘南の監督 赤西。
試合は、大城vs百瀬だけれど
監督の上條vs赤西による
如何に自分とこの選手の力を引き出して
相手選手を崩させるかという戦いに。
しかし、勝負中に進化していった大城と百瀬は
両コーチの思いもよらないプレーを
繰り出していき驚かせる。
コーチがアドバイスできる
最後のチェンジエンド、
奇しくも両コーチが選手に掛けた言葉は
同じ “好きにやってこい” だった。
さぁ勝つのはどっち!?
というところで以下次巻です。
どれだけ崖っぷちでも、
大城くんが負けるのは想像できない。
でも、百瀬くんが今まで頑張ってきたエピが
挟まったので、
百瀬くんに勝たせてあげたい気持ちになる
チョロい読者な私。
どれだけ駆け引きしてても
高校スポーツはやっぱり爽やか!
死役所 26巻
漫画、あずみきし
死んだら行く役所にやってくる色んな人の話と
その死役所で働く死刑で亡くなった人達の話。
今回は、亡くなった方のお話が4つですが、
3つ目と4つ目が繋がってて切なかった。
クレーマーさんのお話は
亡くなってもクレーマーさんは逞しいなと。
夫婦で歯科技工士の奥さんは
歯科技工士だから作れる指輪を
毎年贈りあっていますが、
旦那さんは毎年同じシンプルデザインだけど
奥さんの方は毎年考えて凝ったデザイン。
亡くなった奥さんは旦那さんは
嫌々作ってたんじゃないかと疑ってたけど
そうじゃなかったことを
今更だけれど知れて良かった。
姉が昼ごはんを作るのに父が庭で植えてる
ニラを使ったつもりが “水仙” だったため
たくさん食べた弟は亡くなる。
死役所で、姉の作った料理のせいだと思い
姉も死役所に来るかなと思っていたら
たまたま話をした女性に促され一緒に成仏。
弟が亡くなったせいで
母は父を攻め、姉には何も言わない。
自分を責めずに父を責めて
母が壊れていくことに耐えきれず
姉は自死してしまうのでした。
弟くんが一足違いで先に成仏していたのは、
弟くんには良かったと思うけど
お姉さんはどうだったのかな。
お姉さんに謝らせてあげたかった気もするけど
弟さんが早々に成仏してるのは
ホッとしたかなとも思う。
弟くんは家族がボロボロになったことを
知らずに成仏できて良かったよね。
お父さんは、お姉ちゃんが自死したことで
ますます責められるし
自分でも責めるだろうから
さらに後追いの連鎖が起こりそうな感じで
切ない苦しいお話でした。
番外編は書物管理室の整理を任される
ハシ本くんのお話。
ハヤシくんがやってきて
本に挟まってた無修正写真を見つけて
持って行っちゃおうとするのを
止められないハシ本くん。
でもニシ川さんにみつかり取り上げられ、
ハヤシさんには処分したと嘘をついて
ニシ川さん判断で一部黒塗りして
保存されたことをハシ本くんに報告。
という、死役所の面々の日常ホッコリ話で
26巻はおしまい。
姉弟話がキツかったので
番外編あって助かりました。
今回は進展のなかった
シ村さんのお話の続きも気になるけど、
死役所の面々の今後も気になる。
特に番外編に出てきた3人。
わちゃわちゃしてるとホッコリします。
グランマの憂鬱 15巻
漫画、高口里純
グランマによるスカッと漫画。
村の大工の青年、広大くんは
ちょっとコワモテで変わり者と言われ
毎年 節分の鬼役を任されているのですが
やめさせてと言い出してグランマ達は
何でだろうと思う。
本当の彼は、可愛いモノが好きで
部屋の中は可愛いモノでいっぱいだけど
それを受け入れきれずに
女の子の生まれ変わりではとか思い込もうと
している。(けど、好きなのは女性)
グランマに自分が受け入れないとと諭され
隠さないようになるのでした。
嫁姑問題と防災のお話では、
悪気なく思ったことを言ってしまう姑さんは
孫娘を可愛いと思ってるのも本当だけど
跡取りの男の子が良かったと
事あるごとに外で言ってしまう。
なのに、買わなくていいという雛飾りは
買ってきたり(自分の親にも断ってるのに)
悪気がないのでタチが悪い。
拗れる嫁姑ですが、
お嫁さんが孫娘を連れて出掛けてる間に
火事がおこり、
お姑さんは孫が家に残ってるのではと
飛び込んで行く。
全員無事だったけど家は全焼。
しかし無事だったらそれでいい
というお姑さんに
お嫁さんの心も溶けていくのでした。
農作物をより良くするためにやってきた青年。
しかし、ずっと農業をしてきたお爺たちは
聞く耳を持たない。
グランマが諭してもダメ。
(お婆たちはイケメンなので素直に聞くので
余計にお爺たちの癪に触る様子)
青年の方に詫びを入れて
長い目でというグランマに
聞かない人はそれでいいと割り切りキッパリな
今時の青年にグランマもビックリ。
何とか間を取り持って、
これからは少しずつ距離を縮められそうです。
お爺さんに先立たれたお婆さんの毎日の希望は
1日1日お爺さんの元へ行ける日が近づいてる
ということ。
それは決して後ろ向きではなく、
毎日近づいていってることを喜んで
今を自分らしく前向きに生きている。
村の娘さんの結婚式を祝いに行く
グランマと嫁さんと孫のあこちゃん、
お嫁さんを祝福するグランマを見て
グランマがこういうお祝いに立ち会えるのは
あとどれぐらいなのか、孫の時はと思いを馳せ
涙が出てきてしまう。
それを見たグランマは
お嫁さんの気持ちも肯定しつつ
哀れに思わなくていいと
死に行く希望をもって生きてると伝える。
そんな風に思えるグランマ
(とそれを描く作者さま)は、
本当に凄いなぁと目から鱗ポロポロな
お話でした。
今巻は、若い人と年配の方の壁を問題にした
お話が多く、スカッとというよりは
目から鱗ポロポロなお話がいっぱいでした。
ありがとうございます!