大正4年に小諸駅 - 小海駅間に開通した佐久鉄道に、昭和5年に入線したガソリンカー、キホハニ56が保存されています。キホハニ56は、鉄道省に買収されキハニ40706となり、その後、三重県の三岐鉄道~兵庫県の別府鉄道へ譲渡されて廃車となりましたが、佐久の地へ戻り復元されました。三岐鉄道時代に荷物室が撤去されて、キハ6となっています。
2016.2.6 佐久市成知公園
車幅が短かったようです。”新幹線こまち”のように、乗降口にステップがついています。自動収納式ではありませんね。
新型のボギー台車だったようです。
木部の痛みが出ています。
三岐鉄道時代に車体の前後に、荷台が設置されました。その時の図面が資料館にありました。形式はキハニ6形となっています。右下の枠内に、昭和5年、鉄道省、キハニ40706等の記載があります。
もう一つ。資料館にあった中込駅の旧信号制御盤です。