木曽越峠の仙人日記

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モモの種子と蕾と葉の薬効

2020年04月27日 05時46分13秒 | 薬草

4月27日

当地の朝は晴れ

「モモ」、バラ科

生薬名 : 桃仁   (種子)、  白桃花  (蕾)

弥生時代の遺跡から種子が発見されているが、原産地は中国と言われる



薬用部位と採集

種子は: 7月頃に熟した果実から種子を取り出し、洗浄後に陽乾する

花は: 開花直後の蕾を採取し、陰乾する



此のモモの写真は花桃です、果実用の樹は少なくなっている

薬効
桃仁は婦人病に用いる代表的な生薬で

産前産後・血の道症や月経不順・更年期障害にも広く用いられる

鎮痛・消炎・解毒・緩下薬として用いる

花蕾には緩下利尿作用が有る



薬用法
無月経、月経痛、産後腹痛、打撲、捻挫、疝痛、便秘に(桃仁)を煎服する

便秘、浮腫には(白桃花)を煎じて服用する

桃の葉は、「あせも」の薬として浴剤に用いる

注意: 桃の葉を風呂に入れると、炭酸ガスが発生するので換気を良くする


漢方

「桃核承気湯」
冷えのぼせが強く、便秘し、尿量減少する者

「桂枝茯苓丸」
のぼせて顔赤く、足冷え、下腹部に抵抗有るもの

参考文献    日本薬草全書


「ハスカップ」

10年ほど前に婆さんの姪っ子が持ってきた、(駒ケ根の園芸会社に勤務)

6月頃に紫色の果実が鈴なりに生る



現在は1本だけが残っている、後の2本は5年ぐらいで枯れる



昨日は一日曇りで、時々小雨が降る

当地の福崎公園駐車場にも中津川市の張り紙が出ていた

「コロナウイルスの感染予防に付き、駐車は自粛してください」と
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