ずいぶんと長い間ブログを開いてなかった。いろんなことがありすぎたのは仕方がないが、少しずつ再開しようと思う。
天木直人のブログ
2019-04-05
新元号に「令和」が決まった時に、インターネット上でははやばやと次のような情報が流れた。
すなわち、安倍首相は、自らの支持母体である日本会議の意向を忖度して、新元号の二文字の出典を国書から取ることにこだわり、最終的には万葉集の大伴旅人の和歌から取ったと誇らしげに宣伝したが、実はこの和歌は中国の文献に元ネタがあり、その影響を受けた物まねだったと。
それを知った私は、インターネット時代の到来はさすがに大したものだと思ったものだ。
つまりインターネット上に飛び交う情報は、その多くがくだらないものばかりだが、中には驚くような高いレベルの情報が見られる。
もはや重要な情報や知識は、皆が一目置く既存の権威や知識人が独占する時代ではなく、1億2千万の国民すべてが、誰も知らないような情報や高度の知識を提供する時代になったのだ、と。
そして、いまでは、この「令和」が中国文献に由来していることは、全国紙も指摘するまでに広く共有されている。
そもそも当時の日本の教養人はみな中国を手本にしていたのだ。
国書にこだわる理由も根拠もないのだ。
これを要するに、「令和」の選定は、無教養な日本会議に忖度した、無教養な安倍首相による、軽率な選定であったということだ。
それにもかかわらず、いまでも安倍首相は国書から「令和」を選んだ事は良かったと、自らの選定を誇らしげに繰り返している。
ここまでま皆が中国歌人の真似だったことを語るようになった以上、安倍首相がそれを側近から聞いて、知らないはずがない。
それにもかかわらず、いまさら変えるわけにはいかないからといって、「令」や「和」のいい意味ばかりを強調して、自分の選択は良かったと強弁する。
無教養に加えて、嘘でダブルスタンダードの安倍首相だ。
まさしく安倍首相そのものだ。
新元号をめぐる大騒ぎは、安倍首相による、安倍首相のひとり芝居だったということである(了)
2019-04-05
新元号に「令和」が決まった時に、インターネット上でははやばやと次のような情報が流れた。
すなわち、安倍首相は、自らの支持母体である日本会議の意向を忖度して、新元号の二文字の出典を国書から取ることにこだわり、最終的には万葉集の大伴旅人の和歌から取ったと誇らしげに宣伝したが、実はこの和歌は中国の文献に元ネタがあり、その影響を受けた物まねだったと。
それを知った私は、インターネット時代の到来はさすがに大したものだと思ったものだ。
つまりインターネット上に飛び交う情報は、その多くがくだらないものばかりだが、中には驚くような高いレベルの情報が見られる。
もはや重要な情報や知識は、皆が一目置く既存の権威や知識人が独占する時代ではなく、1億2千万の国民すべてが、誰も知らないような情報や高度の知識を提供する時代になったのだ、と。
そして、いまでは、この「令和」が中国文献に由来していることは、全国紙も指摘するまでに広く共有されている。
そもそも当時の日本の教養人はみな中国を手本にしていたのだ。
国書にこだわる理由も根拠もないのだ。
これを要するに、「令和」の選定は、無教養な日本会議に忖度した、無教養な安倍首相による、軽率な選定であったということだ。
それにもかかわらず、いまでも安倍首相は国書から「令和」を選んだ事は良かったと、自らの選定を誇らしげに繰り返している。
ここまでま皆が中国歌人の真似だったことを語るようになった以上、安倍首相がそれを側近から聞いて、知らないはずがない。
それにもかかわらず、いまさら変えるわけにはいかないからといって、「令」や「和」のいい意味ばかりを強調して、自分の選択は良かったと強弁する。
無教養に加えて、嘘でダブルスタンダードの安倍首相だ。
まさしく安倍首相そのものだ。
新元号をめぐる大騒ぎは、安倍首相による、安倍首相のひとり芝居だったということである(了)
昨日、ウーマンラッシュアワーの村本大輔が3年にわたって月曜MCを務めてきた『AbemaPrime』(AbemaTV)を卒業した。この番組でも政権批判を展開してはネトウヨから攻撃を受けてきた村本だったが、降板にあたって最後に村本がカメラに向かい、語ったことは、芸能界において政権批判がいかにタブー化しているかということだった。
まず、村本は、この3年の変化に言及し、「ニュースに触れてしまって、知ってしまって、気づいてしまって。そっからもうなんというか、急に『漫才師』から『活動家』って言われたりして。他の芸人には『お前、おい辺野古ちゃん』って言われたりして」と、社会問題に関心を示したことで周囲の芸人からも色眼鏡で見られていたことを滲ませた。
しかも、それはただの空気だけではなかったらしい。なんと、所属の「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」から直接、沖縄の発言をやめるように言われたらしい。
「なんかこう、ちょっとでも僕が沖縄のことを書くと、いままでだったらスルーされていたことが『すごく許せない』ということで会社とかに電話があって。吉本という会社もちゃんとした会社なんで、やはり1件、2件とかで、社員さんなんかが『沖縄の発言、あれはやめたほうがいんじゃない』とか。毎回ですよね」
たった1~2件の抗議だけで「やめたほうがいい」とは、過剰反応としか思えないが、村本への働きかけはこんなレベルではなく、政治発言をするたびに毎回、幹部から直接、詰問されていたらしい。
「番組終わった後、楽屋に毎回、吉本の社員とか偉い人が待ってて、そのまま取り調べみたいなの受けるでしょ? そうなんですよ。僕、最近、吉本の社員のこと、「公安」って呼んでるんですよ。治安維持法でね、ちょっと僕がつぶやいたらしょっぴかれて」
「この前なんか『ガキの使い』で『アウト!』って言う藤原(寛)さん、(よしもとクリエイティブ・エージェンシーの)社長ですよ。社長が楽屋に座ってるんですよ。アベプラが終わったら、『ちょっと来てください』って言われて、『こないだのTwitterの件やけども、これはどうにかならんか、百田(尚樹)さんや高須(克弥)さんのこと』ということで、楽屋に30~40分も閉じ込められて、ずっと藤原さんに言われたんですよ。『ホンマにあかんときは「アウト!」って言わへんのや』っていうくらい(笑)。ほんとにもう、ずーっとね。とんとんと言われつづけるんですよ。僕も『あー、すみません、すみません、すみません』つってね。で、また書いちゃって言われて」
そう、よしもとの藤原社長までが出動して、村本がTwitter上で百田氏や高須氏とバトルを繰り広げていた件とについて、クレームをつけたらしいのだ。
村本の口調はけっして告発調ではなく、漫才師らしくギャグとして笑い飛ばしていただけだが、これは明らかに圧力だろう。
いったいなぜ、よしもとはこんな露骨な圧力をかけているのか。百田氏や高須氏とのバトルにしても、ひどい発言をしているのは、ヘイトやフェイクを繰り返す百田氏や、ナチ肯定発言の高須氏であり、村本氏はそれを批判しただけだ。それを自社タレントを守るどころか、社長が乗り出し、抑えにかかったのだ。
いったいこれはなんなのか。たしかに高須氏はCMを大量出稿する高須クリニックの院長である、百田氏は関西の一部テレビ局にもパイプがあるが、だとしても、これは異常だ。
これは、村本の発言がただの政治発言だからではなく、明らかに安倍政権の政策批判や、ネトウヨから支持を得ている安倍応援団とのバトルだからではないのか。現に、よしもとにも、松本人志を筆頭に、小籔千豊、千原せいじ、たむらけんじなど、政治問題にコメントしているタレントは山ほどいるが、彼らに対して、こうした圧力は加えられていない。
まったく、唖然とする状況だが、しかし、村本の政権批判抑え込みをやっているのは、よしもとだけではない。よしもとほど露骨に出ないだけで、テレビでも同じことが起きているはずだ。村本は、沖縄の問題を語っただけで吉本に抗議電話があったという話をしていたが、テレビ局や番組にその何倍もの抗議があったことは想像に難くない。そして、テレビ業界全体が「村本を使うといろいろ面倒くさい」という空気に支配され、どんどん村本を使わなくなった、そういうことだろう。
実際、村本は今回の最後の挨拶のなかでも、こんな話をしていた。
「こないだ別の番組のスタッフさんと飲みに行ったときも、『ちょっと色が付いてる。クイズ番組とかバラエティ番組出たとき、そういうこと言いそうな感じがするっていうのは、正直あんまりプラスじゃない』っていう話なんかされたりして」
まず、村本は、この3年の変化に言及し、「ニュースに触れてしまって、知ってしまって、気づいてしまって。そっからもうなんというか、急に『漫才師』から『活動家』って言われたりして。他の芸人には『お前、おい辺野古ちゃん』って言われたりして」と、社会問題に関心を示したことで周囲の芸人からも色眼鏡で見られていたことを滲ませた。
しかも、それはただの空気だけではなかったらしい。なんと、所属の「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」から直接、沖縄の発言をやめるように言われたらしい。
「なんかこう、ちょっとでも僕が沖縄のことを書くと、いままでだったらスルーされていたことが『すごく許せない』ということで会社とかに電話があって。吉本という会社もちゃんとした会社なんで、やはり1件、2件とかで、社員さんなんかが『沖縄の発言、あれはやめたほうがいんじゃない』とか。毎回ですよね」
たった1~2件の抗議だけで「やめたほうがいい」とは、過剰反応としか思えないが、村本への働きかけはこんなレベルではなく、政治発言をするたびに毎回、幹部から直接、詰問されていたらしい。
「番組終わった後、楽屋に毎回、吉本の社員とか偉い人が待ってて、そのまま取り調べみたいなの受けるでしょ? そうなんですよ。僕、最近、吉本の社員のこと、「公安」って呼んでるんですよ。治安維持法でね、ちょっと僕がつぶやいたらしょっぴかれて」
「この前なんか『ガキの使い』で『アウト!』って言う藤原(寛)さん、(よしもとクリエイティブ・エージェンシーの)社長ですよ。社長が楽屋に座ってるんですよ。アベプラが終わったら、『ちょっと来てください』って言われて、『こないだのTwitterの件やけども、これはどうにかならんか、百田(尚樹)さんや高須(克弥)さんのこと』ということで、楽屋に30~40分も閉じ込められて、ずっと藤原さんに言われたんですよ。『ホンマにあかんときは「アウト!」って言わへんのや』っていうくらい(笑)。ほんとにもう、ずーっとね。とんとんと言われつづけるんですよ。僕も『あー、すみません、すみません、すみません』つってね。で、また書いちゃって言われて」
そう、よしもとの藤原社長までが出動して、村本がTwitter上で百田氏や高須氏とバトルを繰り広げていた件とについて、クレームをつけたらしいのだ。
村本の口調はけっして告発調ではなく、漫才師らしくギャグとして笑い飛ばしていただけだが、これは明らかに圧力だろう。
よしもとが露骨に圧力をかけたのは、村本の発言が政権批判だから
いったいなぜ、よしもとはこんな露骨な圧力をかけているのか。百田氏や高須氏とのバトルにしても、ひどい発言をしているのは、ヘイトやフェイクを繰り返す百田氏や、ナチ肯定発言の高須氏であり、村本氏はそれを批判しただけだ。それを自社タレントを守るどころか、社長が乗り出し、抑えにかかったのだ。
いったいこれはなんなのか。たしかに高須氏はCMを大量出稿する高須クリニックの院長である、百田氏は関西の一部テレビ局にもパイプがあるが、だとしても、これは異常だ。
これは、村本の発言がただの政治発言だからではなく、明らかに安倍政権の政策批判や、ネトウヨから支持を得ている安倍応援団とのバトルだからではないのか。現に、よしもとにも、松本人志を筆頭に、小籔千豊、千原せいじ、たむらけんじなど、政治問題にコメントしているタレントは山ほどいるが、彼らに対して、こうした圧力は加えられていない。
まったく、唖然とする状況だが、しかし、村本の政権批判抑え込みをやっているのは、よしもとだけではない。よしもとほど露骨に出ないだけで、テレビでも同じことが起きているはずだ。村本は、沖縄の問題を語っただけで吉本に抗議電話があったという話をしていたが、テレビ局や番組にその何倍もの抗議があったことは想像に難くない。そして、テレビ業界全体が「村本を使うといろいろ面倒くさい」という空気に支配され、どんどん村本を使わなくなった、そういうことだろう。
実際、村本は今回の最後の挨拶のなかでも、こんな話をしていた。
「こないだ別の番組のスタッフさんと飲みに行ったときも、『ちょっと色が付いてる。クイズ番組とかバラエティ番組出たとき、そういうこと言いそうな感じがするっていうのは、正直あんまりプラスじゃない』っていう話なんかされたりして」
こういう新聞社の行動が社会に訴える活動じゃありませんか。
東京新聞 社会面より
岩手日報社(木)盛岡市)は十一日、東日本大震災からの復興の現状を伝え、南海トラ フなどの巨大地震、頻発する豪雨災害への備えを呼び掛ける特別号外(十二㌻)を一 万九千二百四十部発行し、東京など七都市で配布した。
紙面では、インフラ整備の進展、岩手県 釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムがラグ ビー・ワールドカップ(W杯)の会場になるなどの明るい話題がある一万、二千八百人余りが仮設住宅暮らしを続けている現状を紹介。
県と北海道地震や西日本豪雨の被 災地の人々とのつながりも取り上げた。
東京・有楽町駅前で号外を配った東根千万億(あずまね ちまお)社長は「復興の支援に感謝し、被災地の現状をみなさんにお知らせする。
南海トラフ地震など災害が予想される中、備えておけば恐れることはないという思いを込めた」と話した。
号外を手にした千葉県柏市の主婦宮地静さん(60)は「被災地に元の生 活が戻ってほしい。現状がどうなっている のか、しっかり読みます」と話していた。
東京新聞 社会面より
岩手日報社(木)盛岡市)は十一日、東日本大震災からの復興の現状を伝え、南海トラ フなどの巨大地震、頻発する豪雨災害への備えを呼び掛ける特別号外(十二㌻)を一 万九千二百四十部発行し、東京など七都市で配布した。
紙面では、インフラ整備の進展、岩手県 釜石市の釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムがラグ ビー・ワールドカップ(W杯)の会場になるなどの明るい話題がある一万、二千八百人余りが仮設住宅暮らしを続けている現状を紹介。
県と北海道地震や西日本豪雨の被 災地の人々とのつながりも取り上げた。
東京・有楽町駅前で号外を配った東根千万億(あずまね ちまお)社長は「復興の支援に感謝し、被災地の現状をみなさんにお知らせする。
南海トラフ地震など災害が予想される中、備えておけば恐れることはないという思いを込めた」と話した。
号外を手にした千葉県柏市の主婦宮地静さん(60)は「被災地に元の生 活が戻ってほしい。現状がどうなっている のか、しっかり読みます」と話していた。