1
佐川氏は国会での証言で、「刑事訴追のおそれがあるので、証言を拒否します」と50数回証言した。この50数回の証言拒否により、真実は、佐川証言では、明らかにならなかった。
真実を明らかにするために、昭恵夫人、谷氏(同夫人づきの官邸職員)、その他の関係者を国会証人喚問すべきである。
ロッキード事件の時は、衆議院だけで、数十回の証人喚問があった。
2
各テレビ局のワイドショーが、1か月、この森友問題を
しつっこく報道し続ければ、
舛添元都知事辞任と同じことが起きる(私見)。
3
個々人が各テレビ局の視聴者センターにTELし、1か月間、この森友改竄問題を貴乃花事件と同じレベルで報道し続けるよう、要請するよう、期待したい。
4
わたしは、今日(3/29)、2テレビ局の視聴者センターにTELし、森友改竄問題を貴乃花事件と同じレベルで、大大的に、さらに1か月、森友改竄問題を報道するよう、要請しました。
升永英俊
新ベンチャー革命2018年3月27日 No.1975
タイトル:安倍氏がもっとも狼狽するのは、2015年9月4日の大阪日帰り出張に関する野党の追及:この日の午後3時から小一時間、安倍氏は近畿財務局関係者と密会していたのではないか
1.森友事件から必死で逃げようとしている安倍氏の急所はやはり、国会会期中にもかかわらず、強行された2015年9月4日の唐突な大阪日帰り出張だった。
2018年3月26日に行われた参院予算委員会にて、安倍氏は2015年9月4日の行動を追及されたようですが、このとき、安倍氏はかなり動揺したそうです(注1)。
本件、本ブログでもすでに取り上げています(注2)。
この大阪出張のとき、安倍氏は今井秘書官を伴っていますが、少なくとも、今井氏は翌日まで居残って、近畿財務局に掛け合って、森友学園への国有地特例譲渡を要請したのはほぼ間違いないでしょう。
当時の財務省理財局長は佐川氏ではなく、安倍氏と親しい迫田氏でしたが、迫田氏は今井氏と東大法卒の同期です(注3)。
森友案件を担当させられた近畿財務局は、迫田氏と今井氏の両方から指示されて、森友学園への国有地の特例譲渡の手続きをやらされたのは間違いないでしょう。
2.2015年9月4日、唐突な大阪日帰り出張を強行した安倍氏はほんとうに、テレビ生出演だけが目的だったのか
本件に言及しているネット投稿記事サイト・リテラでは、安倍氏の大阪出張の詳細を書いていますが(注1)、安倍氏がこのとき、近畿財務局の幹部と接触した可能性については言及していません。
さて、本件に関する本ブログの見方では、安倍氏のミヤネ屋への生出演は、オモテムキの出張目的であって、ほんとうの目的は別にあったと観ています。そして、2015年9月4日の午後3時から4時の空白の時間にこそ、安倍氏の大阪出張の真の目的があったと疑っています(注2)。
ミヤネ屋を放送している読売テレビと、近畿財務局は近いので、小1時間あれば、安倍氏は密かに、近畿財務局の幹部や森友案件担当者と会うことは可能です。また、読売テレビの近くには密会に適したホテルニューオータニ大阪などもあります。
この小1時間の安倍氏の行動が判明すれば、そのときこそ、安倍氏の森友案件への関与は証明されます。そして、安倍氏は国民への公約どおり、総理も辞め、議員も辞職しなければなりません。
3.2015年時点の近畿財務局は、今井秘書官と迫田理財局長(当時)の指示だけでは、違法行為に踏み切れなかったのではないか
森友学園への国有地特例譲渡要請について、安倍官邸からの指示は、今井秘書官が行っていたのは間違いないでしょうが、それを受ける方の近畿財務局は、違法行為をやらされるわけですから、当初は抵抗したのではないでしょうか。
そこで、今井秘書官は、安倍氏本人の意思であることを近畿財務局にわからせるため、安倍氏を大阪出張に同行させたのでしょう。
もしそうなら、安倍氏は、大阪出張時、絶対に近畿財務局の幹部や担当者と接触しているはずなのです。
そこで、今井氏が考えた妙案が、安倍氏を読売テレビの番組に生出演させるという名目で、安倍氏を大阪に出張させたと推測されます。そして、この番組への生出演を密会のアリバイづくり利用したと考えるのが自然です。
この偽装工作には読売テレビの協力が必要であり、アベトモ・ナンバーワンのナベツネが一枚かんでいると考えるのが妥当です。
さらに言えば、このとき、もし、安倍氏が密かに、近畿財務局の人間と接触していたら、その人たちこそ、安倍氏の森友案件への関与を証明できるはずです。
大阪地検特捜部は、このときの真実をすでに把握していると思われます。
いずれにしても、このとき、安倍氏が近畿財務局の関係者とまったく会わずに帰京したとは到底、思えません。
注1:阿修羅“森友疑惑の本丸はやっぱり“影の総理”か! 安倍首相が今井尚哉・首相秘書官の大阪での行動を追及されて異常な狼狽(リテラ)”2018年3月26日
http://www.asyura2.com/18/senkyo242/msg/159.html
注2:本ブログNo.1968『2015年9月4日午後3時から小一時間、安倍氏が読売テレビ番組・ミヤネ屋に生録出演した時間帯の動静を追及すべき:近畿財務局は読売テレビと大阪城をはさんだ反対側に位置する』2018年3月20日
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37244852.html
注3:本ブログNo.1967『前川・前文部次官は森友学園への国有地特例譲渡を財務省に要求したのは今井総理補佐官(佐川氏や迫田氏と東大同期)ではないかと指摘:野党は2015年9月4日の安倍氏のミヤネ屋出演(大阪)を掘り下げるべき』2018年3月19日
https://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/37243611.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
原発事故で避難した人たちの生活が困窮している。特にやむなく自主避難に至った人たちの生活は苦しく、2017年に住宅提供を打ち切られた今、未来への不安と孤独にさいなまれ自死した母子避難者の母親まで現われた。
事故から立ち直っていく人たちがいる一方で、助けを求める人たちが声をあげられなくなっている。こうしたメディアが報じない「不都合な真実」を、若手女性ジャーナリストで『地図から消される街』の著者・青木美希氏が描く。
http://gendai.ismcdn.jp/mwimgs/9/6/250/img_96a58a403b89bffeef1e0bf135d68d8d63465.jpg
2018年1月10日、筆者は神奈川県の公園を訪れた。風が緑地を吹き抜け、ササや下草を揺らす。サクラやタケなど多種多様な木々が茂る雑木林。ドングリや落ち葉の中で、二股に分かれ、遊歩道を覆うように空に伸びるコナラが茶色の木肌をさらす。
54歳になる一人の母親が2017年5月、この木に洗濯物用ロープをかけ、首を吊った。子どもたちと福島県から東京に避難していた。
彼女は、2つ3つと仕事を掛け持ちし、必死に子供の学費を捻出した。しかし心身共に追い詰められてしまった。どのように支援が打ち切られてきたか、どう絶望していったかを克明に書き残している。学費の悩みが多く残されており、なにより住む場所に困っていた。
震災から7年。事態は深刻化している。
立ち直っていく人が増える一方で、支援が次々打ち切られるなかに取り残される人が孤立している。震災関連自殺は2016年の21人から17年には25人に増加した(2018年3月12日時点)。
特に県外避難者の生活は苦しく、福島県の調査では避難指示などが出た1万人以上がうつ病や不安障害の傾向が高いと推計され、特に県外避難者は9.7%と、全国平均の3倍以上の割合だった。世間の無関心のため、助けを求める人たちが声を上げられなくなったことが背景の一つにある。
首を吊ったこの女性は、震災前は夫と中学生の長男、小学生長女の4人で一軒家で暮らしていた。カレーや肉じゃが、手料理が得意で、子どもたちを励ますときにはチーズハンバーグをつくった。たまに家族旅行に行くのが楽しみだった。
「あの日」までは普通だった。
一家が住んでいた福島県郡山市は、原発事故で線量が上がった。放射線量は2011年4月1日午前0時時点で郡山合同庁舎東側入口が2.52マイクロシーベルト毎時。平常時(0.04~0.06マイクロシーベルト毎時)の40~60倍だった。
女性が線量計を借りて測った。学校の近くは1マイクロシーベルト毎時あった。国が年1ミリシーベルトとする0.23マイクロ毎時の4倍だ。
http://gendai.ismcdn.jp/mwimgs/9/d/640m/img_9d542a98f891ba263ff4d205bcb4ba0a238271.jpg
2013年5月、田村市の住宅では出荷制限された野生のしいたけが食卓に上っていた(photo by The Asahi Shimbun)
政府は4月19日になって、「年20ミリシーベルト」という、福島県内の小中学校や幼稚園などの暫定的な利用基準を公表した。どうして平常時の20倍なのかと、県民や有識者から批判が相次いだ。
内閣官房参与の小佐古敏荘・東京大学大学院教授は、4月29日に記者会見を開き、「とんでもなく高い数値であり、容認したら私の学者生命は終わり。自分の子どもをそんな目に遭わせるのは絶対に嫌だ」と涙を流しながら訴え、辞任した。
事故から立ち直っていく人たちがいる一方で、助けを求める人たちが声をあげられなくなっている。こうしたメディアが報じない「不都合な真実」を、若手女性ジャーナリストで『地図から消される街』の著者・青木美希氏が描く。
http://gendai.ismcdn.jp/mwimgs/9/6/250/img_96a58a403b89bffeef1e0bf135d68d8d63465.jpg
子どもの未来を守る、その一心で
2018年1月10日、筆者は神奈川県の公園を訪れた。風が緑地を吹き抜け、ササや下草を揺らす。サクラやタケなど多種多様な木々が茂る雑木林。ドングリや落ち葉の中で、二股に分かれ、遊歩道を覆うように空に伸びるコナラが茶色の木肌をさらす。
54歳になる一人の母親が2017年5月、この木に洗濯物用ロープをかけ、首を吊った。子どもたちと福島県から東京に避難していた。
彼女は、2つ3つと仕事を掛け持ちし、必死に子供の学費を捻出した。しかし心身共に追い詰められてしまった。どのように支援が打ち切られてきたか、どう絶望していったかを克明に書き残している。学費の悩みが多く残されており、なにより住む場所に困っていた。
震災から7年。事態は深刻化している。
立ち直っていく人が増える一方で、支援が次々打ち切られるなかに取り残される人が孤立している。震災関連自殺は2016年の21人から17年には25人に増加した(2018年3月12日時点)。
特に県外避難者の生活は苦しく、福島県の調査では避難指示などが出た1万人以上がうつ病や不安障害の傾向が高いと推計され、特に県外避難者は9.7%と、全国平均の3倍以上の割合だった。世間の無関心のため、助けを求める人たちが声を上げられなくなったことが背景の一つにある。
首を吊ったこの女性は、震災前は夫と中学生の長男、小学生長女の4人で一軒家で暮らしていた。カレーや肉じゃが、手料理が得意で、子どもたちを励ますときにはチーズハンバーグをつくった。たまに家族旅行に行くのが楽しみだった。
「あの日」までは普通だった。
一家が住んでいた福島県郡山市は、原発事故で線量が上がった。放射線量は2011年4月1日午前0時時点で郡山合同庁舎東側入口が2.52マイクロシーベルト毎時。平常時(0.04~0.06マイクロシーベルト毎時)の40~60倍だった。
女性が線量計を借りて測った。学校の近くは1マイクロシーベルト毎時あった。国が年1ミリシーベルトとする0.23マイクロ毎時の4倍だ。
http://gendai.ismcdn.jp/mwimgs/9/d/640m/img_9d542a98f891ba263ff4d205bcb4ba0a238271.jpg
2013年5月、田村市の住宅では出荷制限された野生のしいたけが食卓に上っていた(photo by The Asahi Shimbun)
政府は4月19日になって、「年20ミリシーベルト」という、福島県内の小中学校や幼稚園などの暫定的な利用基準を公表した。どうして平常時の20倍なのかと、県民や有識者から批判が相次いだ。
内閣官房参与の小佐古敏荘・東京大学大学院教授は、4月29日に記者会見を開き、「とんでもなく高い数値であり、容認したら私の学者生命は終わり。自分の子どもをそんな目に遭わせるのは絶対に嫌だ」と涙を流しながら訴え、辞任した。