言わなければならない事は言わないと前には進まない

生活する中において言わなければならない事や、他の記事で共感したことなどを中心に。今その時の思いを表す。

②週刊朝日より、小沢一郎を嫌いな人も読めば分かる政治の話

2013-05-30 22:46:39 | 言いたいことは何だ
② 小沢一郎を嫌いな人も読めば分かる政治の話。週刊朝日より  

週刊朝日 201367日号配信掲載) 2013529()配信
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20130529-01/1.htm
 

──もうひとつ政策の話をしますと、脱原発の考えは変わらないのですか。
小沢 変わりません。
 
──自民党は今、再稼働に向けて力を入れ始めているように見えますが、再び本腰を入れて反対していかなければいけないですね。
小沢 そう思います。しかし、本当に自民党がわからない。
僕らだって、自民党時代を含めて原発依存の政策を採ってきた責任はあるが、現在、福島で大変な事故を起こして、これだけその深刻さがわかったわけですよね。
原子力は、高レベルの廃棄物も何とか処理できるっていうことでスタートしたんです。
ところが40年たっても、処理できないってことがわかったわけです。今ね。
そうなると、これはもう原発とさよならするしか方法がない。
 
──そのような基本的な政策を訴えていくわけですが、7月の参議院選挙はどうでしょうか。
小沢 実を言うと、これが難しい。
新しい受け皿ができるかと言うと、今の状況ではもう無理でしょう。
維新とみんなの党は、なんだか基本政策はみんな自民党と一緒でしょう。
 
そうすると野党代表としては民主党だけれど、民主はなんていうか思考停止状態でしょう。
憲法でもTPPでも、全然結論を出せない。
 
選挙協力について民主党に呼びかけたんですが、出てこない。
民主は結局、意思決定できない。
 
このままだと参院選までには受け皿の構築は無理ですね。
そうすると、これまた去年と同じように自民党に対する積極支持はないけれど、最終的に自民党が勝つということになるでしょうね。しかし、まあそこからですね。
 
──勝負はそこからということですか。
小沢 と思います。僕は3年後には、絶対また政権交代になると思っています。
そのために小選挙区制にしたんだから。得票率、得票数が変わらないのに3分の2取れるということは、小選挙区制だからです。
 
4年前はその逆だったんです。今度また3年後に再逆転するということは必ずできる。
むしろ容易なことなんです。
年末の惨敗の結果、みんな今、くしゃっとなっちゃっていますね、青菜に塩みたいに。
しかし、そんなことではいけません。
自由党と民主党が合併したときと同じような勢力になったということです。
振り出しに戻っただけのことです。
次の総選挙で再び政権を奪取すればいいのです。
 
──改憲と並んで、アベノミクスの評価が参院選後の勝負を分けますよね
小沢 結論が出るのにそうはかからないと思う。安倍さんは早々につまずくんじゃないかと思います。
安倍さん自身がつまずくと同時に、一方で国民のほうが冷めてくると思います。
 
──冷めますか。
小沢 アベノミクスって何だっていう話です。
 
具体的には何もやってない。従来の自民党と同じ、公共事業を増やして、日銀が国債をむやみやたらと買い入れるだけの話だから。
 
日銀買い入れの国債をぼんぼん増発するということは、制度的には禁止されていることなんです、本当は。
それでカネがジャブジャブしてきたから必要な庶民に貸せばいいんだけれど、絶対に零細企業なんかには貸さない。
そうすると、結局、株か不動産に流れるわけです。
またバブルですよ。株が上がって、じゃあどれだけの国民が儲かってるんですか。
 
──一部ですよね。
小沢 ほんの一部でしょう。為替は円が安くなっている。
それで誰が儲かってるか。
消費税も払わない輸出大企業だけです。
円安でガソリンは上がる、漁業、農業の燃費は上がる、飼料は上がる、食料は上がる、化学製品は上がる、みんな値上げになります。
円安はちょっと歯止めがきかなくなる可能性があります。
そうすると日常の物価上昇がものすごいことになる。
アベノミクスで
国民格差は拡大
 結局アベノミクスは、格差をどんどん大きくする。
大多数の国民は所得は上がらないままに物価高に苦しむという話になるんです。
僕は今年中にそうなると思う。
ですから、アベノミクスという幻想は近いうちに崩れてしまうと思いますね。
 
──なるほど。
小沢 安倍政権はこの参院選まではもつでしょうけど、そう長くはもたないと思います。
 
──そして次の総選挙に向けて政治はまた大きく動いていくということですね。
小沢 そう思います。だから一番のポイントは、やっぱり民主党です。
 
──しかし、今の民主党はTPP賛成、原発OKっていう方々なのでは。
小沢 大多数の民主党の人たちはそうではないと思います。
ただ、幹部の中に自民党志向の人たちが多いわけです。
だから、民主党の中で考え方の相違がいずれ出てくるんじゃないかと思います。
 
今でもそれはわかりきってることなんですが、具体的な動きとして出てくる。
そうするとやっぱり、ある意味で政界の新しい再編になるのではないかと思います。
 
──民主党には連合の問題があります。中心を担う電力総連は原発推進ですね。小沢さんたちは脱原発の立場ですから、折り合いが難しいですね。
小沢 今、連合は、組合員と意識が乖離してるんじゃないですか。
農協もそうです。
TPP反対で、これに賛成する人は政治家でも断固落選させると言っていた農業団体が、自民党を応援してるんだもの。
 
そんなばかな話ないでしょう、人をばかにしてる。
それと同じで、連合だって消費増税賛成、原発も推進、TPPも賛成でしょう。
これ、経団連と同じですよね。
 
勤労者の代表の連合も、経営者と同じ話になっちゃってる。
ですから、このような状態が続けばいずれ必ず破綻します。
農協も同様です。いつまでも国民をだませるものではありません、私はそう思う。
 
──選挙も近づいていますが、普段の生活は健康に気をつけてエンジョイされてますか。
小沢 はい、そうですね。僕は選挙のことで地方出張するのが仕事だから。東京では別に何というわけでもないんですが、地方に出て、それぞれの地域の人たちや伝統的な文化に触れるのが楽しみですね。
構成 本誌・佐藤 章



 
 


①週刊朝日より、小沢一郎を嫌いな人も読めば分かる政治の話

2013-05-30 22:46:16 | 言いたいことは何だ
① 小沢一郎を嫌いな人も読めば分かる政治の話。
 

週刊朝日 201367日号配信掲載) 2013529()配信
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20130529-01/1.htm
 

「平和主義という日本国憲法の理念を変えることは革命にあたる。
だから変えることはできないんだ」。
「先に手続きを変えようとするのはあべこべだ」。
小沢一郎・生活の党代表は、インタビューで憲法改正に意欲を燃やす安倍首相をコテンパンにやっつけた。
「次の総選挙で再び政権交代だ」。政界に新たな嵐を呼ぶか。
 
──橋下徹・日本維新の会共同代表は現在、逆風の中にありますが、橋下さんには当初、官僚政治の閉塞(へいそく)状況を打ち破ってくれるのではないかという期待がありましたね。
 
小沢 そう、そう。統治の機構を変えるんだと、僕が20年前から言っていたのと同じ言葉を使ってしゃべり始めたんだね。官僚支配から政治主導に統治の機構を根本的に変える、という掛け声だったんだ。
だけど、そのわりにはだんだん自民党と同じになってきてしまいました。
しかも、ウルトラ右的な体質がだんだん出てきちゃった。本音が出てきたみたいな。
 
──そうですね。
小沢 今度の橋下さんの(従軍慰安婦問題などの)発言で、維新人気っていうのはまったくなくなっちゃうんじゃないかな。
 
──橋下さんは自民党と共同で憲法96条を変えようという考えです。
小沢 政治姿勢の面から言うと、自民党と同じような思想、発想、体質が具体的に表れてきたのではないかと思います。憲法の問題もTPP(環太平洋経済連携協定)の問題も消費税の問題も、もはや自民党と一緒でしょう。
 
──では、安倍晋三首相が強い意欲を見せる96条改正についてはどう考えますか。
小沢 手続きを変えるところから入っていくというのは、まさにあべこべな話です。
そこを変えやすくして、じゃあどのように憲法を変えるんだというしっかりとした理念、ビジョン、青写真がまったく見えてこない。
ただただ変えやすくするために発議要件を全議員の3分の2から2分の1にということでしょう。
3分の2という要件は憲法の中で他の問題についてもいくつかあります。
地方議会でも、民間でもいっぱいあるんです、3分の2というのは。
 
──なるほど。
小沢 ほかにもいっぱい使われる3分の2なのに、一番大事な憲法改正だけを2分の1にしちゃうというのはおかしい。
真正面の議論とは思えない。
だから安倍さんでも橋下さんでも誰でもいいけど、憲法を変えたいのならまずはここをこうしたいと言ってくれなければ。ところがそれがない。
 
──憲法改正の発議には国会議員の3分の2が必要だというのは、世界各国でも多いんですよね。
小沢 多いですよ。憲法は大事な最高法規だから特にそれだけ慎重にしようということですね。
 
──そういうことですね。
小沢 うん。そして、自民党の草案なるものを見たら、変えようとしているのは主として9条だけなんですね。
国防軍を持つということだけであって、あとはほとんど変わっていない。
これでは、憲法全体の基本の理念や原則をどのようにしようとしているのかが見えてきません。
僕は9条の修正・加筆をするのに頭から反対しているわけではないが、基本の理念がわからないと、まやかしか、いかさまみたいな話になる。
平和主義の理念
変えるのは革命
──9条は、平和主義という今の憲法の基本理念のひとつですよね。
小沢 そうそう。国民主権、基本的人権の尊重、国際協調と並んで、平和主義が今の憲法の四つの基本理念であり、原理です。だから、これを変えるということはまったく新しい憲法をつくるということと同じになるんです。
憲法の理念を変えるということは、一種の革命です。
だから、憲法の理念を変えることはできないんです。
たとえ百歩譲っても、じゃあ新しい憲法をどのような理念でどのようにするんだということを明確にしなければなりません。
自民党案を見ても、それがまったくない。
 
──その自民党が、今度の参議院選挙で大勝しそうな情勢だと言われますが、どうしてこういう状況になってしまったのでしょうか。
小沢 4年前の夏に、慎重な日本人としては清水の舞台から飛び降りるような決定をしたわけですね、政権交代という。
それだけにやっぱり、民主党に対する期待はずれ、その反動というものはすごく大きかったと思う。
去年の暮れの総選挙では自民党の得票数は前回と変わらなかったのに、与党で3分の2の議席を取った。
小選挙区制だからですが。国民は別に積極的な自民党支持ではないんです。
だけど、民主党があまりにも期待はずれだったことと、それに代わる受け皿が結局できないままに選挙に突入しちゃったということでこうなってしまいました。
 
──せっかく政権交代したのに、民主党はどうして失敗してしまったのですか。
小沢 やはりまったく経験がなかったこと。
だから、よくわからなかったのでしょう、国の仕組みや財政の状況や。
だから役人の言うとおり、ウン、ウンという話になっちゃう。
自分で何かやろうと思えば責任を取らなければいけないから、言うとおりになっちゃったということです。
 
──そうですか。
小沢 それでまあ、じゃあ、お前何してたんだと、こう言われるんですけども。
僕は鳩山(由紀夫)さんから、「あなたはもう党務に専念して、政府の政策決定については干渉しないでください」と宣告されたから、まあしょうがない。
だから別に逃げるわけでも何でもないけれども、僕は関与できない立場になっちゃって、「はい、党務をやります」ということになったわけです。
小選挙区で容易
3年後の再逆転
──なるほど。2010年9月の民主党代表選で元首相の菅直人さんと戦ったとき、沖縄の普天間飛行場の辺野古(へのこ)移設に絡んで「沖縄や米国とよく話し合って」と演説されました。どういう意味だったのでしょうか。
小沢 「県外、国外」とはまた別次元ですが、沖縄のあの海をこれ以上埋め立てるっていう発想は、僕はとんでもないことだと思います。
ましてあそこは白いジュゴンの最北棲息地であって、きれいなサンゴ礁の海ですから。沖縄の資産であるとともに日本の大事な大事な自然資産です。
これはもう、僕は絶対反対ですね。
 
──本当ですね。
小沢 あんなきれいな海を。何考えてるんだっていうことです。
世界遺産みたいなものですよ。
 それでどうするかっていう話ですが、米軍の軍事戦略は今や、第一線部隊はもう前線におく必要がない、引き揚げようということなんです。
 
だから海兵隊も事実上、グアム島やハワイのほうに引き揚げてます。
またドイツをはじめヨーロッパからも撤退している。
だから沖縄には要らないんです、海兵隊の実戦部隊は。
 
沖縄と周辺海域に防衛の空白が出るとしたら、それは日本がやるべき話なんです、日本の領土ですから。
 
アメリカにおんぶしているということがおかしな話です。
もうひとつ違うレベルからの話をすると、アメリカはアジア全体を睨(にら)んでの指揮命令系統とその関連施設は沖縄に残したいと考えているかもしれません。
それは必要だと思う。
だけど辺野古に大きな飛行場は必要ないし、普天間も僕は要らないと思います。
 
②へ続く・・・


自民党の古賀誠元幹事長が共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ、憲法改正の発議要件を緩和する96条改正について「絶対にやるべきではない」と強く反対したことが分かった。自民党の元幹部が赤...

2013-05-30 22:33:49 | 言いたいことは何だ
前野 秀雄さんの写真をシェアしました。
毎日新聞 2013年05月29日 18時40分(最終更新 05月29日 19時37分)<br>
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自民党の古賀誠元幹事長<br>
拡大写真<br>
 自民党の古賀誠元幹事長が共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ、憲法改正の発議要件を緩和する96条改正について「絶対にやるべきではない」と強く反対したことが分かった。自民党の元幹部が赤旗に登場するのは異例。安倍晋三首相は96条改正に前向きだが、歯止め役のいない党内への懸念が背景にあるとみられる。6月2日付日曜版に掲載される。<br>
 古賀氏は「各議院の総議員の3分の2以上」という発議要件に関し「憲法はわが国の最高法規。他の法規を扱う基準と違うのは当然だ」と指摘。自民党は憲法改正草案で「過半数」への緩和を掲げているが「ハードルを下げることは認めることはできない」と反対姿勢を鮮明にした。<br>
 9条については「平和憲法の根幹。その精神が一番ありがたいところで、『世界遺産』と言っている」と平和主義の堅持を主張。そのうえで「自衛隊は9条2項(戦力不保持)を1行変えて認めればいい」として、限定的な改正にとどめるべきだとの考えを示した。<br>
 古賀氏はこのところ、テレビ番組に出演するなど改憲への慎重論を発信している。記事では戦争遺児としての生い立ちに触れ「二度と戦争を起こしてはならない。インタビューを受けたのも、戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったからだ」と述べ、慎重な党内論議を促した。【竹島一登】
毎日新聞 2013年05月29日 18時40分(最終更新 05月29日 19時37分)

自民党の古賀誠元幹事長
拡大写真
 自民党の古賀誠元幹事長が共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ、憲法改正の発議要件を緩和する96条改正について「絶対にやるべきではない」と強く反対したことが分かった。自民党の元幹部が赤...旗に登場するのは異例。安倍晋三首相は96条改正に前向きだが、歯止め役のいない党内への懸念が背景にあるとみられる。6月2日付日曜版に掲載される。
 古賀氏は「各議院の総議員の3分の2以上」という発議要件に関し「憲法はわが国の最高法規。他の法規を扱う基準と違うのは当然だ」と指摘。自民党は憲法改正草案で「過半数」への緩和を掲げているが「ハードルを下げることは認めることはできない」と反対姿勢を鮮明にした。
 9条については「平和憲法の根幹。その精神が一番ありがたいところで、『世界遺産』と言っている」と平和主義の堅持を主張。そのうえで「自衛隊は9条2項(戦力不保持)を1行変えて認めればいい」として、限定的な改正にとどめるべきだとの考えを示した。
 古賀氏はこのところ、テレビ番組に出演するなど改憲への慎重論を発信している。記事では戦争遺児としての生い立ちに触れ「二度と戦争を起こしてはならない。インタビューを受けたのも、戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったからだ」と述べ、慎重な党内論議を促した。【竹島一登】


原発事故後、東大放射線医療研究室の専門医たちは妻子を九州や関西に避難させていた!

2013-05-29 03:55:02 | 言いたいことは何だ

転載元:秋場龍一のねごとhttp://akiba1.blogspot.jp/2013/05/blog-post_28.html



原発事故後、東大放射線医療研究室の専門医たちは妻子を九州や関西に避難させていた!




「私の研究室にいる、放射線医療を専門とする医者のうち何人もが、原発事故の後、妻子を九州や関西に避難させたのですが……」

この「私」とは、東大医学部付属病院放射線科准教授の中川恵一である。

そう多くの人から、「御用」って札をつけられた、あの御方である。

その御仁みずから、共著書(『低線量被曝のモラル』)でこう述べたのだ。

3・11の福島原発事故から数か月あまり、主に東大や東工大の放射線の専門家と称する学者がテレビに登場しては、「ただちに健康への影響はない」「子供は外で遊ばせても大丈夫」「放射能よりタバコのほうが危険」などと公言していたが、その裏ではこのありさまだったのだ。

事故当時、当時の官房長官をはじめ政治家の家族が関西や外国に避難した、といううわさが飛び交ったが、すくなくとも東大の放射線医療の何人もの研究医たちは、事故後真っ先に妻子を避難させていたことは事実だったのである。

この切迫した危機的事態を知らぬは、テレビの前で彼ら専門家のことばを信じた庶民ばかり。

この『低線量被曝のモラル』(河出書房新社)は、中川をはじめ児玉龍彦や島薗進など東大教員名の共著である。

例によって中川は、本書でも問題発言を連発しており、他の共著者からもその「問題」を指摘されている。

なかでも共著者の一人である影浦峡(情報媒体論、言語メディア論専攻)は、中川の偽りのレトリックを痛快にあばく。

しかしそれにしても、つぎの中川の発言は聞き捨てならない。

「われわれにとっての被曝の問題とは、がんが増える可能性があるということだけです」

こんなことばが放射線専門医から発せられるというのは、もう「問題」を超えて「犯罪」の領域ではないだろうか。

ところで中川さん、『低線量被曝のモラル』って、「モラル」の意味をご存じ?

市民のための政治を崩壊させている三つの鵺

2013-05-28 22:33:28 | 言いたいことは何だ

市民のための政治を崩壊させている三つの鵺



三つの鵺(ぬえ)が日本をダメにしている。

鵺(ぬえ)について、ニコニコ大百科は次のように記述する。

http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%B5%BA


「古典『平家物語』などに登場する怪物であり、その姿顔は猿に似て、胴は狸、足は虎、尻尾が蛇、そして「鵺のような声で鳴いた」という。ここで言う鵺とは鳥のトラツグミのことであり、トラツグミは夜な夜な不気味な鳴き声をあげることで知られていた。姿の見えないトラツグミの不気味な鳴き声と、原因不明の怪事が結びついて生まれたのが怪物としての鵺であると考える事ができる。

つまり元々は鵺といえばトラツグミのことであったのが、それと似た鳴き声をした正体不明の怪物が鵺の名を奪って現在に到っているというわけである。そのため今でも正体不明の存在の事を「鵺」と称することもある。」

http://uekusak.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2013/05/27/photo.png



要するに正体不明の妖怪のことだ。

そして、三つの鵺とは、民主党と連合と共産党だ。

これは批判記事だが、期待を込めて書いている。

期待に応えて脱皮して欲しいと思う。

この三つの鵺の現在の行動が、日本政治破滅の大きな原因を作っている。

この三つの鵺が生まれ変わり、確かな存在になれば、日本政治に希望が見えてくる。
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民主党は政党でない。

単なる混合物だ。

原発・普天間・TPP、そして消費税と憲法

これが3+1+1。

参院選主要争点でもある。

この五つのテーマに対する民主党の統一見解があるのか。

原発再稼働推進派と反対派がいる。

普天間辺野古移設に推進派と反対派がいる。

TPP参加賛成派と反対派がいる。

消費税大増税賛成派と反対派がいる。

憲法96条改正賛成派と反対派がいる。

これで政党とは言えない。

国民にとって、はた迷惑な存在だ。
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この五つのテーマに沿って、民主党は分党するべきだ。

主要問題について、正反対の方針が内在するのは、もはや政党の体をなしていないと言うべきだ。

菅・岡田・野田・前原・枝野・安住・玄葉の7人衆は、自民・維新・みんなのいずれかの政党に入れてもらうべきだろう。

原発推進・辺野古移設・TPP参加・消費税増税・憲法96条改正を推進とはっきり言えばよいのだ。
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民主党内で、

原発再稼働反対・辺野古移設反対・TPP参加反対・消費税増税反対・憲法96条反対の人々は、ひとつにまとまり、「生活の党」と合流すべきだ。

社民、みどり、生活は連携することができる。

これが、「自公みんな維新」に対抗する第二極である。

主権者の分布を考えれば、これが明白な第二極だ。

海江田万里氏がいま代表職にあるのだから、政党としての方針を明確に定めるべきだ。
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2009年9月に発足した鳩山由紀夫政権が9ヵ月で終焉した最大の理由は、民主党内の反党分子が反鳩山の行動を示したからだ。

ここから日本の悲劇が始まった。

主権者は、この民主党の反党分子をせん滅するべきである。

参院選前に分裂はしないだろうが、参院選後には必ず分裂する。

市民は、民主党の善良分子と反党分子を選別して参院選に臨む必要がある。

党が分裂するときに問題になるのがお金である。

国民が拠出するお金だから、公正に分割するべきだ。
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第二の鵺が連合だ。

連合は労働者の代表であることを忘れている。

資本と労働は利害が対立する存在である。

自民党は資本家のための政党だから、資本の利益を追求する。

だから、原発推進、TPP推進、消費税増税推進なのだ。

労働組合がこれに加担するのでは、存在意味がない。

連合が歪んでいるのは、原子力村が連合の中枢に巣食っているからだ。

日本の労働者はよく考えるべきだ。

連合のあり方を見直すべき時期に来ている。

原発推進・TPP推進・消費税増税推進の労働組合と、これに反対する労働組合は分裂するべきだ。

連合が資本のための政策を推進するようになってはおしまいだ。