コオニヤンマは本当に獰猛なトンボですね。♂は縄張りを兼ねて常に獲物も狙っているようで、頭上を蝶や蛾、アキアカネなどが通過すると、それを仕留めにかかる行動が何度も見られました。この♂は蛾の仲間を一瞬で捉えました!他にも未熟なアキアカネをさらっていく個体を見ましたし、キアゲハを狩りにかかる強者までいました・・・・・・・・このド迫力!!
多くのトンボがそうですが、静止した個体はすぐに飛び立つことが出来るように?前脚を複眼の後ろにピタリと折りたたんでいることが良くあります。この姿勢は特にトンボ科、サナエトンボ科などの水平静止するトンボに多く、エゾトンボ科の仲間でも見られます。
静止型の縄張りを持つコオニヤンマの♂。時折、飛び立っては周辺を見回り、別の♂と鉢合わせになると激しい空中戦を繰り広げます。♀の産卵は夕方の時間帯に多いので、縄張り行動は18時過ぎまで続くことがあります。