花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

「花の生涯~梅蘭芳」

2010年03月28日 | 華流
まだ...気分の落ち込みは治っていませんが...何かで気を紛らさないと...余計な事を考えちゃうので...

今月分があと2枚残ってるから...早く返さなきゃ...という事もあって...借りていたもう一枚の中華電影を観ました

今回観た中華電影は...「花の生涯~梅蘭芳」です...

間に予約が入っていたDVDの在庫が無くて...後回しにされたので...

期せずして...陳凱歌(チェン・カイコー)監督の...京劇モノ2連チャンとなりました

「さらば、わが愛~覇王別姫」から15年経って...新たに撮りあげた京劇モノが「花の生涯~梅蘭芳」なんですね...

それを2つ連チャンで観るというのは...贅沢と言うかなんというか...

そして...連続観賞なので記憶に新しすぎて(笑)...どうしても比べてしまいました

両方とも「京劇モノ」...時代背景もほとんど同じ...共演相手に惚れると言うのも同じ...

(相手が男か女かという違いはありますが...

レビューを見ても...やっぱり比べている物が多くて...

「「覇王別姫」の方がよかった」とか...「期待して観に行ったけどガッカリした」とか...

チェン・カイコーファン(?)からの...けっこう辛辣な意見が多かったですが...私はそこまでは思いませんでした

たぶん...「覇王別姫」の方が...子供時代の拷問のような修行や...蝶衣と小楼の描写...

戦争や時代の渦に巻き込まれていく描写が生々しかった分だけ...

記憶に鮮烈だったせいもあるのかもしれません...



青年時代の「梅蘭芳」を演じた「余少群(ユィ・シャオチュン)」は...

「さらば、わが愛~覇王別姫」の「張國榮(レスリー・チャン)」に負けないくらい美しかったです...

妖艶なレスリー・チャンに対して...可憐なユィ・シャオチュン...て感じでしょうか?

京劇の女形って...日本の歌舞伎の女形と通じる所がありますね...(女性より女らしい所とか...

そして...京劇に新たな革命を起こした「梅蘭芳」と師弟対決する事になった師匠が

「十月圍城」の「王学圻(ワン・シュエチー)」でした...

アジア・フィルム・アワード(亜州電影大奨)の「最優秀主演男優賞」受賞おめでとうございます~

「覇王別姫」もそうだったけど...世代交代というか...新しい風というか...そういう事を繰り返して

今の京劇が出来上がっているんだ...と思うと...ぜひナマで観てみたいと思いました


他にも...日本の俳優さんも出演されていて... 

六平直政さんは...偉そうな日本人将校を好演されていました(うん...いるいる~こういう偉そうなヤツ~(笑))

部下の将校役の安藤政信さんは中国語のセリフもバッチリで...すごいっス

いつまで経っても全然進歩のないダメな私は...もっと頑張らなくちゃと...反省...


そうそう...主演の黎明(レオン・ライ)ですが...

今まで...浮浪者(十月圍城)だったり...古装(七剣)だったり...メガネ姿(インファナル・アフェア)だったりして...

なかなか顔を覚えられなかったんですが...この映画で完璧に覚えました~(笑)(ハイ...今頃です...

黎明の迷さんに怒られちゃうかもしれないけど...ちょっと「谷原章介」さんに似てるな~と思いました

(もちろん...褒め言葉ですよいい男だな~と言う事です

それにしても...このお話の最後が「殺されちゃう」とか...「自分で命を絶つ」とかじゃなくて本当によかった~

内容を知らなかったので...悲しい最期だったらどうしよう...もっと落ち込む事になったらどうしよう...

と...ちょっとビクビクしながら観ていました(笑)



これで...あと今月分の中華電影を2枚観たら...いよいよ(フー様は出てないけど...)連続武侠劇に突入です...

フー様の出ていない連続武侠モノ...大丈夫かな~?(ちょっと心配です...
コメント (10)
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