《 少年楊家将 》 最後の2巻(6集)をイッキ観してしまいました...
でも止めとけばよかった...一番悲しく辛いシーンを続けて観て号泣...1日中気分が落ち込みました...
「遼との和睦」 という名目で、楊家軍と陛下を金沙灘に送り出すよう画策する潘宰相
でもそれは、裏で遼と繋がってる潘宰相の帝位乗っ取りの陰謀...
それなのに...陛下は潘宰相が奸臣なのを見抜けず、自ら金沙灘に出向いちゃって...あぁ...
金沙灘では、宗と楊家軍を滅ぼそうと待ち受けていた遼の大軍に
まず、大郎、二郎、三郎の、(主役)じゃない方3人が襲われ...
とうとう最後まで3人の顔の区別がつかないまま(汗)鮮烈な最期を遂げ...
そして、追い詰められて援軍を待つお父ちゃんも、身の潔白を証明するために自害
援軍を頼みに行った七郎も、潜んでいた遼の兵士に殺され...と...
これでもかこれでもか...と...次々と楊家の兄弟が死んでいく展開は本当に辛かったです...(号泣)
(大事なシーンなのにちょっと詰め込み過ぎの感はあったけど...)
主役の方の4人は...七郎は殺され、四朗は毒に侵されたあと行方不明になり
生き残ったのは五郎と六郎だけ...楊家軍もほぼ全滅という悲惨な事に...
身近な者を重用し過ぎると、奸臣の言う事だけを信じるようになってしまう...
皇帝ってみんな多かれ少なかれそういうモノなのかな...
(ま...《 王の後宮 》 での奸臣って汪直さまって事になっちゃうんだけども )
この皇帝は決して暗愚じゃなく、自分の非を認めて泣きながら謝っていたけど...
今さら泣いても死んだ人は戻ってこないのに...
そのあと、悲しみの凱旋をした楊家軍や葬儀のシーンにはたっぷりと時間を掛けてあって...
夫を亡くして嘆き悲しむ妻たちの姿は、身につまされて涙が止まりませんでした
(せめて自分の中のウツ月間が終わった後でよかったよ~)
葬儀を終えて、それまで気丈に振る舞ってたお母ちゃんが倒れ、髪も白くなっちゃって...
でも、六郎の励ましで立ち直り、夫を亡くした嫁たちに
「夫は心の中で生きている、悲しみと怒りを生きる力に変えるのよ」 って言ってる言葉でまた号泣~
(たぶん...他の人とはちょっと違うトコでものすごく心の琴線に触れちゃってるんでしょう)
このあと、都に攻めてきた遼軍(の間者)が水に毒を入れて、男たちがピ~ンチって時には
「楊家軍は女だって戦えるのよ」って武器を取って勇敢に戦う未亡人軍団がカッコよかった~
楊家軍の不幸の根源...楊家軍を罠にかけて見殺しにし、秘かに龍袍を作って帝位を夢見てた
潘クソジジイ宰相(いつの間にかミドルネームが付いてる(笑))って
「潘仁美」ってすごくいい名前があるんだけど...
「仁」 も 「美」 も、オマエにゃ最も相応しくない漢字なんだよこのクソジジイめ~
とか悪態たれながら観てしまうくらい、本当に憎ったらしいクソジジイでした
でも、最期は遼で用済みになって、天霊にあっさり討たれて死んじゃって...
あれだけ楊家の人たちを苦しめたのに、そんな楽に死なせちゃっていいの?
牛引きの刑とか、もっとジワジワと長く苦しみながら死ぬ、凌遅刑とかにして欲しかったワ
(とか言っちゃってる自分がコワイコワイ...)
そして...もともとそんなにワルイヤツには見えなかったけど、耶律斜はいいヤツでした
天霊の卑劣な殺戮に反発して停戦をし、楊家軍の立派な最期にちゃんと敬意を払っていて...
宿敵だった五郎に 「同じ国に生まれていれば良き友になれただろうな」 って...
ク~ッ 泣かせるね~ これで関紅にキザなセリフとか言わなかったらもっと惚れたんだけど(笑)
四郎は遼の姫に助けられて生きていたけど、皇太后を暗殺しようとして正体がバレ...
四郎を生かすには記憶を奪って婿にするしかない...と記憶を消され...(どうやって?)
そのまま全てを忘れ遼で暮らして行く事に...(四郎が生きてる事を信じて待つ羅先生が可哀想...)
五郎は生き残った自分が許せず、最後は髪を剃って出家というビックリ展開に...
おぉ~眉がやたらと濃い僧侶だこと...阿弥陀仏~(これも関紅がお気の毒...)
剣で串刺しになったのにケロッと生きてた柴郡主にもビックリ (笑)
でも...悲しいお話の中、六郎と柴郡主の婚礼がせめてもの救いでした
最後まで端折った形になっちゃったけど...でもこれでやっと大筋で「楊家将」のお話が分かりました
(演義では八郎と九妹もいるらしいけど、このドラマには出てきませんでした)
私はお勉強は苦手だけど...こうやってイイ男が出ているドラマで古典を覚えるのが一番楽しくていいワ~
次は予てから気になってる 《 水滸伝 》 に行きたいところだけど...
かなり長くて観始めるのにも気合いが必要なので
その前に1つ武侠モノを入れてからにするとしますか(笑)