花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

鴻門宴伝奇

2014年01月29日 | 映画
《 項羽と劉邦 white vengeance 》 (原題 《 鴻門宴伝奇 》)

(他にも項羽と劉邦があってややこしいので、ここからは原題で書かせていただきまする)



もう既にいろんな人が劇場で観て、ブログに感想を書かれてたり...

私が 《 王の後宮 》 を観てるが如くDVDをヘビロテでご覧になってたりする中...

返却しなきゃいけないDVDに追われて、ちょっと観るのが出遅れちゃった私は

今さら感想を書かなくてもいいかな...とも思ったんだけど...

やっぱり書きたいので書かせていただきます(笑)


私の今までの項羽と劉邦のイメージは当然コレ ↓ (笑)



項羽と劉邦のお話はこれでしか観てないから、項羽=フーさまになっちゃってるし...

《 大漢風 》 を観た後で読んだ、司馬遼太郎の小説に描かれた項羽と劉邦も

ゴロツキで女好きの劉邦と、“匹夫の勇”な項羽という...まさに大漢風そのものだったので

《 鴻門宴伝奇 》 を観て、いろいろ思うところがありました

でも、もういろんな皆さまがちゃんとした感想を書かれてるので

私は 《 大漢風 》(及び小説 《 項羽と劉邦 》) と 《 鴻門宴伝奇 》 の比較という観点から

思った事を箇条書きにさせていただきます


 項羽が冷静沈着だった(笑)(もし馮紹峰@項羽だったら楚の復興も成ったんじゃないかな)

 項羽が范増の言う事を素直に聞いていた (もし黄秋生@范増だったら...以下同文(笑))

ちなみに...こちらが 《 大漢風 》 の項羽と范増



こちらが 《 鴻門宴伝奇 》 の項羽と范増 (范増シブっ)



 項羽軍が青組だった (項羽さまにはやっぱり情熱的な赤が似合うと思うんだけど...)

 劉邦&劉邦軍が上品だった(笑)

ちなみに...こちらが 《 大漢風 》 の劉邦軍 (@ゴロツキの集まり(笑))



こちらが 《 鴻門宴伝奇 》 の劉邦軍 (あ!季布が寝返ってる(笑))



 虞姫は劉亦菲の方が良かった

 韓信がカッコよすぎ



もぅ~ なんですかこの桃太郎的な或是牛若丸的な凛々しさは~

あんまりカッコいいのでもういっちょ貼っておこう(爆)



もし、大漢風の韓信が安志杰だったら...私も寝返っていたかもしれない

 久しぶりに慕容復(笑)を見た...簫何だった(爆)



 玉杯の足がステンレスだった(爆)(どうでもいい~(笑)) 



 鴻門の会から烏江までが早すぎる (映画だからね...

 項羽が烏江に着いた時は28騎だけになってたはずなのに、もっと大勢いた(笑)

 烏江まで来てから四面楚歌をやった(笑)(一応どっかで入れとかないと)

 「虞や虞や若を奈何せん」 が無かった...(ちょっと残念


鴻門の会の囲碁の対決は鬼気迫るものがあって、迫力があって面白かったです

(指を食いちぎったり、耳を削いだりするのは気持ち悪かったけど)

項荘が剣舞を踊りながら劉邦を殺そうとして、樊噲が止めに来て

その隙に劉邦がトイレに行くフリをして必死で逃げだした、大漢風の鴻門の会とはエライ違いでした(笑)




(今見るとセットがショッボ~イ

ま...この楚漢戦争の長~いお話を映画の枠に入れる事は所詮ムリな訳で...

だから一部分を切り取って、オリジナルな感じでまとめてあったけど

そうなると当然、どちらサイドのお話もやや説明不足になるのは否めず...

黎明が好きで好きでたまんない...とか...馮紹峰迷で項羽目線でしか観れない...みたいな迷ならともかく...

そうじゃない私は、とうとうどちらにも感情移入できないまま観終わってしまったのがちょっと残念でした

(前はあれだけ項羽派(笑)だったのに...馮紹峰@楊永は譚耀文さま@汪直さまの敵だから

この項羽さまにはどうしても肩入れできなかった...なんて...迷の鏡? )(いいえただのバカ~


でも 《 鴻門宴伝奇 》 を観終わって、もうひとつの “項羽と劉邦”も観てみたくなりました

出来たらドラマの 《 楚漢 》 もいずれ観てみて...

自分の中の項羽と劉邦像をグチャグチャに壊してみたい...という気もしてます
コメント (6)
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