花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

衝鋒戦警

2014年06月07日 | 映画
《 衝鋒戦警 The Constable 》 (邦題 《 香港警察~最後の激突~ 》)




ヤムヤム@キュンは真面目で、倹約家で、正義感の強い警官

通勤途中にもやたらと事件に出くわしては身体を張って解決してるけど...

香港じゃ下っ端のショボイチンピラでも山刀を持ってるし...あれじゃ命がいくつあっても足りないと思う私...


家に帰ると障害を抱えてる息子と2人暮らしで

ヤンというホームシッターの女の子がいつも息子の面倒を見てくれているという質素な暮らし



息子はダウン症に加え心臓にも病気を持ってるらしく、心配で息子に添い寝するヤムヤムパパや...



息子に晩ご飯作ってあげたりするヤムヤムパパの後ろ姿に、ちょっとジーン (笑)



目が離せない息子との生活は大変そうだけど、でも幸せそうなヤムヤムパパ

でも...その幸せは長くは続かなかった...

クリスマスの朝、目を醒ましたら息子は心臓発作で静かに息を引き取っていて

1人残されたヤムヤムパパ(号泣← 私が(笑))

息子が死んでも涙こそ流さないけど...淡々と毎日を送ってるけど...なんだか寂しげな後ろ姿

そんなある日、死んだ息子(の霊?)が現れて、今まではちゃんと喋れなかったのに

しっかりとした口調で 「パパ今まで愛してくれてありがとう」 とお礼を言い



ヤムヤムパパと抱き合って消えていくシーンでまた号泣~


とは言ってもこれ、羅守耀(デニス・ロー)映画なんですよ... なので...

ヤムヤム@キュンの同僚に林雪(ラム・シュ)(ホクロ毛が風に靡いてます(笑))



ホームシッターヤンの彼に李璨琛 (サム・リー)、彼をそそのかすワルに盧惠光(ロー・ワイコン)等々...



いつもの豪華な演員さまが脇を固めています


そしてなんと言っても一番驚きだったのが、誰も死ななかった事 (笑)

だって...《 ~最後の激突~ 》 なんて邦題付いてるしさ...

“もうすぐ定年” とか “息子が死んで車両部から刑事課へ異動希望” とか...死亡フラグ立ちまくりだったし

なんたって監督が、いい人も悪い人も全員死亡がザラの羅守耀(デニス・ロー)監督ですよ

観終わった後、なんの救いも無いって散々言ってたあの、デニス・ロー監督ですよ (← 言い過ぎ(笑))

なのに...警察の人はもちろん、犯人グループも誰ひとり死ななかったんですよ

しかも、ヤムヤムと息子の親子愛でホロッとさせるなんて...羅守耀監督...路線変更ですか?

あ、私が 「なんの救いも無い」 とか 「なにが言いたかったんだ?」 とか言ったからですか? (違うよ(笑))


タイトルが 《 香港警察~最後の激突~ 》 なので、もちろん血生臭い事件も起きるし

銃撃戦や身体を張ったアクションシーンもあるんだけど...

これはヤムヤムと息子の親子愛を描いた映画なんだと思いました

ヤムヤム好きな人におすすめです
コメント
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