花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

聽風者

2015年01月22日 | 映画
《 聽風者 》(邦題 《 サイレント・ウォー 》 )



~あらすじ~

共産党と国民党の衝突で内戦状態にある中国。劣勢に陥った国民党は台湾に逃れたが
その残党の動向を探るために、共産党は701部隊を設立して通信傍受と暗号解読に奔走していた
同部隊諜報員・張学寧(周迅 ジョウ・シュン)は
人並み外れた聴力を誇る盲目のピアノ調律師・何兵(梁朝偉 トニー・レオン)と上海で出会い
彼を部隊のメンバーにすることに
モールス信号などの通信技術について学んだ何兵が国民党の通信を発見していく中
張は謎に包まれた国民党の大物スパイ・重慶を捕捉しようとわなを張り巡らせていた...


観た第一印象は...「う~ん 《 風語 》 みたいだな~」...でした

諜報員のボスだったフーさまのポジションが、張学寧(周迅)の上司、郭興中(王学兵)で



天才的暗号解読者、陳家鵠が、人並み外れた聴力を持つ暗号解読者、何兵(梁朝偉)って感じ...

(※ 時代的には 《 風語 》 の10年後くらい、抗日戦争後の話だったので

敵が日本じゃなくて 「小日本」 とか 「日本鬼子」 とかが出てこなくてよかった~


自分をスカウトして、モールス信号の打ち方を優しく教えてくれる張学寧に

いつしか同朋以上の感情を持つようになる何兵



七三のトニー何兵は、なんだかとっても可愛らしくて(笑)



なにも言わなくても張学寧に対する好意が見え見えで...

そんな何兵に、張学寧も魅かれ始めていたのかもしれないけど



ワザと距離を置いて何兵を遠ざけたのは、上司だから?...それとも諜報員だから?

「自分は人並みの幸せなんか望んじゃいけない」 と心に定めているようで切なかった...

内乱の時代じゃなかったらお似合いの2人だと思ったのに



森の中のこのシーンは、おとぎ話のワンシーンみたいで好きです



そして、この場所...前に観た何かの映画では刑務所だったんだけど...

何の映画だったかな~?思い出せなくてモヤモヤしてます

それから、トニー何兵がモールス信号を打ってるのを見て 《 無間道 》 を思い出しちゃったのは

きっと私だけじゃないはず(笑)


暗い内戦状態の中国で(何故か広東語でしたが)しかも諜報員のお話なので

観る前からわかっていた事だけど...いろいろと鬱展開で...切なくなる描写も多くて...
観終わった後で少々落ち込みました



落ち込んだ気分を上げるオマケ(笑)

本編は至って真面目なお話で、こんな事書いたらお叱りを受けそうだけど

でも、観ていてそう思っちゃったから書いちゃうけど(笑)

無防備に眠る周瑜大都督(笑)



こりゃ~趙雲さまが放っておけない訳だ(爆)
コメント (2)
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