花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

SHADOW/影武者

2019年09月14日 | 映画


いつも観たいと思った中華系映画は東京でしかやらなくて...

たとえ全国公開したとしても、東京・神奈川・名古屋・大阪・福岡...みたいな “全国” ばかりで...

結局 《 張天志 》 も、こっちじゃやらなかったし...(あ、でもこれはこっちでやっても観に行kan...ゴニョゴニョ...察して...

最近はどうせやらないモノとあきらめてDVD化を待つ...という感じだったので

偶然こちらの劇場のラインナップで発見して 「ええええ~ こっちでもやってるじゃん!」 とビックリ

次の日に慌てて観に行ってきました (笑)


《 SHADOW/影武者 》



~あらすじ~

沛国が敵の炎国に領土を奪われて20年
敵と休戦同盟を結んだ若き王は平和な一方で屈辱的な日々を過ごしていた...
奪還を目標とした開戦派を束ねる、頭がよく武芸を得意としている重臣・都督(鄧超 ダン・チャオ)は
最強の戦士である敵の将軍・楊蒼(胡軍 フー・ジュン)に手合わせを申し込む
彼の勝手な行動に激怒する王だったが、目の前にいる都督は影武者(鄧超 ダン・チャオ)で
本物の都督は自身の影に大軍との戦いを命じていた...

(※ 核心部分には触れないようにしますが、少々ネタバレしてます)

ずっと降り続く雨...色の無い街並みや山々は水墨画のようで、とても美しい世界でした




(とは言え、美しいばかりじゃなく戦闘シーンはかなり激しいので、血が苦手な方はご注意を...)

画面は総じて暗く、あまり鮮やかな色を使っていないので、さながらモノクロ映画のようで...



序盤は割と静かに進行していくのもあって、雨の音が心地よく眠りを誘って困りました (@寝不足)


頭のいい都督と、その美しい妻...って言ったら周瑜と小喬だよな...って思って観ていたら

やっぱりその二人がモデルだった事を、後で読んだパンフレットで知りました

(えぇ...どうせ当分観られないし...といじけて(笑)予備知識なしで観に行ったので...)

そして、ものすご~く久しぶりに古装のふーさまを見ましたが...

造型は朱元璋陛下のようだったけど、これも関羽をイメージしたキャラクターだったんだそうな...



しかし...(昔の男(笑))ふーさまと、タムさま@汪直さまの子供時代を演じた呉磊くんが親子役って...

なんだか色々考えさせられてしまったりして...あははは...



そして上映中ずっと、ソックリって言う割に、都督と影武者全然似てないじゃん...って思ってたけど

これも後でパンフを読んで、どっちも鄧超が演じてたと知ってビックリしました



(う~ん...こうして並べてみても似てないんだけどな...)

主役からすれば敵になるんだけど、小汪直だったから思わず呉磊クンを応援してしまったり...

(あのずぶ濡れの仔犬みたいだった子が、まぁ立派になって...(母の目(笑)))



(私生活では夫婦の)孫儷と鄧超は、よく照れずにラブシーン出来るな~とか余計な事を考えたり...



ああいう傘の使い方があるのか...護身用にひとつ欲しいな...とか思ったり...(相手死ぬから



傘戦車(笑)がグルグル回りながら石畳の道を下るシーンでは、よく周りと当たらないもんだと感心したり

王千源さん、今回は割と普通の役なんだな~なんて思ったり...相変わらずのアホ目線でしたが (汗)

陰と陽...光と影...白と黒...張芸謀の世界観は雨音と共に沁みて、一瞬外の雑事を忘れさせてくれました



たぶん、もう一回観れば初見の様々な驚きやツッコミ(笑)が消えて、もっと深く堪能できるんだろうな...

とは言え結構遠い劇場だから、もう一度行けるかな?...私の体力次第か...(笑)





コメント
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