花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

夢回唐朝 其之十九(後編)

2021年08月29日 | 譚耀文
《 夢回唐朝 》 其之十九(後編)

陶筑が何かを知ってると怪しんだ皇后は、陶筑に近づき一緒にお茶をしていると

陶筑が茶杯の中にバラの花を入れてるのを見て


昔(殺した)姉が同じ事をしていたのを思い出して激しく動揺

皇后が動揺する様子を見てほくそ笑む陶筑のイジワル顔(皇上はこのケバイ女のどこがいいんだか...)



そして、ひと気のない場所に陶筑を連れ出した皇后は 「あなたは誰なの?」 と詰め寄ると



陶筑は最初スッとぼけてたけど、皇后がさらに 「なんであなたが姉の簪を持っているの?

何で姉のやり方でお茶を淹れたの?とぼけてないで話しなさいよ!」 と迫ると

陶筑は 「私の名前は淑賢(皇后が殺した姉の名前)また私を崖から突き落とすの?」 と言って

怯える皇后の首を絞めてたけど...ホントにアンタは誰なのさ?



そこに騒ぎを聞きつけた殷浩が来たので、皇后暗殺は未遂に...

すっかり怯え切った皇后は袁大人に助けを求めてたけど...この2人どういう関係?



そして、一部始終を見ていた媚娘の侍女が媚娘に報告



媚娘は陶筑の元を訪ね 「体調は大丈夫?これを嗅ぐと気分が良くなるわよ」 と言って匂い袋を渡し



「この匂い袋の中には夾竹桃の花が入ってるの、夾竹桃の別名は桃竹(taozhu)

あなたの名前陶筑(taozhu)と同じでしょ?」 と話した後、急に何かを企むような顔になって

「皇后とは宮中で一番親しくしていたの...でも彼女は私を裏切った...

私たちの敵は同じよ、手を組みましょう」 と、同盟を持ちかける媚娘


媚娘...何を企んでるんだろう?(怖い)そしてまた皇上が出てこなかったよ...

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