憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

日食を操るアマテラス  奴奈宣破姫・・2

2022-12-05 22:58:54 | 奴奈宣破姫

ーと、いうことは・・・ー

スサノオの、思ったとおりだった。

あの日、アマテラスは、機を逃さなかっただけにすぎない。

日食を予測し、アマテラスは、祠にこもった。

まもなしに日食がはじまり、アマテラスが祠にこもったせいだと周りのものは、騒ぎ立てる。

ー確固たる、君臨と、人心の統治ー

あるいは、目くらましにすぎない。

ー本当の君臨は、民の生活に根をおろすー

とにかくは、人々の生活を豊かにしてやらねばならない。

たたら製鉄のため、良質の砂鉄を求め、スサノオは各地を平定していった。

更迭の見返りに、治水・製鉄技術・医術・鍛冶・・あらゆる技術が伝承され、

どこの部族も、スサノオの行為を侵略とは、受け止めていなかった。

むしろ、神のごとく、あがめ祀られた。

ーだが、ぬながわひめ・・・・・-

アマテラスのもちだした太陽神信仰は、脅威だった。

翡翠の霊力をよりどころに、人心を統治していた姫は、いずれ、アマテラスの脅威にのみこまれるだろう。



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