ーと、いうことは・・・ー
スサノオの、思ったとおりだった。
あの日、アマテラスは、機を逃さなかっただけにすぎない。
日食を予測し、アマテラスは、祠にこもった。
まもなしに日食がはじまり、アマテラスが祠にこもったせいだと周りのものは、騒ぎ立てる。
ー確固たる、君臨と、人心の統治ー
あるいは、目くらましにすぎない。
ー本当の君臨は、民の生活に根をおろすー
とにかくは、人々の生活を豊かにしてやらねばならない。
たたら製鉄のため、良質の砂鉄を求め、スサノオは各地を平定していった。
更迭の見返りに、治水・製鉄技術・医術・鍛冶・・あらゆる技術が伝承され、
どこの部族も、スサノオの行為を侵略とは、受け止めていなかった。
むしろ、神のごとく、あがめ祀られた。
ーだが、ぬながわひめ・・・・・-
アマテラスのもちだした太陽神信仰は、脅威だった。
翡翠の霊力をよりどころに、人心を統治していた姫は、いずれ、アマテラスの脅威にのみこまれるだろう。
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