奈良のぼんぼん

走って人生方向転換!?

25-26 July, 2014 白峰三山(Day 2 最終日)

2014年08月02日 20時47分52秒 | 登山
4時、目が覚めた。
ごそごそ起きだして外を見ると薄明るい。
富士山見えてる。


日の出を待つ間に朝ごはん。
パンと牛乳(常温保存できる紙パックがある)と、
尾西の山菜おこわも。


日の出。



いつ見てもやっぱり夜明けって格別。今日も晴天で言うことなし!


そんなこんなで朝ごはんも終えてテントも片づけて、
すべてパッキングも終えて5:30、あとはトイレだけ。
済ませて出てくるとそろそろシェイも出てくるかなと思って、
小屋の入り口に行ってみたけどいない。
中の部屋も見たけどいない。

しまった、テン場で待ち合わせなのにすべて片づけて
トイレに行っている間にもう行っちゃったか?


ごめんなさい。でも仕方ない。独りで歩こう。
もう多分追いつけないだろう。
向こうも多分narabonを探して速めに歩くだろうし。


雲一つ無いってまさにこのことで、
ほんとにすばらしい天気。
仙丈ケ岳も富士山もよく見える。
日差しも強烈だから腕がヒリヒリしてきた。





中白根山も通過。百名山に挟まれてマイナーだけど3055mは立派!



そして間ノ岳に到着。


この長い長い稜線はまだ続く。


農鳥小屋


小屋のご主人はやはりヘリポートにいて、
岩を手に持って腕の筋トレをしながら登山者たちと会話を。
narabonも休憩させてもらって出発するとき、
どっちへ行っていいか迷ってたら親切に教えてくれた。
よく怖いおじさんのイメージでブログ記事とか見るけど、
優しいおじさんでした。

ちなみに小屋を出るとき午前8:00。
小屋には奈良田まで速い人で6時間って書いてあって、
たぶんそれくらいで行けるだろうってことで、
14:00には着いちゃうねって思ってた。
なんだ、楽勝じゃん!くらいに思ってた。


頑張って登っていくと西農鳥岳。


北側には今まで歩いてきた北岳と間ノ岳(日本で2位と3位の高峰!)


南側には塩見岳とか赤石岳方面(多分)。



だんだんと旅の終わりが近づいてきた。



富士山はずっと見えてる。
やっぱり近いのか、大きく見える!



そして農鳥岳にも登頂。


あ、この時点で長袖着てますがもう日焼けがひどくて、
とても半袖ではいられないくらいになってしまった。




農鳥岳で感じたこと。
白峰三山を登ったっていうのもあるけど、
あとは下ってしまうんだって思うとさびしい気持ちに。

あー、下っちゃうのもったいないな。



とか思いながらも歩き出す。
この稜線はほんとに楽しいルートだった。
でもバックパックに問題あるのか肩も痛くてたまらなくなってきた。

下りよう。

え?あれはライチョウ?



遠くてよくわからなかったけど、
こんな天気の日にはあまり会えないよね。


で、大門沢下降点まで下りてきた。


向こうに見える広河内岳も行ってみたいけど、
疲れたんで省略(してよかった、行ってたらやばかった)。



下降点の鐘は鳴らしました。


富士山も最後にもう一枚!



さ、未練も絶って下ります。
最初は急坂でようやく樹林帯に入ったところで半袖に。
沢の音が聞こえるけど流れは見えない。

ん~足の薬指とか小指が痛くなってきた。
そういえば登山前に足の爪を切るの忘れてたぞ。


下るたびに1歩毎に爪が痛くてどうしようもない。
もう超スローペース。
泣きながら下ってようやく沢が見えた。



途中でこんな橋を渡り大門沢小屋で休ませてもらって、何とか下山。





今回は準備に問題あったな。
1)バックパックは間に合わせで選んじゃったから肩が痛い。
2)足の爪を切ってこなかったから下りで爪が痛い。
3)日焼け止めを忘れて腕も顔面もヒリヒリ痛い。



3つの痛みと共にクルマに戻り石和温泉の健康ランドへ。
せっかくの温泉だけど腕がヒリヒリでほとんどお湯に入ってられへん!
きれいになってカツ丼食べて仮眠してから翌朝6:00に帰宅!

お疲れ様でした。

25-26 July, 2014 白峰三山(Day 1 初日編)

2014年08月02日 20時43分28秒 | 登山
まずは前日、14:30に始まった会議が長くて。
終わったの17:00で、そっから仕事片づけて、
17:30にもう無理やり会社を抜けて帰ってきた。

帰宅するとさっさと飯食って風呂入って出たかったけど、
我が家には小6の息子以外にも中3の娘もおった。
で、受験生なんで今年は家族会議の開催が多いんだけど、
その夜も緊急招集で話し合うべきことが・・・


なんとか終わって21時過ぎに家を出ることができた。
ナビによると奈良田までは4時間ちょい。着いたら2時やな~。


で、京葉道路~首都高に向かった訳だけど、
首都高手前でバックミラー見るとなんか赤いのクルクル回って見える。

約10年ぶりでSpeeding Ticketをゲット!25,000円のPlatinum Ticket!

すっかり反省してクルーズコントロールも80KM/hに設定してのんびり。


結局奈良田には2:30頃に到着。プシュって寝る!


そして翌朝は5:00前に起床。買っておいたパンとか食べて
バックパック背負ってバスへ。
バス乗り場は上段に移動してたけど無事に5:30の一番に乗車。



広河原には約45分で到着。トイレは行列。
まずは水を補給したり登山届を出したりしてやり過ごした後に、
ゆっくりトイレを済ませた。


では登りますか~


去年も見たあの山頂!カッケー!


吊り橋も渡って登って行くと大樺沢の雪渓に。
前回(去年8月中旬)より大きい。
ちょっとした時期の違いや、冬の雪の降り方で全然違うから、
去年のことなんてあてにならないな。








雪渓の脇を登って途中から右俣ルートに。
この登りは今回きつくてヒーヒー言いながらやっと稜線に。


でも稜線から見える景色に疲れも忘れる。












ちょっと東側がガスってきたけど。




途中の肩の小屋で水を補給。
同じく水を買おうとしていた米国人に買い方を教えてあげた。
その後、その彼とはずっと一緒に歩くことに。

コロラド出身で主に西海岸で育ち3年前に来日、
横須賀基地内で仕事をしていて(何の仕事か聞かなかった)、
でも海軍に所属しているわけではない。
名前はシェイって言って葉山に住んでるんだって。
3年いても米軍基地で仕事してると日本語は話せないんだね。

いろいろ話をしながら北岳山頂に。お互いの写真を撮りっこ。


一緒に写真撮ればよかった。


少し休憩してから稜線の続きを歩く。天気はいいけど東側は真っ白。


シェイも北岳山荘まで行くというので一緒に到着。


彼は小屋泊、narabonはテン泊。


一緒にビール飲んだ。(訳ありビールは350ml缶が250円!)
2缶ずつ飲みながら話をしてた。
彼の手作りトレイルミックスをくれたので柿ピーあげたけど、
好みじゃなかったみたいで一口しか食べなかった。

日本に来て3年間で山登ったり立山でスキーしたり、
そういうアクティビティが大好きらしい。
次はどこか予定決まってるの?って聞いたら、
来月には帰国する予定でシアトルの近くに行くんだって。


で、そろそろ暗くなる前に夕食の支度しなきゃってことで、
お互い分かれてnarabonはテントへ。
明日も一緒に歩こうぜって言うから待ち合わせの約束をした。
6時にテントサイトで集合!

narabonはテントに戻ってお湯を沸かして尾西で晩ご飯。
小さなポリ容器入りの焼酎を持ってきたので、
小屋でもらった水で割って飲んで酔って寝た。


翌日へ続く