まったくの新しい法則とか、新たな事象を発見するのは、ほぼ天才の領域だろう。
だが、凡人にとって勇気づけられるのが、「知の巨人」外山滋比古氏のこんな言葉だ。
「思考」からのみでも「創造」することが可能であるそうだ。
◆知識に経験というタネを加える
創造的思考とは、無から有を生み出すものではありません。
それでも、何らかのタネさえあれば、新しいことを考え出すことは可能です。
もちろん一般的な知識もタネになり得るのですが、多くの人が共有している時点で、
それは独創的なアイデアには結びつかないでしょう。
そこに自分ならではの経験というタネを加えることで、オリジナルな思考が生まれるのです。
それが考えるということなのです。
そしてそれにも、注意が必要です。
「みつめるナベは煮えない」のです。
もう煮えたかと、フタをとってばかりではいけません。
ほっておく時間が必要なのです。
考えることも同様で、あまり考え詰めると問題の方が引っ込んでしまいます。
ほっておけば、芽もでてくるものです。
→これは凡人も力づけられる言葉です。
「経験」を積んで「時間」をかければ「創造」が可能だそうです。