たびたび引用させていただくのだが、和田秀樹先生の言葉は腑に落ちる。
先生は、特に高齢者の医療や、その生活の質についての見識が高いようだ。
今日は、こんな説明について。
◆「医師の脅し」を鵜呑みにしてはいけない
検査の結果、医師からこの数値とこの数値に異常が見られます。
したがって、この薬を処方しますので、用法に沿って服用してください、と指示をされる。
だがここで考えるべきは、薬とは体調をよくするために飲むもののはずです。
検査数値を正常に戻すものではないはずです。
だから、処方された薬でだるさとかめまいとかといった症状があれば、
遠慮なく医師に告げて、服用をやめるべきです。
どんな薬でも、身体にはなにがしらの影響を与えます。
ある臓器の数値が良くなったからといって、健康になるとは限らないのです。
検査データの異常が持つ意味を正しく知っておかないと、
医師の言いなりになって無用の薬を飲んで、かえって健康を損なうことにもなりかねません。
薬は、メリットも勿論あるのですが、そのデメリットも考えるべきで、
それは医師任せにはせずに、自分で判断することも必要なのです。
→これは怖い話です。よく聞く話なのだが、薬の処方が医院の利益につながっているらしい・・・
何のために薬を飲むのか、自分でも判断が必要ということなんでしょうね。
勿論、緊急的にこの薬を飲まないと死んでしまうという場合もあるのだろうが、
それはレアケースなのだろうな。