人生の生活の中でも、あるいは企業活動の中でも決断の場面はたびたび現れる。
そんな場面では、最高の決断(ベスト)が理想的だし、少なくともより良い決断(ベター)が相応しいはずだ。
だがおいらは、そんなベストを求め続ける根気はないし、延々と協議や検討を続ける気力もない。
求めることは、方針や方向を速やかに決めて、前に進めることだけだ。
そんな短絡的なおいらを支援してくれる、こんな言葉に出会った。
◆土光敏夫氏だ
元経団連の会長にして、このところ世間を騒がせている東芝の社長・会長の経験者だ。
氏以降の東芝の経営を見れば、「メザシの土光さん」とはかけ離れた状況で、
現在の苦境も当然なのかもしれませんね。
前振りが長くなったが、氏の発言はこうだ。
「60点主義で即決せよ。決断はタイムリーになせ。」
100点、満点を求める必要はない。
90点、優良点でなくとも良い。
80点、合格点だが、それに達してなくとも良い。
70点、標準的な成績。
60点、及第ギリギリの得点でしかない。
50点、さすがにこれ以下は落第点だ。
おいらの業務スタイルを追認してもらえたような感じだ。
落第ではないが、及第ギリギリで、それでも前へ前へと進めるおいらが認めてもらえた気分です。