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正しいものほど疎ましい?

2022-06-29 06:54:27 | 日記
これはどう判断したら良いのだろうか。
イソップ寓話の一節だ。
泥棒が家に忍び込んだが、金目の物は何もみつからず、唯一雄鶏をみつけた。
雄鶏は、彼らに殺されそうになって、どうぞ逃がしてくださいと頼んだ、
私は暗いうちから人間を仕事へとたたき起こす、役に立つ鳥なのですと。
だが、泥棒の言い分は違う。
それだから、なおの事殺してやる。
人間どもを起こすお前の行動は、わしらの盗みの邪魔になるのだからな。
これは、「正しい人に役立つものほど、悪人には都合が悪い」ということを解き明かしているようだ。

◆人により立場は異なるもの
 善人と悪人で立場の異なるものは前述のとおり。
 中国の魯迅の言葉にこうある。
 「昔、羽振りの良かった者は復古を主張し、今羽振りのよい者は現状維持を主張し、
  まだ羽振りのよくない者は革新を主張するものだ。」

 つまりは、人により立場は異なるし、時代により求められるものや正しさが異なるということなのだろう。
 お隣の国でもそんな例も見られる。
 政権交代するたびに、前政権の不法を洗い出す動きだ。
 正しいことは正しいし、誤っていることは正さねばならないが、
 そこに立場の異なる人の主観は入ってはいないのでしょうかね。
 権力の集中を避けるためにはよいのかもしれませんが、慎重な運用も必要なのかもしれませんね。
 かと言って、なあなあで悪事にふたをするのも困るし、なかなかに難しいものです。
 

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