年齢を重ねるごとに、だんだんと体が思うようには動かなくなるものです。
ベッドの上で過ごす時間が多くなる人生の終盤で、心の支えになるのは、あの時は楽しかったなという思い出だそうです。
多くの高齢者を看取ってきた和田秀樹先生がこんなことを教えてくれました。
◆楽しさは正しいことらしいです
日本には現在個人の金融資産が2023兆円もあるそうです。
その内1274兆円が65歳以上の所有とのことですので、おおよそ63%です。
そんなお金に対しての考え方をぜひ変えていただきたいのです。
お金は持っていることよりも、使う事の方に価値があるということです。
お金は使わないと、人生を楽しめないし、心や体の老化も進んでしまうからなんです。
金持ちよりも、思い出持ちがうまく逝くのです。
人生の終盤を迎えつつある人から良く聞くのは、死ぬまでに楽しい思い出をもっと残しておきたかった、とか、
あのときケチケチしなければ良かったと悔やむことです。
いくらお金があっても、要介護では世界一周旅行や、豪華客船の旅は楽しくないし無理かも知れません。
ですから、夫婦でおいしいものを食べに行ったり、温泉旅行に行ったりもいいでしょう。
自分の心を満たし、思い出を残すべきだと思います。
→これも多くの方に共通するアドバイスだと思いますが、積極的にそんな気持ちになれる社会保障制度を期待したいものです。