糖尿病の専門医だという牧田善二氏の解説が分かりやすかった。
それは、ヒトの食生活というものは人類の誕生からの進化を踏まえたものであるべきなのだという。
どういうことかというと、約250万年前に人類が誕生してからおよそ10万世代以上にわたって狩猟採集で生活してきたということ。
木の実や山菜、魚、ときどき仕留められる獣の肉で命をつないできたはずだ。
それがずっと続いてきたということは、狩猟採集でまかなえる食料で人類は健やかに生きていけるということ。
反して現在の人類の食生活はどうなのか。
◆農耕が始まったのはわずか1万年前です
農耕により、食料の大量生産と備蓄が可能となり、飢餓はたしかに減ったことだろう。
だがそれは、わずか600世代がそれを経験してきたにすぎない。
人類の長い歴史の中では、つい最近の話と言ってもいいだろう。
ということは、人類のエネルギー源となる炭水化物(糖質)を多量摂取するようにはプログラミングされてはいないということ。
現代の我々の食事は、明らかに人類のDNAに反しているのだ。
米や小麦といった炭水化物を多量に摂取すれば、それは人類の体調に不調をもたらすのは当然という事なのだ。
→なるほど おっしゃることは、炭水化物の摂取を控えめにして脂肪やたんぱく質を重点的にとりなさいということのようです、
それはそれでひとつの真実のようですが、体質によってはタンパク質は腎臓に負担をかけるようです。
ま、バランスのいい食事で、炭水化物は控えめにということなんでしょうか。