オリンピックはほとんどの人が好きだろうが、私も大好きだ。テレビのない時代は、ラジオにかじりついてよく聞いたものだ。
日本は1952年に、フィンランドのヘルシンキで開かれた夏季オリンピックに戦後初めて参加した。当時はラジオで必死になって聞いたものだが、やがてテレビ時代となり、1964年の東京オリンピックでは、放送が完全に“テレビ中継”になったのである。
日本選手の活躍もその頃から特に目覚ましくなり、われわれはテレビの前で大いに声援を送ったものだ。 前置きが長くなったが、こうした中で、特に忘れられない日本選手の金メダル獲得の実況中継があった。それがまだ中学生の岩崎恭子選手の活躍である。
1992年にスペインのバルセロナで開かれた夏季オリンピックで、岩崎選手は女子200メートル平泳ぎで金メダルに輝いた。彼女は当時14歳になったばかりで(14歳と6日)、外国の強豪選手に競り勝ったのだ。
日本の競泳史上、オリンピックで最年少の金メダリストになったのだ。その時の感動と高揚が今でも忘れられない。 以下の動画を10回、いや20回以上も見たと思うが、見るたびに元気が湧き出てくる。
放送しているアナウンサーも解説者も興奮していた(笑)。ぜひ、皆さんにも見ていただこう。
バルセロナオリンピック_競泳女子200m平泳ぎ決勝