矢嶋武弘・Takehiroの部屋

われ在り 故に われ発信す
83歳のジジイ 日一日の命 時代の“生き証人”でありたい

『神田川』に思う

2025年02月09日 13時46分39秒 | 映画・芸能・音楽
<『神田川』の作詞者・喜多條忠さん(74歳)が亡くなったので、8年前に書いた以下の文を復刻します。合掌。 2021年12月1日> 嫁さん(長男の妻)と話していたら、南こうせつが歌う『神田川』の話題になった。音楽に疎い私だが、この歌はもちろん知っている。『神田川』の話になると、大風呂敷を広げたくなるのでいつも皆に迷惑をかけるようだ(笑)。しかし、お許し願おう。この歌が登場したのは、ちょうど40年前 . . . 本文を読む
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花火中継、大失敗

2025年02月09日 13時45分04秒 | フジテレビ関係
<2012年5月に書いた以下の記事をそのまま復刻します。> テレビ局時代に多くの失敗をしたが、中でも花火中継の失敗は忘れられない。もう40年近く昔のことだが、私がFテレビのローカルニュース担当デスクの時にそれは起きた。たしか東京の江戸川河川敷で花火大会があり、わが社の事業局や営業局などがそれに絡んでいたようだ。花火大会の数日前、社の関係者が集まり打ち合せを行なった。報道局から私が出席すると、ぜひ . . . 本文を読む
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『オホーツクの舟歌』

2025年02月09日 13時43分55秒 | 映画・芸能・音楽
一般的には『知床旅情』で知られているが、その元歌が『オホーツクの舟歌』である。いずれも名優・森繫久彌が作詞作曲したもので、『オホーツクの舟歌』は1963年(昭和38年)に森繁自身によってレコーディングされた。しかし、私は倍賞千恵子のものが大好きだ。彼女の歌声は日本語がこんなに美しいのかと思わせるものだ。森繁の作詞作曲も素晴らしいが、以前、倍賞の歌声を聴き感動して涙したことがある。(2024年3月2 . . . 本文を読む
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外国語と日本語と私

2025年02月09日 02時28分24秒 | 芸術・文化・教育
<2002年7月に書いた記事を、一部修正して復刻します。> 1) 日本人は外国語に弱いと言われる。それは特に、話し方(スピーキング)と聞き方(ヒアリング)においてと言われる。 私は自分の頭(センス)の悪さを棚に上げてそう述べているので、お許し願いたい。 例えば、英語については、中学1年から大学4年まで10年間も勉強したのに、一向に会話(カンバセーション)が上手にならない。日本人の中には勿論、英会 . . . 本文を読む
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愛の巣

2025年02月09日 02時24分42秒 | 詩、その他
ここは 君と僕との 愛の巣だよ3DKと 小さな家だけど 二人にとっては 広い巣だだけど 赤ちゃんが次々に生まれたら どうしよう 狭くなるかな でも 今は広い愛の巣だ 今は僕らにとって 充分な家だ 35年払いのローン それが何だと言うのだ 僕らには愛がある朝はいつも 君に見送られて 僕は家を出る仕事で どんなに遅く帰っても 君は待っていてくれる暖かい食事と 素敵な音楽が 僕らを満たしてくれるのだ . . . 本文を読む
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太宰治 VS 三島由紀夫(未完)

2025年02月09日 02時23分10秒 | 芸術・文化・教育
<昭和の人気作家・太宰治と三島由紀夫について、思いつくままに自由に論じていきたいと思う。ただし、私は文芸評論家でもないし、両氏の著作を全て詳しく読んだわけでもない。したがって、素人の論評ということでお許し願いたい。2021年9月12日> 最近、2年前の映画『人間失格・太宰治と3人の女たち』をDVDで見た。この中でけっこう面白かったのが、若い作家の三島由紀夫(高良健吾役)が太宰(小栗旬役)を激しく . . . 本文を読む
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<まとめ> かぐや姫物語

2025年02月09日 02時18分55秒 | 「かぐや姫物語」、「新・安珍と清姫」
過去の作品をまとめる必要が出てきたので、この場を借ります。ご了承ください。 月へ帰っていく“かぐや姫” http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/d266a10b35d3e5a9935ec572504fe899http://blog.goo.ne.jp/yajimatakehiro/e/7213aec67818d3273b7a24 . . . 本文を読む
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かぐや姫物語(6・最終回)

2025年02月09日 02時17分53秒 | 「かぐや姫物語」、「新・安珍と清姫」
 早朝に目が覚めると、藤吉はかぐや姫の膝の上に伏していました。先日も同様のことがあったのですが、さすがに藤吉はがばっと跳ね起きると、姫に向かって告げたのです。「姫様、今日は八月十五日です。こうしてはいられません! 全てのことが今日中に決まりますので、私はすぐに竹取の翁様のもとへ参ります」藤吉が息せき切ってこう述べると、かぐや姫が落ち着いた声で答えました。「藤吉殿、そうです。今日中に全ての . . . 本文を読む
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かぐや姫物語(5)

2025年02月09日 02時14分59秒 | 「かぐや姫物語」、「新・安珍と清姫」
 「な、なにをするのですか? はしたないことは止めてください!」 驚いた藤吉が叫びました。「“はしたない”って何のこと? 藤吉殿、私はあなたを愛しているのです。それがなぜ悪いのですか?」かぐや姫は今度は白い両手を回し、藤吉の首筋にからませました。姫の熱い吐息が顔にかかり、藤吉は緊張のあまり息も絶え絶えになりました。芳(かぐわ)しい香りが辺りに満ちてきます。 すると . . . 本文を読む
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かぐや姫物語(4)

2025年02月09日 02時13分40秒 | 「かぐや姫物語」、「新・安珍と清姫」
かぐや姫はこのように言うと、さらに激しくむせび泣きました。藤吉(とうきち)は心配でなりません。思わず姫の両手を取ると諌めるように言いました。「姫様、あの頃のことはもうおっしゃいますな。過ぎた昔の話ではないですか。それよりも、姫様が月に帰るとはただ事ではありません。翁様にも嫗(おうな)様にもおっしゃっているそうですが、聞き捨てならぬこと。一体、どうされたのですか?」「藤吉殿、あと1ヶ月もすれば私は月 . . . 本文を読む
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かぐや姫物語(3)

2025年02月09日 02時12分21秒 | 「かぐや姫物語」、「新・安珍と清姫」
かぐや姫が宮仕えを拒否したことで、帝(みかど)の姫への好奇心はますます高まりました。こうなったら、意地でも姫に会わねばなりません。帝の権威、面子から言ってもこのまま引き下がるわけにはいかないのです。帝はいろいろ考えました。そして、出た結論としては、狩の行幸をする振りをしてかぐや姫の館に立ち寄れないかというものでした。これならばごく自然に、大げさでなく姫に会えるかもしれません。さっそく、竹取の翁を呼 . . . 本文を読む
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かぐや姫物語(2)

2025年02月09日 02時11分00秒 | 「かぐや姫物語」、「新・安珍と清姫」
石作皇子(いしづくりのみこ)は仏の御石の鉢を求めて天竺・インドへ行くのは、あまりに馬鹿げていると考えました。天竺へ行っても、宝物が手に入るとは限りません。それに、莫大な費用がかかることも確かです。しかし、かぐや姫となんとか結婚したいので、当分の間 姿をくらまし、天竺へ行った振りをすることにしました。そして3年ほど経ったら、仏の御石の鉢に似せたそれらしい鉢を持ってこようと考えたのです。次に車持皇子( . . . 本文を読む
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かぐや姫物語(1)

2025年02月09日 02時09分29秒 | 「かぐや姫物語」、「新・安珍と清姫」
<空想、夢想、幻想、妄想の物語。 2013年4月30日スタート> むかしむかし、かぐや姫という美しいお姫様がいました。かぐや姫は竹取の翁(おきな)というお爺さんに見つけられ、その妻の嫗(おうな)の手元で健やかに育てられました。かぐや姫が見つかったいきさつは、以下のとおりです。竹取の翁は野山に入り竹を取っていましたが、ある日のこと、根元が光る竹を一本見つけました。不思議に思って近寄って見ると、竹の . . . 本文を読む
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