<以下の文を復刻します。>
日本で最も有名な詩が『雨ニモ負ケズ』だろう。これはもちろん宮沢賢治が書いたものだが、原文は漢字交じりのカタカナ書きである。作られたのは1931年・昭和6年とされる。賢治愛用の黒い手帳に記されていた。私はこの詩に人間の一つの原点を見る思いだ。ただし、私には「決して怒らず」などということはできない。不義や不正を見れば怒って当たり前だ。しかし、この詩は私を、いや人々を惹 . . . 本文を読む
<2006年7月27日に書いた記事ですが、原文のまま復刻しておきます>
1) 靖国神社への“A級戦犯合祀”問題で重大な事実が明らかになった。 過日、この問題について昭和天皇が「だから私はあれ(合祀)以来、参拝していない。それが私の心だ」と語っていたことが、日本中に伝わった。これは1988年(昭和63年)4月28日、当時の宮内庁長官であった故富田朝彦氏のメモ帳(日記)に . . . 本文を読む
<以下の文を一部修正して復刻します。>
コンプレックスにはいろいろ意味があるそうだが、俗に「劣等感」を指す場合が多い。どんな人でもいろいろなコンプレックスを抱いていると思うが、特に、身体的な要素が根強いのではないか。むろん、頭が悪いとか素性が劣るなどいろいろな要素があるが、身体的・肉体的特徴から劣等感を意識することが多い。特に“容貌”はその代表的なもので、男女を問わず気に . . . 本文を読む
<2016年1月に書いた以下の記事を、一部修正して復刻します。>
先日、大学箱根駅伝で青山学院(青学)が圧倒的強さで優勝したが、ふと青学出身の人をほとんど知らないないことに気がついた。知っているのは歌手のペギー葉山ぐらいだ。そう思っていたら、私がテレビ局時代にお世話になった先輩・Aさんのことを思い出した。青学出身の知り合いは彼1人だけだ。Aさんは30年以上も前に他界しているから、急に懐かしくなっ . . . 本文を読む
<2002年3月23日に書いた以下の文を復刻します。>
1) 思想家とは、単純に言って、“自分の思い”を持っている人である。 ということは、ほとんどの人が思想家ということになる。しかし、ほとんどの人が、自分自身を思想家とは思っていない。
それならば、何をもって「思想家」と言うのだろうか。 この定義は難しい。 物事を徹底的に突き詰めて考える人、まったく独自の考えを持って . . . 本文を読む
アメリカの歌で好きなものは幾つかあるが、一番ほのぼのとするのが『懐かしのヴァージニア』だ。もう40年ほど前になるが、仕事(G7・サミットの取材)でヴァージニア州のウィリアムズバーグへ行ったことを思い出す。そこはイギリス植民地時代の風情を保つとてものどかな所だった。『懐かしのヴァージニア』はそういう時代や場所を背景にして生まれたのだろう。日本では、以下の歌詞が最もポピュラーだと思うので載せておきたい . . . 本文を読む