<2007年5月17日に書いた以下の記事を復刻します>
1カ月ほど前、私はインターネットに接続するADSLを解約するという、とんでもないミスを犯してしまった。 発端は迷惑メールが跡を絶たないのでアドレスを変更したのだが、どこがどう“狂った”のか、勢い余ってADSLまで解約してしまったのだ。
機械(メカニズム)に極めて弱い私だが、これは致命的なミスである。 あわてて新 . . . 本文を読む
1956年(昭和31年)に作られた同名の映画『ここに幸あり』の主題歌で、作詞は高橋掬太郎、作曲は飯田三郎で、大津美子が歌った。発表されるやいなや、その美しいメロディーと歌声で大いにヒットした。当時 中学生だった私もこの曲のことをよく覚えている。結婚式の披露宴でもよく歌われたが、評判は国内にとどまらず海外にも広まった。特にハワイやブラジル、フィリピンなどでよく歌われ、大津美子はハワイ公演の時に、殺到 . . . 本文を読む
1984年のアメリカ映画。 天才作曲家のモーツァルトと、オーストリアの宮廷楽長・サリエリとの葛藤や対立を描いた作品だ。地位も人望もあるサリエリはモーツァルトの出現によって、その名声にだんだん陰りが生じてくる。彼はモーツァルトの天才ぶりを認めながらも、内心では嫉妬や敵意が増幅していく。そして、2人の関係に悲劇的な最後が訪れるのだ。映画のストーリーは別として、全編にモーツァルトの名曲がいくつも流れ、ク . . . 本文を読む
<この記事は、2005年12月20日に書いたものですが復刻します。>
1) 12月中旬にイタリアへ妻と一緒に観光ツアーに出かけた。南フランスのニースを経由して、ピサ、フィレンツェ、ローマなどを観光するコースで約70人の日本人が参加していた。 添乗したガイドさんは、ニースに入った時から“スリ”に気を付けてほしいと繰り返し言っていたが、結局、イタリアで複数の人がスリの被害に遭 . . . 本文を読む
江藤淳先生 あなたは 全共闘も三島由紀夫も切り捨てた全共闘を“革命ごっこ”と言い 三島由紀夫を“軍隊ごっこ”と呼んだたしかに そういう一面はあっただろうしかし それぞれが 真面目に真剣に 生きたと思う病気に苦しんで 首を吊った人も 恋に破れて 身投げした人も借金に悩んで 電車に飛び込んだ人も 女とともに 毒を飲んだ人もみんな 真剣に生きたのだ だから . . . 本文を読む
テレビ局に入った僕は よくアナウンス室へ遊びに行った それは 女子アナにきれいで頭の良い人が多いからだ その部屋はまるで“花園”のよう さも 用があるような振りをして 僕は同期の男子アナであるN君に話しかける そうしながら周りをうかがうと 美しい女子アナが何人もいた きれいだなと思っていると 僕の視線が運悪く アナウンス部長の目と遭った 彼は険しい顔つきをしている しま . . . 本文を読む
1959年のアメリカ映画『避暑地の出来事』のテーマ音楽。映画は恋愛、不倫、悲恋などのストーリーで大したことはない。しかし、テーマ音楽が実にのびやかで美しく、多くの人を魅了した。私もこの曲が大好きだ。作曲はマックス・スタイナーという映画音楽家で、『夏の日の恋』は1960年に全米で9週連続ヒットチャートの1位を飾ったという。まずはこの曲を聴いてみよう。
夏の日の恋(パーシー・フェイス) . . . 本文を読む
ふと、昔の歌を思い出した。 今から50年以上も前、いわゆる“1970年安保闘争”と言われた時期に、民放テレビの一記者として学生運動を取材していた私は、この歌を繰り返し耳にした。取材が終わって喫茶店などでくつろいでいる時、いつの間にか私はこの歌を口ずさんでいた。 今の若い人は、この歌を聴いたらどう思うだろうか・・・
作詞・岡林信康、鈴木孝雄 作曲・岡林信康
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<以下の文を一部修正して復刻します。>
第2次世界大戦で日本兵が最も多く“犠牲”になったのは、中国本土とばかりに私は思い込んでいた。ところが、それは間違いである。フィリピンだった。それを知ったのは数年前だったが、今回、レイテ島が台風の大被害に遭って思い出したのだ。ちなみに、レイテ島は日米両軍が死闘を繰り広げた所だが、先の大戦で日本兵は約50万人以上がフィリピンで亡くなった . . . 本文を読む
昭和天皇 終戦の詔書(昭和20年8月14日)
<現代語意訳文>
私(昭和天皇)は、深く世界情勢と日本国の現状とを考慮して、非常の措置によって事態を収拾しようと考えて、ここに、忠良なあなた方日本国民に訴える。私は、日本国政府に、アメリカ、イギリス、中国、ソ連に対し、その共同宣言(ポツダム宣言)を受諾する旨を通告させた。 日本国民の平和と安寧をはかり、世界との共栄を喜びとすることは、代々の天皇 . . . 本文を読む
日本の降伏のための定義および規約1945年7月26日、ポツダムにおける宣言
1. 我々、アメリカ合衆国大統領、中華民国主席とイギリス首相は、我々の数億の国民を代表して協議した結果、この戦争終結の機会を日本に与えることで意見が一致した。2. アメリカ、イギリス、そして中国の陸海空軍は、何度も陸軍、航空編隊の増強を受けて巨大になっており、日本に対して最後の一撃を加える体制が整っている。この軍事力は、 . . . 本文を読む
19世紀の中国は「清王朝」だったが、欧米諸国の侵略などを受けた末に、日本にも戦争で敗れ、対外的に苦しい立場に追い込まれた。 そこで、国内には外国勢力を駆逐しようという動きが強まり、その代表的な例が「義和団の乱」である。世紀末の1900年、義和団はついに北京に攻め上り、外国の公使館員や居留民を襲撃したため、イギリスなど8カ国は義和団掃討作戦を実施することになった。 その時の模様を描いたのが『北京の5 . . . 本文を読む
<瀬戸内寂聴さんは2021年11月9日に他界されました。享年99歳。この記事は2015年6月に書いたものです。>
先日、作家で文化勲章受章者、僧侶の瀬戸内寂聴さんが、新安保法案に反対し「反安部」の強い決意を表明して大きな話題となった。その模様を見て私も感銘し、彼女の小説『夏の終り』などを初めて読んだしだいである。93歳の瀬戸内さんが“反戦”にかける思いは強烈なもので、 . . . 本文を読む
戦後まもなく、最もよく歌われた曲が『異国の丘』だろう。昭和23年(1948年)にNHKの「のど自慢」でシベリアからの復員兵が歌ってから知れ渡ったが、はじめは誰が作詞・作曲したのか分からなかった。やがて、シベリアから帰還した吉田正が自身が作曲したと名乗り出た。作詞者も分かって多くの歌手が歌うようになり、同名の映画『異国の丘』も作られて国民的な曲になったのである。シベリアやモンゴル、北朝鮮などに抑留さ . . . 本文を読む
<以下の記事は2002年4月6日に書いたものです。一部修正>
山上の垂訓(C・H・ブロッホ作)
1) 私はクリスチャンではないので、キリスト教のことはよく知らない。 しかし、「山上の垂訓」といわれるイエス・キリストの言葉(教え)は知っている。 この言葉は、人類が発する言葉の中では、二度と現われることのない高貴なものであろう。 人類が滅亡するまでに、このような言葉は決して現われないだろう。そ . . . 本文を読む