(途中まで作成してそのまま忘れていたものの投稿しなおし。)
これはかなり前、2013年に那須の南西にある沼原から歩いた記録だ。この時もかなり紅葉を楽しむことができたので、ここに投稿しておく。
この日は加須に住む義兄といっしょだった。
写真でおわかりだと思うがかなり朝早くについたのに駐車場には車がいっぱいだった。
沼原湿原のわきを通ってまずは姥ケ原をめざす。秋の気配が濃くなった森を歩いて少しづつ高度をあげていった。
途中、標高1350m付近で日の出平への道を右に見送ってからしばらくは急な登りが続いた。
標高で100mほどあがると斜面を斜めに登るようになって楽になった。
森の道をしばらく歩くと目の前に尾根が立ちふさがってきた。それほど大きな尾根ではないので、その向こうに広がる景色に期待感が増してきた。
その30mほどの尾根の高まりを乗り越すと目の前に姥ケ原や茶臼岳、隠居倉などの峰々が見渡せた。予想したより広々とした空間だ。
分岐点があらわれた。まっすぐ行くと三斗小屋温泉にむかう。私は右手の姥ケ原へと登る道へと進む。
50mほども登ると目の前が開け、茶臼岳が目の前にせまってきた。そのすそ野は紅葉をまとって美しい。
広場のように広い部分があるが、これは湿原だったところのようだ。かなり乾燥してしまったのだろう。
そこから左手に姥が池への木道がわかれている。そしてすぐに小さな池が現れた。
ついさきほどのっこしてきた尾根の斜面は、ご覧のような感じ。北斜面なので生えている樹木の種類がことなっていて、雰囲気が全然違う。
姥ケ原の名がついたのはこの石像に由来するのかしら。
牛ヶ首への登りの途中から振り返ってみた姥ケ原。ぞくぞくと登ってきます。
牛ヶ首に到着。しかし、那須名物の強風にあおられてあまりゆっくり休憩できない。
写真をみると帽子をおさえている人が多い。
食事休憩はあとにして、すぐに南月山に続く尾根へとむかう。灌木が風をさえぎってくれる。
日当たりのいい尾根道になったせいか花を見つけた。マツムシソウだ。
風当たりが強いのだろう。潅木の葉もほとんど散ってしまっている。
見下ろすと沼原の調整池が見える。笹原の緑と葉を落とした樹木の白い木肌がいい感じだ。
笹原は逆光になると輝いている。紅葉の樹木とのコントラストがなかなかいい。
このあたりは風当たりがなかったので遅めの昼食休憩にした。
あとはゆっくりと下るだけだ。
振り返ってみて、このコースは変化に富んでいてなかなかいいコースだった。また誰かと歩いてみたい。やはり秋がいいのかな。