山頂の白砂で有名な山梨の日向山に行ってきた。
一度、土曜日に行こうとして渋滞にはまり断念したところ。
メンバーの飼っている老犬の散歩を終えてからなので、6時半と遅めの出発だ。
途中、談合坂で休憩して、尾白渓谷の駐車場に無事到着。10時に歩き始めた。
まずは竹宇駒ケ岳神社へ。
すでにこのあたりから花崗岩の丸っこい岩がある。
いやこの岩があるところに神社を祀ったということか。
もう一段上の林道にある矢立石の駐車場まで結構急な登り。
大部分は歩きやすいのだが、一部に手を使いたくなるようなところも。
でも、紅葉はまだまだ見ごろが続いていた。
炭焼きの石積みがあった。ここのほかにもあと2か所あった。
きもちのよい紅葉した落葉樹の森の道。
林道に出て駐車スペースのある地点まで舗装の道を歩く。途中で鳳凰山が見えた。地蔵岳のオベリスクらしい。
矢立石の駐車スペースにでた。神社にも立ち寄ったので1時間かかった。
ここまで車でくれば、ずいぶん楽のはずだ。
出発が遅かったのだから、ここまでくればよかったのかもしれない。
ここからあとも登山道は紅葉の森の中。
こんな黄色いカエデもあった。
やがて道がゆるやかになって、カラマツと笹になった。すっきりと伸びた幹と黄葉。気持ちがいい。
青空にカラマツが映える。
こんな風に少し下り気味の道になったあと右奥へとひと登りしたところが三角点。
有名な花崗岩の白砂の雁ヶ原はもう少し奥にあった。
白砂ビーチに出ると正面に八ヶ岳がドーンと見渡せる。
午後1時をまわってしまったが、まだ何組かの登山者がのんびり休んでいた。
黒く見えている稜線のピークは右から三つ頭、権現岳、編笠山。編笠山の左に飛び出しているのはたぶん阿弥陀岳。
主峰赤岳は権現岳にかさなってちらっと見えているようだ。
白砂とカラマツの黄葉。白砂に腰をおろしていても少しも寒くない。
でも砂に腰を下ろして足を投げ出していると、内転筋がつりそうになってくる。
途中から立ち上がってコーヒーを淹れ、その後少しあちこち歩いて写真を撮影した。
白砂のもとである花崗岩の岩たち。
その向こうに八ヶ岳。
こちらは甲斐駒ヶ岳のシルエット。
サントリーの白州工場の建物が見えた。
2時に下山を開始。三角点には帰りに立ち寄った。
午後の日が少し傾いてきて、紅葉がより美しさを増したように感じる。
3時40分、矢立石の林道に出た。われわれといっしょに下山した人は、すべてここまで車であがった人たちだった。
やはりここまで車で上がっておけば、山頂でかなりゆっくり過ごせたはずだ。
登りはきつく感じた道もくだりは歩きやすくてかなりペースを上げることができた。
4時20分、なんとか暗くなる前に駐車場に到着。
森が明るいので、この時間になっても心配なく歩くことができた。
山頂の白砂ビーチももちろんだが、途中の森も明るくてとても感じのよい山だった。
今度来るときには、矢立石まであがってゆっくりと過ごしてみたい。