毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

上天気の北奥武蔵、官ノ倉山(2024年12月14日)

2024-12-15 14:06:44 | 奥武蔵・秩父の山

和紙の里から官ノ倉山(11月13日)の投稿で書いた通り、12月14日が官ノ倉山ハイキングの本番だった。

でも師走の土曜日とあってかいろいろ予定が重なったりして今回は私を含め3人だけとなった。

でもこの日は上天気。少し風が冷たいが日差しは暖かで申し分ない。

 

今回のコースは、お手軽な官ノ倉山でも一番短いコースだ。

小川町駅からバスで安戸にむかい、そこから歩きはじめる。

この日も、小川町駅前の饅頭を仕入れた。ほかのメンバーはおにぎりも買った。

 

安戸で下車してさっそく山へとむかう。

小さな川の脇の舗装の道を歩く。

 

正面の2つのピークがそうだ。左が官ノ倉山、右の電柱と重なっているピークは石尊山だ。

 

あたりはかつての畑だったらしい広い草原が広がって、点々と家が建っている。

最近は、山里といっても建物は今風のきれいな建物になっている。

 

舗装の道に小さな案内標識で官ノ倉山の入り口が示してあった。

 

登り始めると最初はしばらく急な登りが続く。

でもすぐに傾斜がゆるくなり、しばらく水平な道が続く。

 

ふたたび登りなってしばらくすると右手から山道が合流し、そこには石碑がたっていた。

そこから300mほどゆるやかな登りの道をすすむ。

 

すると和紙の里から官ノ倉山(11月13日)の投稿でも書いておいた大きな石碑があった。

すでに3分の2は登ってきたようだ。

 

ここで計画通り、右手のルートに入り、官ノ倉山に寄らずに石尊山へとむかった。

急な登りはすぐに終わって、トラバース気味の道を石尊山へとむかう。

 

安戸からの道にはほかに歩いている人はいなかったが、官ノ倉山と石尊山をつなぐ尾根に出たら次々と人に出会った。

今日は土曜日なのでハイキングの人もおおぜいだ。

 

展望のよい石尊山に到着。

今日は北関東の榛名山、赤城山をはじめ日光の山々もよく見えていた。

 

これは上の写真より少し右より、赤城から日光の山々だ。

 

石尊山の石の祠や石塔。

 

次々に人が登ってきたので、3人そろって写真を撮ってもらった。

 

そこから来た道をもどって、こんどは官ノ倉山へ。

山頂には、大勢がいた。

40代らしい女性のグループが頭を寄せて相談していたが、その一人が私に道を聞いてきた。

東武竹沢から登ってきたらしいが、石尊山経由で小川町へ下るらしい。

ほかにも次々に人が登ってきたが、まだ時間が早いせいかちょっと休むとみなそのまま次へと歩いて行った。

私たちは急ぐことはないのでここで昼食休憩。といってもまだ11時だったけど。

おにぎりと駅前で買った饅頭、そして我が家でつくった干し柿をみんなで食べた。

最後にお湯を沸かしてコーヒーもサービス。

 

官ノ倉山からは、北関東の山々はもちろん、関東平野の向こう側に筑波山が見えた。

さらに今登ってきた石尊山の右にスカイツリーも見えていた。

でもこの日はカメラを忘れて携帯で撮っていたのでこのあたりから面倒になって撮っていない。

 

あとから登ってきた女性3人連れは景色も見ずに休憩しているのでよっぽど筑波山やスカイツリーが見えるとおしえてやりたくなったが年寄りのおせっかいになりそうなのでやめておいた。

 

帰りは予定通り峠から天王沼へくだり、東武竹沢駅へとむかった。

暖かな日ざしの山里を歩いて東武竹沢駅へ。

 

途中の庭にまだきれいに紅葉した大きなカエデの木があった。

 

この日は、ハイキングの会初参加の人もいて、超らくちんコースだったので埼玉には2時半には帰ることができた。

 

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桐生の街の裏山、吾妻山(2024年12月6日)

2024-12-12 15:34:07 | 日光・足利山地・那須・筑波とその周辺の山

桐生の街からすぐ西にある吾妻山に登ってみた。

この山は、このブログでも紹介した足利の両涯山足利の裏山天狗山と両崖山(2019年2月22日)のような町直結の裏山的存在で、実際多くの市民が散歩のように登っている。

ただ、桐生は足利と違って埼玉からのアプローチがよくない。

東武線を使って新桐生駅に向かうのが普通だろうが、新桐生駅は渡良瀬川の南にあり、かなり距離もある。

そこで、今回は東武線の足利市駅から両毛線の足利駅まで歩き、そこから両毛線で桐生駅に出てみた。

 

桐生の山には何年か前に一度来たことがある。

観音橋というところまでバスを使って、大形山に登り、稜線を歩いて吾妻山まで歩いて桐生の町へとくだった。

そのとき、午後から散歩がてら登ってくる人たちを見てうらやましく感じたものだ。

今日は吾妻山だけなので朝はゆっくりだ。

 

桐生駅は高架化されていて立派な駅舎だが、なにもないがらんどうのようなところだ。

売店らしいものも見当たらない。

とにかく駅を出て吾妻山のふもと水道山公園へとむかう。

目的の吾妻山はもう目の前に見えている。

 

ここは両毛電鉄の西桐生駅。

この手前にコンビニがあった。おにぎりと大福はここで買い込んだ。

 

水道山の斜面にかかると桐生の街が見下ろせるようになってきた。

そこには大川美術館があって松本竣介のコレクションがある。

 

大川美術館のわきを抜けてそのまま公園の中へと登っていった。

 

公園からはさらに広く桐生の街が見下ろせた。

水道山公園のてっぺんには寄らず公園の道を右にまわって公園の裏手にまわる。

 

そこが吾妻山への登山口だ。車道をまたぐ橋がかかっている。

すでに山に登り終えたらしい人がぽつりぽつりと下ってきた。

みなほとんど荷物を持たない身軽な格好だ。

今日は、私も登山の服装ではなく、リュックも持たずにショルダーバックで来ている。

 

橋をわたっていよいよ山道になるが、山道といってもしばらくは十分に幅のある道だ。

ただ足元は土ではなくなめらかな岩になる。

 

 

落葉樹林の明るい道を登っていくと一時的に杉林に入る。

その先でふたたび落葉樹林になるが、そのあたりから道が急になってきた。

吾妻山は町に接近している分、近づくと急傾斜の登りとなる。

急な登りにさしかかると早速直登の男坂と迂回の女坂の案内があった。

私は男だが、もちろん楽な女坂の道を選んだ。

 

急斜面をななめに登っていく。

 

しばらく歩くと大きな岩の上に出た。

トンビ岩という看板があった。

そこから真下に桐生の街が見渡せた。

このあたりから道は岩角を踏んでの急な登りが続く。

 

頂上稜線が近づいたころに、また男坂と女坂に分かれる。

ご丁寧に、第二男坂、第二女坂と名付けてある。

ここでも迷わず女坂を進む。

 

このあたり、岩が白っぽい。なんの岩だろうか。

 

ようやく頂上稜線らしい。

展望を期待したが、反対側にも葉を落とした雑木があってすっきりとは見えない。

 

稜線に沿って頂上をめざす。

もう急な登りはない。

 

標高481mの吾妻山山頂に到着。

 

桐生市街の方向が大きく開けていて大展望だ。日差しを浴びてあたたかい。

 

山頂のへり近くまで行って右手を見ると渡良瀬川が光っている。

そして奥には関東山地が霞んで見えていた。

右から左へと徐々に低くなる関東山地の左寄りのところにうっすらと富士山らしい三角形が見えていた。

 

今日は実にいい天気だ。

日差しのあたるベンチに腰を下ろして買ってきた大福とおにぎりを1個ずつ食べた。

 

帰りは同じ道をくだるので、あっけないほどだった。

公園近くの車道の橋を渡ってから、左手に分かれる別の道を下ってみた。

 

下りきったところが吾妻公園だった。

吾妻公園は水道山の北の谷間にある。

 

立派なカエデの木があって赤く紅葉していた。

 

長福寺という寺の脇に出て、そこから桐生の住宅地の中へと戻っていった。

反対側の斜面を登ると桐生ヶ丘公園と動物園があるようだ。

山と山にはさまれた谷間の住宅地だ。

そんな静かな住宅地を歩いて駅へとむかった。

帰ってから調べたら、東武線の新桐生駅には観光協会がレンタサイクルを置いていて、なんと無料だった。

今度来るときはこの無料のレンタサイクルを利用してみたい。

 

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袋田の滝と紅葉の月居山へ(2024年12月2日)

2024-12-03 19:25:17 | 茨城の山

前々から晩秋から初冬の茨城の山はいいらしいと聞いていたので、一度時期を選んで行ってみたいと思っていた。

いつもの山仲間に声をかけ、なんとか日程調整をして12月2日に袋田の滝のそばにある月居山(つきおれやま)に出かけた。

電車では時間がかかりすぎるのでマイカーで出かけたが、月曜日だからなのか外環道が渋滞し時間がかかってしまった。

 

6時にさいたま市を出発したのに、着いたのは9時20分。3時間20分もかかってしまった。

上の写真が月居山。右が月居城跡がある山頂だ。

 

無料駐車場から袋田の滝へと歩く。

正面に色づいた木々に包まれた生瀬富士。ここにも機会があったら登ってみたい。

 

同行者の一人は袋田の滝を見たことがないということなので、300円を払って鑑瀑台へ。

 

さすがに有名な滝だけに迫力があって美しい。

昔むかし、海底に堆積した砂岩の上を水が縞模様をつくって流れ下っている。

 

月居山へのルートは、写真のつり橋を対岸に渡ったところから鉄製の階段を登る。

 

9時57分、いよいよ地獄の階段登りスタートだ。

500段以上続くと書いてあった。

 

階段の途中から袋田の滝を見下ろす。

これは滝の上部にあたるはずだ。

 

途中で生瀬滝という案内があったので寄り道してみた。

袋田の滝より200mほど上流になる。

 

もとに戻って階段上りを続ける。

生瀬滝との分岐をすぎると石段の連続になった。

 

もちろんところどころ途切れて尾根歩きとなるものの次から次へと石段が現れ、結局月居山北峰(地元でなんと呼んでいるのか、現地にはなにも表示がないので私の命名)直下まで断続的に続いていた。

20段登っては一息入れるという具合に休み休み登った。

 

10時50分、北峰到着。

北峰はほんとうに狭いピークだ。でも展望は申し分ない。でも風景を撮り忘れた(涙)。

そこから一旦くだってお堂や鐘楼のある峠へと下る。

 

これが峠のすぐ上に建っている観音堂。

このあたりからカエデの赤い紅葉が増えてきた。

 

こちらは峠道のすぐわきに建つ鐘楼。

もちろんついてみた。

 

いよいよ月居山への登り。かなり急なところもあり、鎖やロープのところもあった。

その頭上にみごとな紅葉。

 

ついに月居山山頂に到着。戦国期の城跡だということでかなり広く開削されている。

その周囲、特に南側に大きなイロハカエデ(たぶん)が真っ赤に染めあがっていた。

いやぁ、これは期待以上だ。ネット情報では温暖化の影響で見ごろは11月下旬と書いてあったが、12月2日でもまだまだ見ごたえがあった。

分県登山ガイドには「山頂は樹木が大きくなり展望はきかない」としか紹介されていなかったが、調査の季節が違うとこんなにも印象が変わるものなのだ。

京都のお寺のような手が加えられ整えられたモミジと違って、のびのびとそして深く折り重なるような紅葉の森だ。

たくさんいるほかの登山者も思い思いに写真を撮ったり、のんびりと紅葉を見上げていた。

 

今日は、天気予報では久慈川沿いの北茨城は雲が多いという予報だったが、こちらは良い方向にはずれてくれて朝から晴天だった。

おかげで紅葉が美しく照り映えている。

写真を撮っていても切りがないほどだ。

 

ゆっくり50分ほど山頂で休んで下山開始。

下りは、昔からの峠道をくだった。

月居山の二つのピークの間の峠道は古くから重要な交通路だったらしい。

幕末の水戸天狗党の乱では、この峠で戦闘がおこなわれたといわれている。

 

その峠道の途中でもご覧のようなみごとなイロハモミジの大木が真っ赤に染めあがっていた。

 

峠道から古い車道に出た。これは新月居トンネルが開通するまでの国道461号線らしい。

今は使われていない。そこをしばらく歩く。

 

少しすると右手の斜面を登る山道へすすむ。

 

しばらく下ると出発点近くに戻ってきた。

そこからもう一度生瀬富士をススキを前景に撮影。

午後1時だった。

 

今回は、初めてだし、滝を上から見てみたいので袋田の滝の脇にある階段を利用した。

でもまた来る機会があったら、階段ではない別のルートからも登ってみたい。

そこなら今回参加しなかった仲間でも歩けそうだ。

次回は、新緑の頃がいいか、それともこのすばらしい紅葉を見に同じ時期にするか。悩ましい。

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高取山と仏果山(2020年12月27日)

2024-12-01 15:18:15 | 丹沢・道志の山

(手を加えての再投稿です)

2020年の納めの山歩きとして、妻と友人を誘って東丹沢の高取山と仏果山に行ってきた。この辺は電車やバスでは埼玉からのアプローチが悪く、行ったことがなかった。

車で行くとなると駐車場が問題だが、仏果山山麓には愛川ふれあい村という施設があって大きな駐車場がある。大体はここを起点に歩くようだが、なんと新型コロナの第3波拡大で12月12日から登山客の駐車はお断りとなってしまった。

しかたがないので、中津川の対岸にある県立あいかわ公園に駐車してそこから高取山、仏果山と周回することにした。ただし駐車料金は500円。

 

公園の中の遊歩道を歩いて風の丘に登ると目の前に宮ヶ瀬ダムが大きく見えてきた。なかなか大きなダムだ。

途中、芝生でサルが何頭かくつろいでいた。日差しが暖かだ。

 

 

ダムの堰堤を対岸に渡って、ダム見学用の駐車場の脇から登り始めた。入口は標識に気がつかないと通り過ぎてしまうような感じのところ。

 

このコースかなり急なのだ。丸木の横木で整備された道だが、最後にはロープに頼りたくなるほど。

 

急登をおえると展望が開けた。ここで小休止。このあとは歩きやすい尾根道になった。

 

尾根道は、一部にスギやヒノキの植林地があるが、大部分は自然林。

 

針葉樹と落葉樹がまざって生えている。日差しが漏れて気持ち良いコースだ。

しばらく歩くと送電線のための切り開きがあって2番目のビューポイント。宮ヶ瀬湖が見渡せる。

そこからふたたび尾根歩きとなります。

ゆるやかな歩きやすいところ、道が狭まって岩があるところ、木の段々が続くところとなかなか変化がある。

高取山はまだかなと思い始める頃ようやく大展望の高取山山頂についた。

 

山頂は東側が大きく開けた草の斜面になっているので、関東平野が一望。

まっ平らな平野のあちこちに高層ビルのかたまりが。一番右側のかたまりが横浜なのだろう。天気はいいのだが、ややかすんでいた。

展望台もあるが、ベンチからでも十分に楽しめる。

ベンチではそれぞれ登山者が休憩していた。ひとつだけ空いていたベンチに座って昼食だ。

我が家は作ってきたペンネナポリタンを温めて食べたが、今回も多すぎて残してお持ち帰りとなった。

ダムからの急登もあったので疲れたのではないかと心配していたが、みんな案外元気だ。予定通り仏果山へと向う。

いったん少しくだって、ふたたび登り返すが、西からゆるやかに回り込む感じなので思ったより楽に歩けた。

そしてこの尾根にはかなり立派なモミの木がたくさんあった。モミの木はこういう尾根が好きなんだろうと思う。

 

仏果山山頂は残念ながら林の中。石仏がかなりある。

しかし、展望台に登れば360度の展望。

 

今度は南が望めるので空気が澄んでいれば相模湾が見えるはずだが、この日は靄がかかってはっきりしなかった。

 

丹沢山も大山も逆光に霞んでいた。

 

ここから半原へと下るのだが、下り始めに修験道についての説明版があり、この仏果山、すぐとなりにある三峰山、そして南の大山にかけて修験道の修行の地域だったことが説明されていた。

 

仏果山からの下りは整備された道で歩きやすいが、ぐんぐん下り、木の段々も多くあり、あまり展望が開けない。

かなり下るとまた送電鉄塔があって切り開きになり半原や関東平野が望めた。

鉄塔下の一帯は木がきられているので、ススキの原になって見通しが良い。

いったん車道に飛び出すが、登山道はそれを横切って下へと続く。

二度目に車道が見えてきたら、車道には出ずに左に下って車道の下をくぐる舗装の道に出る。

そこからはひたすら舗装道路を歩いて国道412号にでて、その道を歩いてあいかわ公園の駐車場に戻りった。

愛川ひれあい村の駐車場が利用できるようになれば、最後がぐっと楽になると思われる。

そうなったら便利なのでまた来てみたいコースだった。

 

 

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