毎日が山のこと

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納めの山行は箱根の明神ヶ岳へ(2024年12月30日)

2024-12-31 20:02:48 | 富士・箱根・伊豆

2024年の納めの山行は、箱根の明神ヶ岳にした。娘といっしょだ。

早朝、新宿の小田急連絡通路前で合流し、6時50分発の小田原行きで出発。

箱根は埼玉から遠いし、観光地でもあるので山歩き目的で出かけたのは、昔、家族で金時山に行って以来だ。

 

小田急、箱根登山鉄道と乗り継いで、箱根湯本から桃源台行きのバスにのり、9:24、宮城野橋で降りた。

バス通りから登山口方向へ入ると正面にめざす明神ヶ岳が見えてきた。

 

建物のあいだを登っていくと道路わきに湧水があった。

 

バス停から15分で登山口に到着。

 

登山道とはいっても、しばらくは左側がずっと別荘地だ。

 

この道は紅葉したカエデの葉がたくさん落ちていた。11月下旬ころならかなりきれいなんだろう。

 

 

30分ほどで別荘地の最上部に到着。ここまでは車であがれるということだ。

 

別荘地をはなれ、沢をわたったところから本格的な登りとなった。

空は朝方より雲が広がってしまったので少々薄暗い感じ。

 

次第に溶岩らしい大きな岩があらわれ、歩きにくくなってきた。

木の根や岩角の少し大きな段差も増えてきたのでゆっくりペースで登る。

 

木々の間からは、向かい側にある神山と大涌谷の噴煙がみえてきた。

 

10時57分、明神ヶ岳と明星ヶ岳をむすぶ稜線の鞍部に到着。

あたりは背の高いハコネザサが密生していて、生け垣のようになっている。

 

 

でも稜線を歩いて行くとところどころススキの原があらわれ、展望が開ける。

 

正面には神山と強羅の街。

 

右手には湖尻の方向も見えた。

 

これは左手の方向、電波塔が立ち並ぶ駒ケ岳。

 

強羅の街をアップで。

 

ハコネザサの壁のあいだやススキの原と雰囲気を変えながらのぼり、あるきやすい稜線では灌木のトンネルになった。

 

山頂が近づくと道は一段と歩きやすくなった。

11時31分、矢佐芝分岐。

 

そこからすぐに最乗寺分岐。

 

山頂近し。

カルデラ側に崩壊によるえぐれた地形があらわれ、下に強羅の街がみえた。

箱根は比較的新しい山なので、地質がやわらかいところが多く、雨によって道も深くえぐられやすい。

 

11時44分、山頂到着。

低いススキと灌木が点在するが、東側を除いて北西から南東方向に大展望が広がっている。

山頂には5~6人が休んでいた。

 

これは2006年発行のヤマケイのガイドブックの写真。

 

こちらは私が撮った写真。

昔のガイドブックには、山頂に石の山名盤が写真に写っているが、今はない。

山頂の一部まで土のえぐれが進んできたためだろうか。

それにススキや灌木が増えた感じもする。

 

山頂標識で記念撮影。

 

あらためて神山と強羅の街。大涌谷の噴煙があがり、ロープウェ^の鉄塔もみえる。

 

こちらは金時山。残念ながらその向こうにあるはずの富士山は雲の中だ。

箱根の交通が少し頭にはいったので、金時山にも近いうちに再度登ってみようと思う。

 

娘が用意した豆とセットでコーヒーを入れる。

重い水とガスややかんは私の担当。

おにぎりを食べているとふと暖かさを感じたので見上げると上空の雲が切れて日が差し始めていた。

 

金時山のほうを見ると雲の間から富士山が姿をあらわし始めた。

少し粘ってみることにする。

 

その間に明神ヶ岳の山頂の北西側をのぞいてみた。

ここもカルデラ側の山体がかなりえぐれている。

 

かなり見えるようになってきた。

宮城野からのバスは本数が多いので時間を気にせずもう少しねばる。

 

山頂だけはなかなか顔を出さないのであきらめて帰り始めたが、下り始めのところで振り返るとギリギリのところで剣が峰が顔をだしていた。

やあよかったよかった。

これで心置きなく帰路につける。

 

日が差し始めたので灌木のトンネルも明るくなっている。

ただ、足元の霜解けによるぬかるみで斜面が滑り、靴が泥んこになってしまった。

 

帰りの道で、はるか東に伊豆大島が見えていることに気が付いた。

そういえば、山頂からも駿河湾らしき水平線が見えていた。

冬の山はやはり展望がかかせないポイントだね。

 

さて帰りのバスは観光客でかなり混んでいた。

そして湯本が近づくと道路渋滞になり少し時間がかかってしまった。

宮城野のバス停で待っているとき御殿場から強羅経由で天悠行のバスが通ったので、観光シーズンはそれで強羅から電車にするほうが確実だった。

でも箱根登山も小田急も座れたのだが、終点新宿までのあいだに尻が痛くなってしまった。

 

 

 

 

 

 

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